茨城こんなもの見つけた♪(23) 常陸大宮の 珪化木 と メノウ


以前(2013年12月30日)書いた記事、
常陸国風土記1300年記念♪ 常陸国風土記の楽しみ方(後編 おでかけ編)

で、茨城県内で採取できる『パワーストーンキラキラ
の話を書きました。

既に約1300年前、奈良時代初めに編纂された『常陸国風土記』に、
『久慈郡』の項に、今でいう『メノウ』がとれる旨の記載がありますちょき

(当時の『久慈郡』は、現在の常陸大宮市の一部、常陸太田市の一部と日立市の一部が該当するようです。←詳細をご存じの方、ご教示頂けると嬉しいです)

豆電球参考: 茨城県ホームページ(常陸国風土記)
https://www.bunkajoho.pref.ibaraki.jp/index_fudoki.html

ちなみに現在の常陸大宮市は、江戸時代、火打石(=メノウ)の産地として有名でした。
火打石は水戸藩の特産品だったそうですグッド

豆電球火打ち石とは、摩擦による火花で火をおこすための道具。あと、よく時代劇などで、『あんた、気をつけて言ってらっしゃい』と、おかみさんがだんなさんを送り出す時に、魔よけとしてカチッカチッと打っている、あれです笑

参考:
豆電球常陸大宮市ホームページ 『歴史民俗資料館 山方町』
http://www.city.hitachiomiya.lg.jp/sp/page/page000061.html

豆電球常陸大宮市のたからもの > 産物 >瑪瑙(火打ち石)
http://www.hitachiomiya-furusatobunka.com/産物/瑪瑙-火打ち石/


常陸大宮市を流れる、玉川(久慈川支流)の河原では、メノウや、化石の珪化木が見られると聞いて、
いつか行ってみたいと思いながら、
なかなか行けないでいます。

・・・ところが、先日、県北の常陸大宮市ではありませんが、県央の笠間市の『石の百年館に行く機会がありました。


茨城こんなもの見つけた♪(23) 常陸大宮の 珪化木 と メノウ
石の百年館(写真右側の建物)
JR水戸線の『稲田駅』に隣接しています。

駅前の大きな石灯籠も、さすが稲田石(花崗岩)の産地!

稲田石のメッカの貫録、こじんまりしていながらも花崗岩製の美しく洗練された建物キラキラ
豆電球詳細 笠間市公式ホームぺージ > 観光 > 学ぶ > 石の百年館 > 石の百年館(トップページ)
http://www.city.kasama.lg.jp/page/page006738.html

そこでなんと!
常陸大宮を流れる玉川(久慈川支流)の、珪化木と瑪瑙(めのう)が売られていました!ハート
それも、めっちゃ、お手頃価格の500円♪ハート


茨城こんなもの見つけた♪(23) 常陸大宮の 珪化木 と メノウ
メノウ(瑪瑙)
真ん中の白い結晶部分を、赤っぽい部分がサンドイッチしています。
メノウは『アゲート』とも呼ばれるそうです。
主成分は二酸化珪素(SiO2)。
※そういえば、水晶はSiO2の結晶ですよね。結晶の仕方が違うだけで、成分的には同じなのね,,,φ(.. )




茨城こんなもの見つけた♪(23) 常陸大宮の 珪化木 と メノウ
珪化木
化石の一種です。木だったということがよく伝わってきます。

石炭も『木の化石』ですが、珪化木もちょっと違うタイプの木の化石。
珪素(Si シリコン)を多く含む水分と圧力によって、長い年月を経て化石になったものだそう。
上のメノウの成分にもSiがありますね。やっぱり地層的に関係しているのかな? ←詳しい方ご教示下さい。

珪化木もいろんな色があるようですが、嬉しいことに白っぽいベージュの綺麗な珪化木が買えて嬉しい♪
もとは何の木だったんでしょう。
人類もまだいない、大昔の森林に思いを馳せます。

珪化木は、石炭と一緒に出てくることも多いそうです。
茨城県北には、常盤炭田など、石炭を含んだ地層が分布しているそうなので、こういった珪化木も出てきて、風化などで崩れて川を流れてきて、河原で採取出来たりするのでしょうか。

豆電球参考: 茨城県北ジオサイト ホームページ
http://www.ibaraki-geopark.com/

『パワーストーン』(=お守り)としての、めのう(アゲート)や珪化木については、インターネットで検索すると色々と効用が出てくるので、お好きな人は調べてみてください笑

どうせなら、外国産よりも国内産。
しかも地元キラキラでとれたパワーストーンの方が、お守りとして威力ありそう…ですよねグッド(^^)v








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Posted by かるだ もん at 21:39│Comments(0)こんなもの見つけた!地域・お出かけ 
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