2024年05月05日
取手で江戸を味わう ~ 長禅寺三世堂・取手宿本陣・大師弁当などなど
取手で江戸を味わう~長禅寺三世堂・取手宿本陣 ・大師弁当などなど
報告が遅れました
が、先日4/18(木)、取手の長禅寺三世堂が4年ぶりに一般公開とのことで、行ってきました
。
午前中早い時間に行きましたが、既に見学の人で大賑わい
。
なんといっても、コロナ禍以来、4年ぶりの一般公開、しかも年一回の公開ですから。

八重桜が満開で、華やか
。
三世堂は、いわゆる 『さざえ堂』 と呼ばれる建造物です。
『さざえ堂』 は江戸時代に流行った建築とのことで、上り階段と下り階段が重ならないように設計されたもので、
現在では国内に5つしか残っていないとのこと
。
福島県会津若松の『さざえ堂』が有名ですが、ここ取手にも残っているのが、この長禅寺境内の三世堂。
以前、やはり一般公開の時に見学したことがありますが、2回目となると、また見方、感じ方も違ってきますね。
(というか、私が年を重ねたせいかもですが^^;)。

入り口で、三世堂についての説明資料を頂きました
。
お堂の中の通路に、坂東三十三観音、秩父三十四観音、西国三十三観音のそれぞれの小さな御像が安置されていて、通路に沿ってぐるぐると巡って参拝しながら上の階まで上がります。
3階最上階の御像を巡った後は、今度は上ってきた階段と別の階段で降りながら参拝し、また1階に戻って来ます。
以前来た時は、建物の構造にばかり興味がいきましたが、今回は、観音像の一つ一つの造形に見入りました。
どれもとても繊細で綺麗な御像で、時間があればじっくり拝見し参拝したいところでしたが、とにかく4年ぶりでたった年に1日だけの一般公開で押すな押すなの大混雑
。
じっくり参拝もままならなかったのが残念でした
。
しかし、こちらを一周すると、坂東・秩父・西国の各観音様(全部で百観音)を巡って参拝したことになる
わけで、考えてみると大変ありがたいお堂です。

窓からの絶景。
八重桜のピンクと新緑の明るい緑のコントラストは、この季節ならでは(^O^)。
建築構造の妙や、窓の外の景色(利根川を望む絶景)も楽しめて、特に昔は、旅もままならない庶民にとっては、とてもありがたい仏教ワールドの、ある意味テーマパーク(テーマハウス?)なんだと感じます
。

参拝後は、甘茶サービスもありました。
実は甘茶は初めて頂きました。
甘茶美味しい♪
三世堂の中の1階の正面には、小さな仏陀像(誕生仏というそうです)に甘茶を注ぐところ(花御堂というそうです)があり、私も注がさせて頂きました。
甘茶サービスで頂いた甘茶と同じなのかもなぁと、ありがたく頂きました。

さて、取手宿本陣 染谷家住宅 も同日公開とのことで、こちらも見学しました。
内部の入り口土間には、説明パネルも充実して、取手の歴史も含め分かりやすい展示。

こちらも2回目の見学なのですが、以前(かなり以前)来た時よりも説明のパネルや、室内要所の説明張り紙が増えて、
見ていて「そーなんだ!」と、改めて学ぶことが多くて、大変興味深く見学しました。

そして! お昼ご飯は、江戸時代から続く老舗蕎麦店の伊勢利さん。
どうしてもこちらで、名物の 『大師弁当』 を頂きたくて。
ゆっくり時が流れる、レトロな店内で待つことしばし。

そして、念願の大師弁当が
アド街ック天国や雑誌等で紹介されている大師弁当。
まずビジュアルが良い
達磨の形の二段の丸いおひつに、上の段は、野菜の揚げたて天ぷらと甘く煮つけた煮物のおかずにご飯。
そして下の段には具だくさんのお蕎麦。お餅まで乗ってます!
ボリュームたっぷり。

細い麺のお蕎麦も、麺のおつゆも、おかずの煮物も、遠い昔に食べたような懐かしい味。
揚げたて天ぷらが、アツアツでサクサクと、食感にメリハリを付けてくれるのも良き哉
ばっちり完食しました(^^)v

写真手前は、やはり江戸時代から続く酒造所の田中酒造店さん、
そして写真奥は、明治元年創業の新六本店さん。
田中酒造店さんの店先に置かれた 防火用水 の桶が、往時の雰囲気を感じさせてくれます。
奈良漬で有名な新六本店さんで、お漬物も購入。
また地酒『君萬代』で有名な田中酒造店さんの醸造のお酒は、『純米酒 陸前浜街道 取手宿』の看板に惹かれ、その近くの藤澤商店さんで購入。
(お漬け物とお酒の写真は、このページの最後で♪)

最後に、取手八坂神社にお詣り。
こじんまりした静かな境内ですが、お社の見事な彫刻も含め、利根川の水上交通が栄えていた江戸時代の頃の雰囲気を残しています。

個人的には、取手八坂神社の入り口の、まるで小さな富士塚を思わせるような岩山と、そのてっぺんに安置された二体の狛犬が、気になっています。
ここは利根川の岸辺にあり、天気が良いときは富士山も見えるかと思います。
なので江戸時代、富士信仰もあって、こちらも、富士塚も意識されて作られたのではないかという気がするのですが、どうなんでしょう?
詳しい方、ご教示頂けると幸いです。
この日は午後から仕事だったので、ゆっくり出来ませんでしたが、もし時間があったら、
取手八坂神社の先にある、小堀(おおほり)の渡し でプチ船旅もおすすめです
。
小堀(おおほり)の渡しについては、以前書いた記事もありますので、良かったら♪
→ 利根川の『小堀の渡し』に乗ってみた
食、見学、船旅…取手は、トータルでコンパクトに江戸を楽しめる、貴重な場所 だと思います
【おまけ】

地酒とお漬け物で一杯♪
奈良漬で有名な新六本店さんの『しその実入りきざみ』(きざみ奈良漬)と、
取手の酒造所 田中酒造店さん醸造、藤澤商店さん販売の、『陸前浜街道 取手宿』
です。
報告が遅れました


午前中早い時間に行きましたが、既に見学の人で大賑わい

なんといっても、コロナ禍以来、4年ぶりの一般公開、しかも年一回の公開ですから。

八重桜が満開で、華やか

三世堂は、いわゆる 『さざえ堂』 と呼ばれる建造物です。
『さざえ堂』 は江戸時代に流行った建築とのことで、上り階段と下り階段が重ならないように設計されたもので、
現在では国内に5つしか残っていないとのこと

福島県会津若松の『さざえ堂』が有名ですが、ここ取手にも残っているのが、この長禅寺境内の三世堂。
以前、やはり一般公開の時に見学したことがありますが、2回目となると、また見方、感じ方も違ってきますね。
(というか、私が年を重ねたせいかもですが^^;)。

入り口で、三世堂についての説明資料を頂きました

お堂の中の通路に、坂東三十三観音、秩父三十四観音、西国三十三観音のそれぞれの小さな御像が安置されていて、通路に沿ってぐるぐると巡って参拝しながら上の階まで上がります。
3階最上階の御像を巡った後は、今度は上ってきた階段と別の階段で降りながら参拝し、また1階に戻って来ます。
以前来た時は、建物の構造にばかり興味がいきましたが、今回は、観音像の一つ一つの造形に見入りました。
どれもとても繊細で綺麗な御像で、時間があればじっくり拝見し参拝したいところでしたが、とにかく4年ぶりでたった年に1日だけの一般公開で押すな押すなの大混雑

じっくり参拝もままならなかったのが残念でした

しかし、こちらを一周すると、坂東・秩父・西国の各観音様(全部で百観音)を巡って参拝したことになる


窓からの絶景。
八重桜のピンクと新緑の明るい緑のコントラストは、この季節ならでは(^O^)。
建築構造の妙や、窓の外の景色(利根川を望む絶景)も楽しめて、特に昔は、旅もままならない庶民にとっては、とてもありがたい仏教ワールドの、ある意味テーマパーク(テーマハウス?)なんだと感じます

参拝後は、甘茶サービスもありました。
実は甘茶は初めて頂きました。
甘茶美味しい♪
三世堂の中の1階の正面には、小さな仏陀像(誕生仏というそうです)に甘茶を注ぐところ(花御堂というそうです)があり、私も注がさせて頂きました。
甘茶サービスで頂いた甘茶と同じなのかもなぁと、ありがたく頂きました。

さて、取手宿本陣 染谷家住宅 も同日公開とのことで、こちらも見学しました。
内部の入り口土間には、説明パネルも充実して、取手の歴史も含め分かりやすい展示。

こちらも2回目の見学なのですが、以前(かなり以前)来た時よりも説明のパネルや、室内要所の説明張り紙が増えて、
見ていて「そーなんだ!」と、改めて学ぶことが多くて、大変興味深く見学しました。

そして! お昼ご飯は、江戸時代から続く老舗蕎麦店の伊勢利さん。
どうしてもこちらで、名物の 『大師弁当』 を頂きたくて。
ゆっくり時が流れる、レトロな店内で待つことしばし。
そして、念願の大師弁当が

アド街ック天国や雑誌等で紹介されている大師弁当。
まずビジュアルが良い

達磨の形の二段の丸いおひつに、上の段は、野菜の揚げたて天ぷらと甘く煮つけた煮物のおかずにご飯。
そして下の段には具だくさんのお蕎麦。お餅まで乗ってます!
ボリュームたっぷり。

細い麺のお蕎麦も、麺のおつゆも、おかずの煮物も、遠い昔に食べたような懐かしい味。
揚げたて天ぷらが、アツアツでサクサクと、食感にメリハリを付けてくれるのも良き哉

ばっちり完食しました(^^)v


写真手前は、やはり江戸時代から続く酒造所の田中酒造店さん、
そして写真奥は、明治元年創業の新六本店さん。
田中酒造店さんの店先に置かれた 防火用水 の桶が、往時の雰囲気を感じさせてくれます。
奈良漬で有名な新六本店さんで、お漬物も購入。
また地酒『君萬代』で有名な田中酒造店さんの醸造のお酒は、『純米酒 陸前浜街道 取手宿』の看板に惹かれ、その近くの藤澤商店さんで購入。
(お漬け物とお酒の写真は、このページの最後で♪)

最後に、取手八坂神社にお詣り。
こじんまりした静かな境内ですが、お社の見事な彫刻も含め、利根川の水上交通が栄えていた江戸時代の頃の雰囲気を残しています。

個人的には、取手八坂神社の入り口の、まるで小さな富士塚を思わせるような岩山と、そのてっぺんに安置された二体の狛犬が、気になっています。
ここは利根川の岸辺にあり、天気が良いときは富士山も見えるかと思います。
なので江戸時代、富士信仰もあって、こちらも、富士塚も意識されて作られたのではないかという気がするのですが、どうなんでしょう?
詳しい方、ご教示頂けると幸いです。
この日は午後から仕事だったので、ゆっくり出来ませんでしたが、もし時間があったら、
取手八坂神社の先にある、小堀(おおほり)の渡し でプチ船旅もおすすめです

小堀(おおほり)の渡しについては、以前書いた記事もありますので、良かったら♪

食、見学、船旅…取手は、トータルでコンパクトに江戸を楽しめる、貴重な場所 だと思います

【おまけ】

地酒とお漬け物で一杯♪
奈良漬で有名な新六本店さんの『しその実入りきざみ』(きざみ奈良漬)と、
取手の酒造所 田中酒造店さん醸造、藤澤商店さん販売の、『陸前浜街道 取手宿』
です。
この記事へのコメント
お久しぶりです。
長禅寺の毎年4/18のさざえ堂公開、なかなか都合が付かなかったのですが秋に行った時に偶然ラッキーにも特別公開期間で見学出来ました。2015年11月です。
長禅寺の毎年4/18のさざえ堂公開、なかなか都合が付かなかったのですが秋に行った時に偶然ラッキーにも特別公開期間で見学出来ました。2015年11月です。
Posted by stk at 2024年05月06日 13:10
stkさま コメントありがとうございます! stkさまも行かれたことがあるのですね。私も10年数年ぶりに長善寺三世堂に参拝出来ました。八重桜の季節も素晴らしかったので、来年春の公開の時、ご都合良かったら是非行かれると良いです(^^)。
Posted by かるだ もん
at 2024年05月07日 08:08

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