2019年09月28日
つくば駅で、地酒立ち飲みバー
つくば駅で、地酒立ち飲みバー
やっと出来た! という思いがあります。
つくば駅に 『地酒立ち飲みバー』。
大学や国の研究機関も多く、国際会議等で、国内外から訪問者が多いつくば。
そして、関東屈指の地酒どころ、茨城。
とくれば、気軽に一杯ひっかけられる 『地酒立ち飲みバー』が駅に欲しかった。
そして、やっと生まれた『地酒立ち飲みバー』

このチラシを市内にある交流センターの一つ(交流センターというのが、また良いですね♪)でゲット。
その存在を知りました。
ということで、早速行ってきました。

カウンターでお酒を選ぶ。
ここは当然、飲み比べセット♪

カウンターの脇に、さりげなく酒米のサンプルも。
さすがです。

小さい立ち飲みテーブル5つほど。
混むと飲む場所なさそうですが、この日は幸い何でもない平日夜。
それでも、既に先客がおられ、なんとか1テーブルにありつけました。
おつまみも、食材王国 茨城ならでは。
個人的には、『たこかま』 と 『白魚佃煮のペッパーがけ』が気に入りました♪

オープンの日は先着200名様に、笠間焼のお猪口がもらえたそうですが、さすがにこの日は終わってしまってました。
が! やはりオープン記念で、一人1杯ずつ、『日乃出鶴 本醸造』のサービスが。

お店の皆さんの、明るく爽やかな雰囲気も、素敵でした。

この日は 純米酒飲み比べセット(1セット3種類)を、全部違う組み合わせて4セット。
二人で飲みましたが、良い気持ちで酔って、帰宅しました。
飲んだお酒が、こんな風に分かるようにしてくれるのも、嬉しいサービスです。
県南ではなかなか飲めない、県央、県北の地酒が味わえるのも嬉しい!
特に県外から来られた方には、茨城の酒と旨いものを 気軽に味わって、帰路について頂けそう\( ˆoˆ )/
茨城国体に合わせてオープンしたのかもしれませんが、是非、恒久的に続いて欲しいです
『地酒立ち飲みバー』!
やっと出来た! という思いがあります。
つくば駅に 『地酒立ち飲みバー』。
大学や国の研究機関も多く、国際会議等で、国内外から訪問者が多いつくば。
そして、関東屈指の地酒どころ、茨城。
とくれば、気軽に一杯ひっかけられる 『地酒立ち飲みバー』が駅に欲しかった。
そして、やっと生まれた『地酒立ち飲みバー』


このチラシを市内にある交流センターの一つ(交流センターというのが、また良いですね♪)でゲット。
その存在を知りました。
ということで、早速行ってきました。

カウンターでお酒を選ぶ。
ここは当然、飲み比べセット♪


カウンターの脇に、さりげなく酒米のサンプルも。
さすがです。

小さい立ち飲みテーブル5つほど。
混むと飲む場所なさそうですが、この日は幸い何でもない平日夜。
それでも、既に先客がおられ、なんとか1テーブルにありつけました。
おつまみも、食材王国 茨城ならでは。
個人的には、『たこかま』 と 『白魚佃煮のペッパーがけ』が気に入りました♪

オープンの日は先着200名様に、笠間焼のお猪口がもらえたそうですが、さすがにこの日は終わってしまってました。
が! やはりオープン記念で、一人1杯ずつ、『日乃出鶴 本醸造』のサービスが。

お店の皆さんの、明るく爽やかな雰囲気も、素敵でした。

この日は 純米酒飲み比べセット(1セット3種類)を、全部違う組み合わせて4セット。
二人で飲みましたが、良い気持ちで酔って、帰宅しました。
飲んだお酒が、こんな風に分かるようにしてくれるのも、嬉しいサービスです。
県南ではなかなか飲めない、県央、県北の地酒が味わえるのも嬉しい!
特に県外から来られた方には、茨城の酒と旨いものを 気軽に味わって、帰路について頂けそう\( ˆoˆ )/
茨城国体に合わせてオープンしたのかもしれませんが、是非、恒久的に続いて欲しいです
『地酒立ち飲みバー』!
2019年06月05日
山形 鶴岡駄菓子
山形 鶴岡駄菓子
鶴岡駄菓子という伝統のお菓子があります。
文献1によると、三百年の歴史があるそうで、中に玩具の入った『からから煎餅』や、『きつねめん』という きつねの顔をかたどったお菓子などがあるそうです。
今回は購入していませんが、『きつねめん』については、『おきつねはん』とも呼ばれて、江戸時代 天保11年に起きた『天保義民』に由来した縁起菓子だとのことで、歴史が息づいたお菓子で、これもとても興味深い!
詳細: 山形県鶴岡市観光連盟ホームページ 『おきつねはん』

これは、『からから煎餅』
文献1に掲載されているメーカーさんとは違うメーカーさん製造。
調べるといくつかのメーカーが鶴岡駄菓子を作られているようですね。

巨大なフォーチュンクッキーという感じで、小麦煎餅の四角い生地の4つの角を中に折り曲げて焼いたクッキー。
中に和紙に包まれて、小さなおもちゃが入っています。

私が購入したものは、スリッパの飾り?のおもちゃ。
スリッパというのがちょっと珍しいですね
。
手作り感たっぷり♪
こういうお菓子は、1つ1つ手作業で作られるので、大変手間がかかると思います。
だから「駄菓子」といっても、結構高価(私が買ったものは、1個180円前後でした)。
でも、マニアにはたまらないかもしれません
。
フランスの伝統菓子 1月6日の現祭の日に食べられるガレットデロワ。
このお菓子にも小さな陶器製のおもちゃが入りますが、世界的にコレクターがいるそう。
この鶴岡駄菓子のおもちゃにも、コレクターがいそうですね
。
さて、こちらは現代風の「駄菓子」といいますか、庶民的なお菓子。

・オランダせんべい
いわゆる薄焼きの塩せんべいもしくはサラダせんべいです。
「オランダ」は国の名前でなく、山形弁の「自分のもの」→「おらのだ」→「オランダ」だそう。

原料のお米は、庄内産のお米100%とのこと。
そのせいか、一般のうす焼きサラダせんべいよりも、味自体がよくて、また塩加減もちょうど良くて、美味しかったです。

・しょうゆの実せんべい
こちらは創作菓子になるかもしれません。
山形のあつみ温泉の酒屋さんで購入。
「しょうゆの実」とはいわゆる「もろみ醤油」とのことで、山形では、ご飯に乗せたり、納豆に乗せたりして頂くそうです。
それを固焼きクッキー生地に混ぜて作ったとのこと。
炒った玄米も入っていて、香ばしくて後を引く美味しさでした
。

写真上は、伝統食材『しょうゆの実』。
伝統の食材を使った創作お菓子って良いですね
**********************************************
【参考文献】
1. 『おいしい祈りのかたち 縁起菓子 祝い菓子』 文・亀井千歩子 写真・宮野正喜 淡交社
鶴岡駄菓子という伝統のお菓子があります。
文献1によると、三百年の歴史があるそうで、中に玩具の入った『からから煎餅』や、『きつねめん』という きつねの顔をかたどったお菓子などがあるそうです。
今回は購入していませんが、『きつねめん』については、『おきつねはん』とも呼ばれて、江戸時代 天保11年に起きた『天保義民』に由来した縁起菓子だとのことで、歴史が息づいたお菓子で、これもとても興味深い!
詳細: 山形県鶴岡市観光連盟ホームページ 『おきつねはん』

これは、『からから煎餅』
文献1に掲載されているメーカーさんとは違うメーカーさん製造。
調べるといくつかのメーカーが鶴岡駄菓子を作られているようですね。

巨大なフォーチュンクッキーという感じで、小麦煎餅の四角い生地の4つの角を中に折り曲げて焼いたクッキー。
中に和紙に包まれて、小さなおもちゃが入っています。

私が購入したものは、スリッパの飾り?のおもちゃ。
スリッパというのがちょっと珍しいですね

手作り感たっぷり♪
こういうお菓子は、1つ1つ手作業で作られるので、大変手間がかかると思います。
だから「駄菓子」といっても、結構高価(私が買ったものは、1個180円前後でした)。
でも、マニアにはたまらないかもしれません

フランスの伝統菓子 1月6日の現祭の日に食べられるガレットデロワ。
このお菓子にも小さな陶器製のおもちゃが入りますが、世界的にコレクターがいるそう。
この鶴岡駄菓子のおもちゃにも、コレクターがいそうですね

さて、こちらは現代風の「駄菓子」といいますか、庶民的なお菓子。

・オランダせんべい
いわゆる薄焼きの塩せんべいもしくはサラダせんべいです。
「オランダ」は国の名前でなく、山形弁の「自分のもの」→「おらのだ」→「オランダ」だそう。

原料のお米は、庄内産のお米100%とのこと。
そのせいか、一般のうす焼きサラダせんべいよりも、味自体がよくて、また塩加減もちょうど良くて、美味しかったです。

・しょうゆの実せんべい
こちらは創作菓子になるかもしれません。
山形のあつみ温泉の酒屋さんで購入。
「しょうゆの実」とはいわゆる「もろみ醤油」とのことで、山形では、ご飯に乗せたり、納豆に乗せたりして頂くそうです。
それを固焼きクッキー生地に混ぜて作ったとのこと。
炒った玄米も入っていて、香ばしくて後を引く美味しさでした


写真上は、伝統食材『しょうゆの実』。
伝統の食材を使った創作お菓子って良いですね

**********************************************
【参考文献】
1. 『おいしい祈りのかたち 縁起菓子 祝い菓子』 文・亀井千歩子 写真・宮野正喜 淡交社
2019年03月07日
たまごの形のお菓子いろいろ11
たまごの形のお菓子いろいろ11
お土産に頂いたり、旅行をして見つけた国内のたまご型のお菓子を細々と報告するシリーズ。
今までの記事
たまごの形のお菓子いろいろ
続・たまごの形のお菓子いろいろ
続続・たまごの形のお菓子いろいろ
続続続・たまごの形のお菓子いろいろ
続々々々・たまごの形のお菓子いろいろ
たまごの形のお菓子いろいろ6
たまごの形のお菓子いろいろ7
たまごの形のお菓子いろいろ8
たまごの形のお菓子いろいろ9
たまごの形のお菓子いろいろ10
さて、私の子供の頃、祝い事などで、箱に入った紅白の丸くて柔らかくてちょっと甘いお餅(すあま)が配られることがよくありました。
その紅白の丸いすあまは、『鳥の子餅』、『鶴の子餅』と呼ばれていると、最近知りました。
中に餡は入っていませんが、『鳥の子餅』、『鶴の子餅』の名のとおり、これは、卵の形のお菓子です。
しかも伝統菓子!
ところで、『すあま』は、日本全国で食べられているのではなく、関東、東北などの東日本が中心的に食べられてきたとも、最近知りました。
『すあま』、全国区でなかった!
(そうすると、『好物が “すあま”』という某キャラクターは、東日本の人以外には好物の意味が分からないってこと??)
ということで、今回は、東日本の伝統菓子、『鳥の子餅』、『鶴の子餅』についてです。
鳥の子餅 鶴の子餅
文献1、2によると、祝い事に食べられる、丸みを帯びた形の紅白のすあまは、その形とおめでたい意味の両方から、『鳥の子餅』もしくは『鶴の子餅』と呼ばれているそうです。
ところで、『鳥の子餅』と『鶴の子餅』の定義が、調べれば調べるほど錯綜していて
、
専門家・研究家が書いた書籍でも
① 『鳥の子餅=鶴の子餅』で、卵の形のような丸みを帯びた形に整えられた、紅白のすあま。(文献1)
② 『鶴の子餅』のみの紹介。『鳥の子餅』については言及なし。(文献2)
③ 『鳥の子餅』と『鶴の子餅』は違う。材料と作り方の違いか?(文献3)
となり、インターネット上では、
④ 自身のホームページを持つ和菓子店で、『鳥の子餅』もしくは『鶴の子餅』を取り扱っている店では、
・『鳥の子餅』だけ、または『鶴の子餅』だけの名称を使っている(一番多い)。
・『鳥の子餅』=『鶴の子餅』
・『鳥の子餅』と『鶴の子餅』は材料や製法が違う。
が混在。
⑤ その他、Wikipediaの『すあま』や、日本大百科全書(ニッポニカ)、三省堂 大辞林などを見ると、
・上新粉に砂糖を加えて蒸して作られたお餅(すあま)を卵型に成形したのが、『鶴の子餅』
・上新粉の代わりに餅米を使ったものが『鳥の子餅』
・・・のように、正直いって、業界でも『鳥の子餅』と『鶴の子餅』の定義が決まっていないようです。
しかし、
・形が丸い(卵型のような楕円形、もしくは雫のような形)
・紅白1つずつ、セット。
・甘くて柔らかいお餅
であることは共通認識として間違いないでしょう。

さて、こちらは、秋田の『つるのこ餅』。
秋葉原駅構内『のもの』で売られているのを発見。
紅白個別に売られていまして、今回は白い方を購入しました。
原材料はうるち米と砂糖のみ。
『うるち米』ということは、多分、上新粉(うるち米が原料)を使っているのでしょうね。
ということで、卵の形の『すあま』です。

甘くて柔らかいお餅。
そして、なめらかな舌触り
。
中には餡などは入っていなくて、お餅だけです。

【追記】 2019年3月18日
先日、紅白で つるのこ餅 を購入したので、
その紅白の餅のツーショット写真です。
やはり紅白で並ぶと、おめでたい感じで良いですね
なお、味はどちらも同じです(^^)
この、東日本中心にある伝統菓子の『鳥の子餅』・『鶴の子餅』によって、
私の持論 『たまごの形のお菓子伝播仮説』は、
『“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く、西日本、特に九州北部と瀬戸内海西部を中心にマシュマロタイプが多い』
はちょっと揺るいできたか・・・(※)
ただ、『鳥の子餅』『鶴の子餅』は、中に餡が入っている『饅頭』タイプとは違うので、微妙ではありますが(笑)、持論はまだ大丈夫そうな気もしています・・・大げさですね(^m^)
でも面白いですよね!
このシリーズ、また『たまごの形のお菓子』が手に入ったら、続きます(^^)v。
→ たまごの形のお菓子いろいろ12
(※)
今回参照した文献2に、神奈川県小田原の『コケコー』という名物のお菓子が紹介されていました。
これが、どうも、マシュマロに黄身餡が包まれたタイプのお菓子のようで、上記の私の持論は覆された
と思いました
。
是非食べたくて調べたら、なんと『コケコー』を作られていた松坂屋本店さんは、昨年2018年6月に閉店されたと知りました・・・残念
覆された方が嬉しかった(銘菓があった方が嬉しい)のですが、閉店されたとのことで、もう食べられない銘菓です
。
・・・とうことで、私の持論は、とりあえず続いています。覆される日を夢見て。
***************************************************************************
【参考文献】
1. 『事典 和菓子の世界 増補改訂版』 中山圭子 著 岩波書店
2. 『おいしい祈りのかたち 縁起菓子 祝い菓子』 亀井千歩子 著、 宮野正喜 写真 淡交社
3. 『先人の和と技 和菓子の由来』 櫻井美孝 著 文芸社
お土産に頂いたり、旅行をして見つけた国内のたまご型のお菓子を細々と報告するシリーズ。
今までの記事










さて、私の子供の頃、祝い事などで、箱に入った紅白の丸くて柔らかくてちょっと甘いお餅(すあま)が配られることがよくありました。
その紅白の丸いすあまは、『鳥の子餅』、『鶴の子餅』と呼ばれていると、最近知りました。
中に餡は入っていませんが、『鳥の子餅』、『鶴の子餅』の名のとおり、これは、卵の形のお菓子です。
しかも伝統菓子!
ところで、『すあま』は、日本全国で食べられているのではなく、関東、東北などの東日本が中心的に食べられてきたとも、最近知りました。
『すあま』、全国区でなかった!
(そうすると、『好物が “すあま”』という某キャラクターは、東日本の人以外には好物の意味が分からないってこと??)
ということで、今回は、東日本の伝統菓子、『鳥の子餅』、『鶴の子餅』についてです。
鳥の子餅 鶴の子餅
文献1、2によると、祝い事に食べられる、丸みを帯びた形の紅白のすあまは、その形とおめでたい意味の両方から、『鳥の子餅』もしくは『鶴の子餅』と呼ばれているそうです。
ところで、『鳥の子餅』と『鶴の子餅』の定義が、調べれば調べるほど錯綜していて

専門家・研究家が書いた書籍でも
① 『鳥の子餅=鶴の子餅』で、卵の形のような丸みを帯びた形に整えられた、紅白のすあま。(文献1)
② 『鶴の子餅』のみの紹介。『鳥の子餅』については言及なし。(文献2)
③ 『鳥の子餅』と『鶴の子餅』は違う。材料と作り方の違いか?(文献3)
となり、インターネット上では、
④ 自身のホームページを持つ和菓子店で、『鳥の子餅』もしくは『鶴の子餅』を取り扱っている店では、
・『鳥の子餅』だけ、または『鶴の子餅』だけの名称を使っている(一番多い)。
・『鳥の子餅』=『鶴の子餅』
・『鳥の子餅』と『鶴の子餅』は材料や製法が違う。
が混在。
⑤ その他、Wikipediaの『すあま』や、日本大百科全書(ニッポニカ)、三省堂 大辞林などを見ると、
・上新粉に砂糖を加えて蒸して作られたお餅(すあま)を卵型に成形したのが、『鶴の子餅』
・上新粉の代わりに餅米を使ったものが『鳥の子餅』
・・・のように、正直いって、業界でも『鳥の子餅』と『鶴の子餅』の定義が決まっていないようです。
しかし、
・形が丸い(卵型のような楕円形、もしくは雫のような形)
・紅白1つずつ、セット。
・甘くて柔らかいお餅
であることは共通認識として間違いないでしょう。

さて、こちらは、秋田の『つるのこ餅』。
秋葉原駅構内『のもの』で売られているのを発見。
紅白個別に売られていまして、今回は白い方を購入しました。
原材料はうるち米と砂糖のみ。
『うるち米』ということは、多分、上新粉(うるち米が原料)を使っているのでしょうね。
ということで、卵の形の『すあま』です。

甘くて柔らかいお餅。
そして、なめらかな舌触り

中には餡などは入っていなくて、お餅だけです。

【追記】 2019年3月18日
先日、紅白で つるのこ餅 を購入したので、
その紅白の餅のツーショット写真です。
やはり紅白で並ぶと、おめでたい感じで良いですね

なお、味はどちらも同じです(^^)
この、東日本中心にある伝統菓子の『鳥の子餅』・『鶴の子餅』によって、
私の持論 『たまごの形のお菓子伝播仮説』は、
『“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く、西日本、特に九州北部と瀬戸内海西部を中心にマシュマロタイプが多い』
はちょっと揺るいできたか・・・(※)
ただ、『鳥の子餅』『鶴の子餅』は、中に餡が入っている『饅頭』タイプとは違うので、微妙ではありますが(笑)、持論はまだ大丈夫そうな気もしています・・・大げさですね(^m^)
でも面白いですよね!
このシリーズ、また『たまごの形のお菓子』が手に入ったら、続きます(^^)v。
→ たまごの形のお菓子いろいろ12
(※)
今回参照した文献2に、神奈川県小田原の『コケコー』という名物のお菓子が紹介されていました。
これが、どうも、マシュマロに黄身餡が包まれたタイプのお菓子のようで、上記の私の持論は覆された


是非食べたくて調べたら、なんと『コケコー』を作られていた松坂屋本店さんは、昨年2018年6月に閉店されたと知りました・・・残念

覆された方が嬉しかった(銘菓があった方が嬉しい)のですが、閉店されたとのことで、もう食べられない銘菓です

・・・とうことで、私の持論は、とりあえず続いています。覆される日を夢見て。
***************************************************************************
【参考文献】
1. 『事典 和菓子の世界 増補改訂版』 中山圭子 著 岩波書店
2. 『おいしい祈りのかたち 縁起菓子 祝い菓子』 亀井千歩子 著、 宮野正喜 写真 淡交社
3. 『先人の和と技 和菓子の由来』 櫻井美孝 著 文芸社
2019年01月31日
たまごの形のお菓子いろいろ10
たまごの形のお菓子いろいろ10
お土産に頂いたり、旅行をして見つけた国内のたまご型のお菓子を細々と報告するシリーズ。
今までの記事
たまごの形のお菓子いろいろ
続・たまごの形のお菓子いろいろ
続続・たまごの形のお菓子いろいろ
続続続・たまごの形のお菓子いろいろ
続々々々・たまごの形のお菓子いろいろ
たまごの形のお菓子いろいろ6
たまごの形のお菓子いろいろ7
たまごの形のお菓子いろいろ8
たまごの形のお菓子いろいろ9
その中で私は、持論 『たまごの形のお菓子伝播仮説』で、
『“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く、西日本、特に九州北部と瀬戸内海西部を中心にマシュマロタイプが多い』
と、勝手に唱えています(^m^)。
さて、昔からの箱根の大涌谷の名物に、『黒玉子』というものがあります。
大涌谷に湧く熱湯の温泉で茹でた茹で卵で、温泉に含まれる鉄分が殻に付着し、温泉と一緒に発生している硫化水素と反応するため、卵の殻が真っ黒になるそうで、その色ゆえに『黒玉子』と命名されています。
大涌谷でしか販売されていないもので、玉子の殻をむいて食べる台ががあり、買った人たちはそこで各自、殻をむいて、塩などつけて食べます。
黒いのは殻だけで、剥くと普通に真っ白なゆで卵が出てきて、そのコントラストも面白い♪

写真は2003年撮影。
現在はちょっと違うかもしれませんが、基本的には変わらないと思います。
私は神奈川県出身なので、学校の遠足(小学校、中学校、高校だったか)で箱根に行った時に、バスガイドさんが
『大涌谷の黒玉子は、“1つ食べると、7年寿命が延び、2つ食べると更に7年寿命が延び、3つ食べると、喉に詰まると言われています』
と話していて、最後のオチで笑いと取る…みたいな話を毎回聞いた記憶があります。
(個人的感想としては、固ゆで卵なので、2つ食べると既に胸がいっぱい・・・)

2003年当時、黒玉子が売られていた小屋。
当時は6個で500円だったのですね。
現在は様子については、大涌谷くろたまご館のHP(http://www.owakudani.com/) をご覧下さい。

さて、『たまごの形のお菓子』シリーズ、今回は、この箱根大涌谷名物『黒玉子』をモチーフにして作られたお菓子『箱根黒たまご』
です。
やっぱり、ありましたね!
このお菓子は箱根大涌谷以外でも購入できます。
私は、東名高速のSAで購入。

やっぱり、チョココーティング!
カット断面は、黄身に該当する部分が四角形『□』なのは、ご愛敬でしょうか
。
製造は不明。販売は、静岡県の熱海市の業者さん。
箱根は神奈川県ですが、熱海は箱根のすぐ近くなので、問題ないかと。
さて以前、当ブログで、同様の『黒たまご』と銘打ったお菓子を紹介しました。
→ たまごの形のお菓子いろいろ7
上記のページで紹介した、群馬の八ッ場ダムの道の駅『八ツ場ふるさと館』で購入した『八ツ場ダム 黒たまご』
見た目は同じで、卵ケースに入ったパッケージも同じで、チョココーティングなところも同じです。
しかし、こちらの『箱根 黒たまご』の方が、生地もしっとりしていて、黄身(四角ですが)にあたる部分のあんも美味しく感じました。
製造場所は(群馬の八ツ場のものと同様)不明ですが、まあ関東か静岡近くなのだろうと思います。
で、やはり、私の仮説
『“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く・・・』
は、ここでも立証されたかなと♪
このシリーズ、また『たまごの形のお菓子』が手に入ったら、続きます。
→ たまごの形のお菓子いろいろ11
お土産に頂いたり、旅行をして見つけた国内のたまご型のお菓子を細々と報告するシリーズ。
今までの記事









その中で私は、持論 『たまごの形のお菓子伝播仮説』で、
『“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く、西日本、特に九州北部と瀬戸内海西部を中心にマシュマロタイプが多い』
と、勝手に唱えています(^m^)。
さて、昔からの箱根の大涌谷の名物に、『黒玉子』というものがあります。
大涌谷に湧く熱湯の温泉で茹でた茹で卵で、温泉に含まれる鉄分が殻に付着し、温泉と一緒に発生している硫化水素と反応するため、卵の殻が真っ黒になるそうで、その色ゆえに『黒玉子』と命名されています。
大涌谷でしか販売されていないもので、玉子の殻をむいて食べる台ががあり、買った人たちはそこで各自、殻をむいて、塩などつけて食べます。
黒いのは殻だけで、剥くと普通に真っ白なゆで卵が出てきて、そのコントラストも面白い♪

写真は2003年撮影。
現在はちょっと違うかもしれませんが、基本的には変わらないと思います。
私は神奈川県出身なので、学校の遠足(小学校、中学校、高校だったか)で箱根に行った時に、バスガイドさんが
『大涌谷の黒玉子は、“1つ食べると、7年寿命が延び、2つ食べると更に7年寿命が延び、3つ食べると、喉に詰まると言われています』
と話していて、最後のオチで笑いと取る…みたいな話を毎回聞いた記憶があります。
(個人的感想としては、固ゆで卵なので、2つ食べると既に胸がいっぱい・・・)
2003年当時、黒玉子が売られていた小屋。
当時は6個で500円だったのですね。
現在は様子については、大涌谷くろたまご館のHP(http://www.owakudani.com/) をご覧下さい。

さて、『たまごの形のお菓子』シリーズ、今回は、この箱根大涌谷名物『黒玉子』をモチーフにして作られたお菓子『箱根黒たまご』
です。
やっぱり、ありましたね!
このお菓子は箱根大涌谷以外でも購入できます。
私は、東名高速のSAで購入。

やっぱり、チョココーティング!
カット断面は、黄身に該当する部分が四角形『□』なのは、ご愛敬でしょうか

製造は不明。販売は、静岡県の熱海市の業者さん。
箱根は神奈川県ですが、熱海は箱根のすぐ近くなので、問題ないかと。
さて以前、当ブログで、同様の『黒たまご』と銘打ったお菓子を紹介しました。
→ たまごの形のお菓子いろいろ7
上記のページで紹介した、群馬の八ッ場ダムの道の駅『八ツ場ふるさと館』で購入した『八ツ場ダム 黒たまご』
見た目は同じで、卵ケースに入ったパッケージも同じで、チョココーティングなところも同じです。
しかし、こちらの『箱根 黒たまご』の方が、生地もしっとりしていて、黄身(四角ですが)にあたる部分のあんも美味しく感じました。
製造場所は(群馬の八ツ場のものと同様)不明ですが、まあ関東か静岡近くなのだろうと思います。
で、やはり、私の仮説
『“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く・・・』
は、ここでも立証されたかなと♪
このシリーズ、また『たまごの形のお菓子』が手に入ったら、続きます。
→ たまごの形のお菓子いろいろ11
2019年01月20日
あんこ入り丸餅のお雑煮
あんこ入り丸餅のお雑煮
お雑煮は各地によって地方色があると聞きます。
まずは、お餅の形で、東日本は角型、西日本は丸型が多いそうです。
そして、おつゆは、東日本では醤油ベースで、西日本は味噌ベースが多いそう。
(その味噌もさらに、地域によって、白みそ、麦みそ、などに分かれて、かなり味わいが違いそうです)
さらに、お雑煮に入れる具がまた地域の特性がはっきり。
「お雑煮」と言っても、かなり味わいが異なるのが面白ですね。
お正月の食べることもあり、自分が馴染んできた味こそが「お雑煮」だという人が多いのでしょう
。
かく言う私は、生まれも育ちも南関東で、現在も茨城在住なので、
お雑煮は関東風(醤油ベース、角餅、具は鶏肉、ほうれん草、かまぼこが少しずつ)です。

そんな折、東京の新橋駅近くにある、香川県・愛媛県の合同アンテナショップで、見つけました!
香川のお雑煮は、甘い小豆餡が入っている丸餅を入れると聞いたことがありますが、そのお雑煮が作れる、セット
。
丸餅に小豆餡が入っていて、白みそベースのお汁の元。
これは、関東のお雑煮で育った私(そしてうちの家族)には、斬新
・・・いえ、新鮮です!
袋の裏の説明によると、
『本品は、上質の伊吹いりこと 地元の芳醇な讃岐白みそをふんだんに使い 讃岐の味に仕上げた濃縮だしです』
とのこと。
袋の裏に記載の作り方に沿って作ってみました。
具は『大根、人参、油揚げなどお好みで』となっていましたので、冷蔵庫のあったニンジンと、茹でて冷凍保存していた大根の葉を使いました。

お汁を作っている間に、小豆餡入り丸餅をオーブントースターでこんがり焼いておきます。
写真は、焼いた小豆餡入り丸餅をお椀に入れてみたもの。

その間に、付属の味噌ペーストを熱湯に溶かして、火を通したニンジンと大根の葉を加えました。
(多分、本式では、出汁で野菜を煮て、そこに味噌を溶かすのだと思います)
アツアツのお汁にお餅を入れて出来上がり。
白みそがとてもマイルド。
そして小豆餡のお餅と合う!
甘い小豆餡入りのお餅のお雑煮!? というとびっくりしますが、これは美味しい!
逆にこれに食べ慣れていると、関東風のお雑煮がちょっと物足りないと感じるかもしれませんね。
同じ『お雑煮』でも、別の料理と思っても過言ではないです。
各地の郷土料理、やはり奥が深いです!

さてこのお雑煮づくりセット、おまけがすごい。
このあんこ入り丸餅のお雑煮が食べられている 香川県観音寺市にある宝くじ販売所(観音寺チャンスセンター)のLOTO7では史上最高賞金8億円の1等当たりクジが2口も出た!とのこと。
このお雑煮セットには、当たりが出たら、そこで売られるLOTO6クジ1万円分が入っていて、はずれでも全員もれなくもらえる、本物の古銭(寛永通宝)。
どちらも、琴弾八幡宮のお祓い済みだとか♪
琴弾八幡宮の云われは、袋に入っていたしおりによると、
大宝3年(703年)の嵐の夜に、僧が黄金に輝く舟で琴を弾く者を見つけ、八幡大明神を名乗るので、驚いた僧は、その黄金に輝く舟と琴を山の上に引き上げ、社殿を作って琴弾八幡と名付けて祀った・・・という言い伝えが伝わっているとのこと。

LOTOクジははずれましたが、本物の寛永通宝はゲット!
なぜ『寛永通宝』か? というのは、同じくしおりによると、
『寛永10(1633)年に丸亀藩主を迎えるため、地元民が一晩で海岸に「寛永通宝」と掘った巨大な砂絵(東西122メートル、南北90メートル、周囲346メートル)がある。それを見た人は健康で長生きでき、お金にも一生不自由しないという言い伝えがある。』
とのこと。
なるほど!

お正月から楽しくなれる、郷土料理づくりセットでした
しかも、地元の現代の金運スポット関連と、古くからの言い伝えも歴史的な話も盛り込んだ、手軽に作れる郷土料理セットってすごく良い企画だなあ!と思いました
全国各地にこんな郷土料理セットがあると、楽しそうです
。
お雑煮は各地によって地方色があると聞きます。
まずは、お餅の形で、東日本は角型、西日本は丸型が多いそうです。
そして、おつゆは、東日本では醤油ベースで、西日本は味噌ベースが多いそう。
(その味噌もさらに、地域によって、白みそ、麦みそ、などに分かれて、かなり味わいが違いそうです)
さらに、お雑煮に入れる具がまた地域の特性がはっきり。
「お雑煮」と言っても、かなり味わいが異なるのが面白ですね。
お正月の食べることもあり、自分が馴染んできた味こそが「お雑煮」だという人が多いのでしょう

かく言う私は、生まれも育ちも南関東で、現在も茨城在住なので、
お雑煮は関東風(醤油ベース、角餅、具は鶏肉、ほうれん草、かまぼこが少しずつ)です。

そんな折、東京の新橋駅近くにある、香川県・愛媛県の合同アンテナショップで、見つけました!
香川のお雑煮は、甘い小豆餡が入っている丸餅を入れると聞いたことがありますが、そのお雑煮が作れる、セット

丸餅に小豆餡が入っていて、白みそベースのお汁の元。
これは、関東のお雑煮で育った私(そしてうちの家族)には、斬新

袋の裏の説明によると、
『本品は、上質の伊吹いりこと 地元の芳醇な讃岐白みそをふんだんに使い 讃岐の味に仕上げた濃縮だしです』
とのこと。
袋の裏に記載の作り方に沿って作ってみました。
具は『大根、人参、油揚げなどお好みで』となっていましたので、冷蔵庫のあったニンジンと、茹でて冷凍保存していた大根の葉を使いました。

お汁を作っている間に、小豆餡入り丸餅をオーブントースターでこんがり焼いておきます。
写真は、焼いた小豆餡入り丸餅をお椀に入れてみたもの。

その間に、付属の味噌ペーストを熱湯に溶かして、火を通したニンジンと大根の葉を加えました。
(多分、本式では、出汁で野菜を煮て、そこに味噌を溶かすのだと思います)
アツアツのお汁にお餅を入れて出来上がり。
白みそがとてもマイルド。
そして小豆餡のお餅と合う!

甘い小豆餡入りのお餅のお雑煮!? というとびっくりしますが、これは美味しい!

逆にこれに食べ慣れていると、関東風のお雑煮がちょっと物足りないと感じるかもしれませんね。
同じ『お雑煮』でも、別の料理と思っても過言ではないです。
各地の郷土料理、やはり奥が深いです!

さてこのお雑煮づくりセット、おまけがすごい。
このあんこ入り丸餅のお雑煮が食べられている 香川県観音寺市にある宝くじ販売所(観音寺チャンスセンター)のLOTO7では史上最高賞金8億円の1等当たりクジが2口も出た!とのこと。
このお雑煮セットには、当たりが出たら、そこで売られるLOTO6クジ1万円分が入っていて、はずれでも全員もれなくもらえる、本物の古銭(寛永通宝)。
どちらも、琴弾八幡宮のお祓い済みだとか♪
琴弾八幡宮の云われは、袋に入っていたしおりによると、
大宝3年(703年)の嵐の夜に、僧が黄金に輝く舟で琴を弾く者を見つけ、八幡大明神を名乗るので、驚いた僧は、その黄金に輝く舟と琴を山の上に引き上げ、社殿を作って琴弾八幡と名付けて祀った・・・という言い伝えが伝わっているとのこと。

LOTOクジははずれましたが、本物の寛永通宝はゲット!

なぜ『寛永通宝』か? というのは、同じくしおりによると、
『寛永10(1633)年に丸亀藩主を迎えるため、地元民が一晩で海岸に「寛永通宝」と掘った巨大な砂絵(東西122メートル、南北90メートル、周囲346メートル)がある。それを見た人は健康で長生きでき、お金にも一生不自由しないという言い伝えがある。』
とのこと。
なるほど!

お正月から楽しくなれる、郷土料理づくりセットでした

しかも、地元の現代の金運スポット関連と、古くからの言い伝えも歴史的な話も盛り込んだ、手軽に作れる郷土料理セットってすごく良い企画だなあ!と思いました

全国各地にこんな郷土料理セットがあると、楽しそうです
