2010年01月15日
ネパールの渡辺謙!? 1泊2日ホームステイ!(2)
ネパールの渡辺謙!? JICA筑波研修員の方の1泊2日ホームステイ!(2)
(初出:2010年1月15日 22時40分)
前回までのお話 → ネパールの渡辺謙!? 1泊2日ホームステイ!(1)
さて、翌日1/10(日) 「千葉県立房総のむら」 へ一緒に行きました。
娘が高校の宿題がたくさんあって行くのが難しいとのことだったので、私と連れ合いとプリスヴィさんの、大人3人で行ってきました。
この「千葉県立房総のむら」は、成田市に近い印旛郡栄町にある、保存建築物を集めた体験型野外博物館なのですが、ここがとても素晴らしい!
江戸時代の房総地域の町の建物、武家の家、豪農の家(どれも本物)を移築して保存しており、江戸時代の村や町の様子を再現しながら、体験プログラムや催しが行われています。
大人も子供も大変楽しめますし、勉強になります!
※茨城でも同じように、建物や伝統文化、民俗の保存と、体験・学習を兼ねた博物館を作れば良いのにと、行く度に思います。 (つくばみらいの「ワープステーション江戸」が、本来はそれに近かったのかもしれませんが、博物館ではないですし)
千葉県は、博物館の運営や、伝統文化・民俗の保存に、とても力を入れている気がします。
生で見ると、改めて迫力
この日とてもラッキーなことに、穏やかな晴天の下、数々の新春の催しが行われておりました。
「どんど焼き」があったり、 「出初式」では保存会の方の驚異の技が間近に見られ、「むら」の道を「ちんどん屋」の方が演奏しながら歩き、どこからか太鼓の音も聞こえ・・・。にぎやかです 。
常設の体験コーナーも充実。うちは、こちらの「甲冑試着」と「茶の湯入門」が、もともとの目的でした。
まずは、「茶の湯入門」。 昨年9月から日本にいるプリスヴィさんですが、日本の茶の湯は未体験とのことで、先生のお手前を凝視し、お作法ひとつひとつ真剣に取り組んでいました。
私も連れ合いも茶道の教養がないので、こちらに来る度に学んでおります(汗)。
この茶の湯に、非常に興味を持ったとのことで、「もっと学びたい」とのことでした。
さて、次に「甲冑試着」。会場の武家屋敷に行き、プリスヴィさんが甲冑を着付け係の方に着せてもらうと・・・。
着付けの方の「カッコいい~
」という声とともに、縁側に甲冑姿で現れると、周りのギャラリー(全員、知らない方)から、どよめきと、黄色い歓声が
。
さすが、ネパールの渡辺謙! 甲冑姿がめちゃくちゃ 似合っています。
「写真一緒に撮っても良いですか?」 「私も撮っていいですか?」 と、ちょっとした写真撮影会となっておりました。 「ありがとうございます~」と私がお礼言われたりして
、ちょっとマネージャー気分!?
連れ合いが 「サムライは、にっこり笑っちゃあいけない。やっぱりシリアスな顔にしないと」と演技指導するので、プリスヴィさん、写真撮られる度に、シリアスな顔を作っています。
農家の建物(豪農なので非常に大きい)では、「ネパールの大きな農家の庭や建物の配置と非常に似ている」と言っていました。
また、「家の外にある小さな祠は何か?」という質問から、家の北東にあるので、鬼門を守る祠ではないかという話になり、ネパールでも同様な風水の考えがあるそうです。やはり歴史的にも風習的にも、日本もネパールも中国文化圏なんですね。
どんど焼きでお餅を焼いて食べたり、 「町」の商家で伝統の技の展示物を見たりした後、つくばに帰りました。
【唐辛子】
初日、家に着いてお茶を飲んでいると、「あれはチリ(唐辛子)ですか?」と、気になる様子。
視線の先は、台所に置いているカゴの唐辛子。秋に近所の農家に頂いた大量の唐辛子で、なかなか使い切らず半分オブジェ化していたものです。
「TBIC(JICA筑波)の食事は、いろんな国の人に向けてのものなので、あまり辛くなくて・・・」とおっしゃるので、差し上げました。
唐辛子の味にもいろいろあり、辛い料理の国では、唐辛子の味にもこだわりがあるようです。
近くの農家の方、いろんな種類の唐辛子をJICA筑波や筑波大など、外国人が多い場所の近くで売ったら、需要ある と思いますよ。 トウガラシだけでなく新鮮なハーブとか野菜も需要ありそう です。
【ネパールの柿は渋柿?】
初日の夕食後、柿を出しました(← 実家の父が皮をむいて冷凍保存したもの)。 ネパールでも柿はあるそうですが、渋柿ばかりで甘い柿はないそう です。
特に販売していないので、自分で木に登ってもいだ柿を、アルコールにつけておいて、かなり柔らかくなった状態のものを食べるそうです。
「日本では渋柿はないのか? お店で売っているのは本当に甘い柿ばかりなのか?」と驚いていました。
日本では、ネパールと同様、渋柿は焼酎に漬けたり、あと、皮を向いて天日干しにして干し柿にすると話したら、ネパールでは干し柿はないそう です。 「肉なら干すんですけどね。」とのことでした。
【じゃがいものアチャール】
私は一つだけネパール料理の作り方を知っていて、それは「じゃがいものアチャール」というものです。好きな味なので時々作っているんですが、なんせ本場のネパール料理を知らないので本当の味かどうかわかりませんでした。
で今回、せっかくネパールの方が滞在するので、ご指導頂こうと、1日目に夕方軽食代わりに作って見て食べてもらいました。
「タマネギを入れるのが一般的です。あと「○○」(名前を失念)という小さな豆を入れるのも一般的です。コリアンダーの葉もよく入れます 。」
「ゴマはちゃんとローストしましたか? きちんとローストしないと香りが出ない」
「ゴマのすり方が足りない。もっとすって」
「チリ(唐辛子)の量が足りないですね。(なかったのでハバネロのパウダーを加えると)・・・これは辛いだけで味が違います。別のチリでないと・・・」
「塩味はOK。レモン味もOK。 カルダモン、コリアンダー(実)はもっと入れて」
・・・いっぱい、ダメ出しされました
。
「おいしいかったですよ」とは言ってくれましたが、これは気を使ってのよう。
お国からスパイスを持ってきていて、今度、本場のじゃがいものアチャールと、モモ(ネパールの水餃子)を作って下さるそうで、楽しみ 。
レシピがわかりましたら、「家庭で堪能!おいしいつくば、茨城」のシリーズでお知らせしたいと思っています。
今年の9月までつくばにいらっしゃるとのことなので Keep in Touch ! していく約束をしました。楽しみです。
掲載当時頂いた* コメント
千葉の常総のむらに昨年5月5日に一人で行きました。成田山で写真を沢山撮り、一人で鰻を食べました。その後観光案内所でバス乗り場を聞いて小雨の中、常総の村に行きました。
子供の日で甲冑を子供達が着て親御さんが写真を撮っていました。ネパールの渡辺謙さんの晴れ姿を見たかったです。映画『沈まぬ太陽』を13日水曜日に見に行きました。渡辺謙さんとても良かったです。エンドロールで拍手したい位でした。
じゃがいものアチャールとモモのレシピ待ってます。
ネパールの渡辺謙さんへよろしくお伝えください。
石岡にも風土記の丘があります。こちらも良いと思います。
by ポップコーン at 1月16日 21時54分
日本の渡辺謙さん=新潟県魚沼市出身=が「第4回安吾賞」に決まりました。米映画に出演するなど海外でも活躍する渡辺さんは「雪に埋もれる生活の中で強い気持ちをはぐくんでもらった」と古里に感謝するとともに「世界のどこにでもコシヒカリを持っていく。越後人でもあることを忘れようにも忘れられない暮らしをしている」と挨拶をされておられました。
安吾賞は、新潟市出身の作家・坂口安吾のような反骨心、挑戦者魂のある人や団体を新潟市が表彰する制度です。
by ペンペン草 at 1月20日 19時48分
ポップコーンさま
「沈まぬ太陽」という映画、やっているんですね。知りませんでした。私も観に行きたいです。
あと、石岡風土記の丘。だいぶ昔、子供が小さい時行ったことがあるのですが、最近行ってないです~。結構いろいろ催しやっているようですよね。今度行ってみます!ありがとうございます!
ペンペン草さま
コメント ありがとうございます。渡辺謙さん、魚沼市出身なんですか。第4回安吾賞受賞なんて、素晴らしいです。あの眼力ある目(*^^*)といい、力強い演技といい、新潟で育まれたんですね!
by かるだもん at 1月20日 20時12分
(初出:2010年1月15日 22時40分)
前回までのお話 → ネパールの渡辺謙!? 1泊2日ホームステイ!(1)
さて、翌日1/10(日) 「千葉県立房総のむら」 へ一緒に行きました。
娘が高校の宿題がたくさんあって行くのが難しいとのことだったので、私と連れ合いとプリスヴィさんの、大人3人で行ってきました。
この「千葉県立房総のむら」は、成田市に近い印旛郡栄町にある、保存建築物を集めた体験型野外博物館なのですが、ここがとても素晴らしい!
江戸時代の房総地域の町の建物、武家の家、豪農の家(どれも本物)を移築して保存しており、江戸時代の村や町の様子を再現しながら、体験プログラムや催しが行われています。
大人も子供も大変楽しめますし、勉強になります!
※茨城でも同じように、建物や伝統文化、民俗の保存と、体験・学習を兼ねた博物館を作れば良いのにと、行く度に思います。 (つくばみらいの「ワープステーション江戸」が、本来はそれに近かったのかもしれませんが、博物館ではないですし)
千葉県は、博物館の運営や、伝統文化・民俗の保存に、とても力を入れている気がします。

この日とてもラッキーなことに、穏やかな晴天の下、数々の新春の催しが行われておりました。
「どんど焼き」があったり、 「出初式」では保存会の方の驚異の技が間近に見られ、「むら」の道を「ちんどん屋」の方が演奏しながら歩き、どこからか太鼓の音も聞こえ・・・。にぎやかです 。
常設の体験コーナーも充実。うちは、こちらの「甲冑試着」と「茶の湯入門」が、もともとの目的でした。
まずは、「茶の湯入門」。 昨年9月から日本にいるプリスヴィさんですが、日本の茶の湯は未体験とのことで、先生のお手前を凝視し、お作法ひとつひとつ真剣に取り組んでいました。
私も連れ合いも茶道の教養がないので、こちらに来る度に学んでおります(汗)。
この茶の湯に、非常に興味を持ったとのことで、「もっと学びたい」とのことでした。
さて、次に「甲冑試着」。会場の武家屋敷に行き、プリスヴィさんが甲冑を着付け係の方に着せてもらうと・・・。



さすが、ネパールの渡辺謙! 甲冑姿がめちゃくちゃ 似合っています。
「写真一緒に撮っても良いですか?」 「私も撮っていいですか?」 と、ちょっとした写真撮影会となっておりました。 「ありがとうございます~」と私がお礼言われたりして

連れ合いが 「サムライは、にっこり笑っちゃあいけない。やっぱりシリアスな顔にしないと」と演技指導するので、プリスヴィさん、写真撮られる度に、シリアスな顔を作っています。
農家の建物(豪農なので非常に大きい)では、「ネパールの大きな農家の庭や建物の配置と非常に似ている」と言っていました。
また、「家の外にある小さな祠は何か?」という質問から、家の北東にあるので、鬼門を守る祠ではないかという話になり、ネパールでも同様な風水の考えがあるそうです。やはり歴史的にも風習的にも、日本もネパールも中国文化圏なんですね。
どんど焼きでお餅を焼いて食べたり、 「町」の商家で伝統の技の展示物を見たりした後、つくばに帰りました。
【唐辛子】
初日、家に着いてお茶を飲んでいると、「あれはチリ(唐辛子)ですか?」と、気になる様子。
視線の先は、台所に置いているカゴの唐辛子。秋に近所の農家に頂いた大量の唐辛子で、なかなか使い切らず半分オブジェ化していたものです。
「TBIC(JICA筑波)の食事は、いろんな国の人に向けてのものなので、あまり辛くなくて・・・」とおっしゃるので、差し上げました。
唐辛子の味にもいろいろあり、辛い料理の国では、唐辛子の味にもこだわりがあるようです。
近くの農家の方、いろんな種類の唐辛子をJICA筑波や筑波大など、外国人が多い場所の近くで売ったら、需要ある と思いますよ。 トウガラシだけでなく新鮮なハーブとか野菜も需要ありそう です。
【ネパールの柿は渋柿?】
初日の夕食後、柿を出しました(← 実家の父が皮をむいて冷凍保存したもの)。 ネパールでも柿はあるそうですが、渋柿ばかりで甘い柿はないそう です。
特に販売していないので、自分で木に登ってもいだ柿を、アルコールにつけておいて、かなり柔らかくなった状態のものを食べるそうです。
「日本では渋柿はないのか? お店で売っているのは本当に甘い柿ばかりなのか?」と驚いていました。
日本では、ネパールと同様、渋柿は焼酎に漬けたり、あと、皮を向いて天日干しにして干し柿にすると話したら、ネパールでは干し柿はないそう です。 「肉なら干すんですけどね。」とのことでした。
【じゃがいものアチャール】
私は一つだけネパール料理の作り方を知っていて、それは「じゃがいものアチャール」というものです。好きな味なので時々作っているんですが、なんせ本場のネパール料理を知らないので本当の味かどうかわかりませんでした。
で今回、せっかくネパールの方が滞在するので、ご指導頂こうと、1日目に夕方軽食代わりに作って見て食べてもらいました。
「タマネギを入れるのが一般的です。あと「○○」(名前を失念)という小さな豆を入れるのも一般的です。コリアンダーの葉もよく入れます 。」
「ゴマはちゃんとローストしましたか? きちんとローストしないと香りが出ない」
「ゴマのすり方が足りない。もっとすって」
「チリ(唐辛子)の量が足りないですね。(なかったのでハバネロのパウダーを加えると)・・・これは辛いだけで味が違います。別のチリでないと・・・」
「塩味はOK。レモン味もOK。 カルダモン、コリアンダー(実)はもっと入れて」
・・・いっぱい、ダメ出しされました

「おいしいかったですよ」とは言ってくれましたが、これは気を使ってのよう。
お国からスパイスを持ってきていて、今度、本場のじゃがいものアチャールと、モモ(ネパールの水餃子)を作って下さるそうで、楽しみ 。
レシピがわかりましたら、「家庭で堪能!おいしいつくば、茨城」のシリーズでお知らせしたいと思っています。
今年の9月までつくばにいらっしゃるとのことなので Keep in Touch ! していく約束をしました。楽しみです。
掲載当時頂いた* コメント
千葉の常総のむらに昨年5月5日に一人で行きました。成田山で写真を沢山撮り、一人で鰻を食べました。その後観光案内所でバス乗り場を聞いて小雨の中、常総の村に行きました。
子供の日で甲冑を子供達が着て親御さんが写真を撮っていました。ネパールの渡辺謙さんの晴れ姿を見たかったです。映画『沈まぬ太陽』を13日水曜日に見に行きました。渡辺謙さんとても良かったです。エンドロールで拍手したい位でした。
じゃがいものアチャールとモモのレシピ待ってます。
ネパールの渡辺謙さんへよろしくお伝えください。
石岡にも風土記の丘があります。こちらも良いと思います。
by ポップコーン at 1月16日 21時54分
日本の渡辺謙さん=新潟県魚沼市出身=が「第4回安吾賞」に決まりました。米映画に出演するなど海外でも活躍する渡辺さんは「雪に埋もれる生活の中で強い気持ちをはぐくんでもらった」と古里に感謝するとともに「世界のどこにでもコシヒカリを持っていく。越後人でもあることを忘れようにも忘れられない暮らしをしている」と挨拶をされておられました。
安吾賞は、新潟市出身の作家・坂口安吾のような反骨心、挑戦者魂のある人や団体を新潟市が表彰する制度です。
by ペンペン草 at 1月20日 19時48分
ポップコーンさま
「沈まぬ太陽」という映画、やっているんですね。知りませんでした。私も観に行きたいです。
あと、石岡風土記の丘。だいぶ昔、子供が小さい時行ったことがあるのですが、最近行ってないです~。結構いろいろ催しやっているようですよね。今度行ってみます!ありがとうございます!
ペンペン草さま
コメント ありがとうございます。渡辺謙さん、魚沼市出身なんですか。第4回安吾賞受賞なんて、素晴らしいです。あの眼力ある目(*^^*)といい、力強い演技といい、新潟で育まれたんですね!
by かるだもん at 1月20日 20時12分
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