2024年10月22日
『光る君へ』 と常陸国 ~伊勢大輔と平維幹と平為賢~
『光る君へ』 と常陸国 ~伊勢大輔と平維幹と平為賢~
NHK大河ドラマ『光る君へ』も、いよいよ終盤戦。
佳境に入っていましたが、私が配役が気になってるのが、歌人で有名な、伊勢大輔です。
紫式部の同じ、藤原彰子のサロンの女官。
同じサロンには、赤染衛門、和泉式部、藤原賢子(紫式部の娘)がいます。
伊勢大輔は、百人一首にもある歌
『いにしへの 奈良の都の八重桜 今日九重に匂ひぬるかな』
でも有名です。
・・・といいますが、この歌、中学校等の国語/古典の授業に出てきていて、百人一首の歌の中では一位二位を争うくらい有名なのではないでしょうか。(古典苦手だった私でもこの歌は知ってます
)
で、なぜ、伊勢大輔が気になっているかというと、
伊勢大輔の長女(大姫)が、常陸国、しかも筑波山周辺に絡んでくるのです。
『宇治拾遺物語』の『伯の母の事』 の話に、伊勢大輔の娘の大姫がなぜ、常陸国に行ったか
(連れていかれたか?)の顛末が書かれています。
当時、筑波山周辺で勢力を誇っていた常陸平氏である平維幹。
筑波山麓の多気(現在の北条地区付近)に拠点を構え、多気氏とも名乗ります。
大姫はなかば攫われるようにして、平維幹に常陸国に連れていかれ、妻となります。
伊勢大輔の次女の「伯の母」は、姉に会いに常陸国府(今の石岡)に行き、大姫は
既に亡くっていて会うことはできませんでしたが、大姫の二人の娘と会い、そして・・・。
詳細は、以前書いたブログの記事で♪
→
宇治拾遺物語と筑波山麓 ~ 多気の大夫 (前編)
https://cardamom.tsukuba.ch/e328135.html
宇治拾遺物語と筑波山麓 ~ 多気の大夫 (後編)
https://cardamom.tsukuba.ch/e328680.html
ということで、伊勢大輔の孫娘2人が、筑波山麓で生活していたわけです
。
歌人でも超有名な伊勢大輔ですが、まだ「光る君へ」に出てきませんね…?(2024年10月20日放送現在)
藤原彰子のサロンの他の有名どころの女官の、赤染衛門、和泉式部、藤原賢子はみんな配役が決まって、既に登場しているのに…。
その他大勢の女官出すなら、歌人として超有名な伊勢大輔も、出して欲しいと思っているのは 私だけではないなず
。
このまま伊勢大輔は出てこないのか?
そうすると、当時の筑波山付近・常陸国がらみの話を書きたい私としては、残念
NHKの『光る君へ』の公式サイトの登場人物/キャストに、『伊勢大輔』は見当たらないので、残念ながら伊勢大輔は出なさそうです。
しかし
今後のストーリーは急変、武士の時代の足音が聞こえてくる筋立てになるようで、なんと!平維幹の四男 平為賢(伊佐為賢)
が出てくるのです!(NHKのサイトより)
父親の平維幹はまず出てこないでしょうが、息子の四男 為賢がこれからの重要人物として出てきそう!?

写真は、つくば市北条にある、日向廃寺跡(2011年5月撮影)。
常陸平氏の多気氏によって建立された阿弥陀堂と考えられています。
京都の平等院鳳凰堂(藤原道長の長男 藤原頼通が建立した阿弥陀堂)と同じ構造です。
なお、以前、当ブログで、源氏物語と筑波山について下記の記事を書いています
。
良かったら、こちらも是非ご覧下さい
(※近日中に、続編として、追加情報を書く予定です)
源氏物語と筑波山~平安貴族のハートをつかむ地名(前編)
https://cardamom.tsukuba.ch/e335929.html
源氏物語と筑波山~平安貴族のハートをつかむ地名(後編)
https://cardamom.tsukuba.ch/e336038.html
大河ドラマ『光る君へ』ではどんな描かれ方をするのか。
これは終盤に向けて、目が離せなくなってきました
。
NHK大河ドラマ『光る君へ』も、いよいよ終盤戦。
佳境に入っていましたが、私が配役が気になってるのが、歌人で有名な、伊勢大輔です。
紫式部の同じ、藤原彰子のサロンの女官。
同じサロンには、赤染衛門、和泉式部、藤原賢子(紫式部の娘)がいます。
伊勢大輔は、百人一首にもある歌
『いにしへの 奈良の都の八重桜 今日九重に匂ひぬるかな』
でも有名です。
・・・といいますが、この歌、中学校等の国語/古典の授業に出てきていて、百人一首の歌の中では一位二位を争うくらい有名なのではないでしょうか。(古典苦手だった私でもこの歌は知ってます

で、なぜ、伊勢大輔が気になっているかというと、
伊勢大輔の長女(大姫)が、常陸国、しかも筑波山周辺に絡んでくるのです。
『宇治拾遺物語』の『伯の母の事』 の話に、伊勢大輔の娘の大姫がなぜ、常陸国に行ったか
(連れていかれたか?)の顛末が書かれています。
当時、筑波山周辺で勢力を誇っていた常陸平氏である平維幹。
筑波山麓の多気(現在の北条地区付近)に拠点を構え、多気氏とも名乗ります。
大姫はなかば攫われるようにして、平維幹に常陸国に連れていかれ、妻となります。
伊勢大輔の次女の「伯の母」は、姉に会いに常陸国府(今の石岡)に行き、大姫は
既に亡くっていて会うことはできませんでしたが、大姫の二人の娘と会い、そして・・・。
詳細は、以前書いたブログの記事で♪
→

https://cardamom.tsukuba.ch/e328135.html

https://cardamom.tsukuba.ch/e328680.html
ということで、伊勢大輔の孫娘2人が、筑波山麓で生活していたわけです

歌人でも超有名な伊勢大輔ですが、まだ「光る君へ」に出てきませんね…?(2024年10月20日放送現在)
藤原彰子のサロンの他の有名どころの女官の、赤染衛門、和泉式部、藤原賢子はみんな配役が決まって、既に登場しているのに…。
その他大勢の女官出すなら、歌人として超有名な伊勢大輔も、出して欲しいと思っているのは 私だけではないなず

このまま伊勢大輔は出てこないのか?
そうすると、当時の筑波山付近・常陸国がらみの話を書きたい私としては、残念

NHKの『光る君へ』の公式サイトの登場人物/キャストに、『伊勢大輔』は見当たらないので、残念ながら伊勢大輔は出なさそうです。
しかし

今後のストーリーは急変、武士の時代の足音が聞こえてくる筋立てになるようで、なんと!平維幹の四男 平為賢(伊佐為賢)
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Posted by かるだ もん at 19:16│Comments(0)│茨城&つくば プチ民俗学・歴史
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