2013年01月27日
巳年!金運&健康運にご利益あり!?神社・場所 in 茨城(3)
※2013年1月6日(日)放送の ラヂオつくば『つくば井戸端レポーター』でお話しした内容を再構築しております。
巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(3)
今までの話は、
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(1)
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(2)
をご覧ください。
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前回のクイズ2の答え
水戸光圀公は、『稲田神社の 扉を無理に開けようとして手を挟まれて しまった』。
です。
それでお詫びに、詫び状と四神旗を奉納したという伝説が地元に伝えられいるようです(文献)
この四神旗は、茨城県の有形文化財に指定されています。
ただし、茨城県の教育委員会のHPの『四神旗 附祝文(写)』(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/rekishi/8-3/8-3.html) を見ると、この四神旗の由来の見解が違ってて、『将軍家繁栄の祈りをこめて稲田神社に寄進』旨が書かれています。
ちなみに、笠間市のHPの『県指定文化財 [四神旗]』(http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=331) ではもうちょっと詳しく、『元禄7年、江戸に向かう途中、稲田社を訪ね、古社の衰微を嘆き…縁起、神系、神宝…を奉納した。元禄11年、四神旗を奉納し、天下泰平と将軍家福寿増長を祈願』という旨が書かれています。
真相はいかに!? 個人的には、地元の伝承を支持したいです(^m^)。
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3.笠間(続き)・城里・水戸
くれふしの蛇神伝説のあらすじ(常陸国風土記):
昔、ヌカヒコ・ヌカヒメという兄妹がいた。ある日、若い男が妹の元に通うようになり、妹は蛇の姿をした子供をもうけた。瓶の中で育てたがどんどんと大きくなり、とうとう瓶に入りきれなくなってしまった。
そこで母は「おまえは神様の子だから、天に帰るように」と言い聞かせた。子供は一人では寂しいので一緒にいってくれる人が欲しいと頼んだが、母親は厳しく断った。すると子供は怒り、雷で伯父を殺してそのまま天に上ろうとした。
驚いた母が瓶を投げつけると、瓶が当たった子供は神通力を失って、朝房山に落ちた。
朝房山に頂上には、この蛇神いを祀った朝房権現があり、今も氏神として3月の初酉には赤飯やごちそうを作って山に登り、お祭りをしている。
また、この時なげつけた瓶が、飯田の地に落ちて、三瓶神社の3つの瓶として祀られていると言われている。この瓶の水は、いつも量が一定で、何か禍いが起きる前には必ず水が濁ったり、この水を人の頭に注ぐと悪い病気にならないとも言い伝えられている(文献10,11,12)
・水戸市木葉下(笠間市との境付近) 朝房山、朝房権現
常陸国風土記の「くれふし山」と云われ、蛇神を祀る朝房権現のある朝房山に行ってみました。
特に何の標識もない道を地図を頼りに行きます。
集落の家が途絶えて、細い道を5分程(もっと短いか?)走ると、鳥居が見えてきます。
鳥居を潜り、山道を登っていきます。
数分も登ると山頂です。木々に囲まれていますがきれいに開けた場所に、小さな祠があり、お供えもありました。
これが蛇神を祀った朝房権現(文献10,11)かと思われます。
『浅房山』という大きな石碑や、木の看板もありました。
・笠間市飯田 三瓶(みかめ)神社
蛇神が育てられ、天に登ろうとして蛇神に当たって神通力を失わせた瓶が祀られているという、三瓶神社にも行ってみました。
県道39号から『高田運動公園」方面にちょっと入った所、飯田集落センターのそばにあります。
拝殿の左手奥に、囲いに囲まれて、瓶が安置されています。
近くのナンテンの実がきれいでした。
囲いの中に、 瓶がちゃんと3つ並んでいました。
水が貯まっていましたが、瓶によって水位が違っているのが面白いです。
言い伝えでは、この瓶の水の量はいつも変わらず、何か禍がある時は水の色が変わったり、量が減ったりするとのこと。またこの瓶の水を頂いて子供の頭にかけるとはやり病にかからないとも言われているそうです(文献10,11)。
※三瓶神社の瓶には、また別のバージョンの伝説も伝わっています。次の八瓶山の項をご覧ください。
・城里町 徳蔵(とくら) 八瓶山(やつがめさん) ※引布(いんぷさん)とも
なんと有名なヤマタノオロチ伝説と同じストーリーの伝説が伝わっています!
伝説のあらすじ:
八つの頭を持つ大蛇が山を毎年下りてきては、若い娘を飲み込んでいくので村人は困っていた。そして ある年、村おさと相談して、8つの瓶に酒を入れて蛇を待った。酒好きの蛇は酒を飲みほして寝てしまい、退治された。その8つの瓶を山頂に祀ったのが、八瓶山。
(文献12,13)
※八瓶山と三瓶神社の話は別バージョンもあります。
昔、日照りが続いたときに、鹿島の神が、八瓶山の神様に、八瓶の水を譲ってほしい』とお願いしたとこ ろ、八瓶山の神様は快く引き受けた。鹿島の神が、水の入った八つの瓶に運ぼうとしたが途中力尽きてしまい、飯田の地で一休みした。休んだ後もういちど運ぼうとしたが5つの瓶しか持つことができず、置いて行った3つの瓶を祀ったのが三瓶神社。三瓶はその時の瓶と言われている (文献11) ※更に、弘法大師の雨乞いの伝説も、八瓶山にはあります(今回は省略)。
看板の奥の山が、八瓶山。落葉樹の山ですが、
山頂は常緑樹で、冬枯れの今も緑色です。
田んぼの畦と民家脇を通り、山に向かいます。
落ち葉が厚く積もった急な坂道を、登っていきます。乾燥しているにも関わらず、落ち葉が滑って足を取られる為、私は中腹で登山を泣く泣く断念
残りの行程を連れ合いが登って行きました。
← 山頂には蓋のついた8つの瓶が、本当に埋まっていたそうです
『八瓶山山頂』と書かれた看板も。(Photo by ハラペーニョ)
瓶は新しい感じですが、文献14によると、古い時代の器のかけらと思われる素焼きの破片も周辺にあるとのこと、古い時代からの信仰を感じさせます。
山頂近くは、常緑樹になるため、落ち葉もなく歩きやすかったそうです。
小さな祠もあり。(Photo by ハラペーニョ)
4.那珂市、行方市、利根町
・那珂市 静神社
文献15より、白蛇がお使い とのこと。
主祭神は 建葉槌命(武神) (たけはづちのみこと) 名倭文神(織物の祖神) (しどりのかみ)
【ご利益】 交通安全 合格祈願 商売繁盛
昔は、静神社は『蛇よけのお守り』を配っていたそうです。蛇が多い道を歩かねばならなかった昔、旅人は皆、その護符を持っていたそうです。(文献16)
※こちらはまだお参り出来ていないので、近いうちにお参りに行けたら報告します。
・行方市玉造 愛宕神社 、夜刀(やと、やつ)神社
夜刀(やと、やつ)神の伝説のあらすじ(常陸国風土記):
継体天皇の時代、箭括麻多智(やはずのまたち)という地頭が、「西の葦原」の開墾をしている時に、始めたが、頭に角のある蛇である夜刀神が出て邪魔をした。
そこで怒った麻多智は、鎧を着け矛を取って追い退けた。そして山の入り口に堀を堀り、杭を立て、夜刀神に向かい、「ここより上の山を神の所となし、下の里を人の田として耕作する。今から自分が祀祭者となって、永久に敬い、おまつりするので祟ったり恨んだりしないように」と夜刀の神に申し上げて、社を設けた。
以来、麻多智は田を十町歩開墾し、その子孫は代々お祀りを続けている…と常陸国風土記が伝える。 (文献17)
また時代が下り、享禄二年に愛宕の神を勧請し、夜刀の神と合祀したとのこと。(文献17)
常陸国風土記に出てくる『椎井』に否定される水源。(写真は2012年11月中旬撮影)
この水源の上に、愛宕神社と夜刀神社があります。
向かって左手の道を進んで、階段を上っていきます。
鳥居の下付近では、白砂の底から、きれいな水が湧いていました。
階段を上ったところに、愛宕神社がありました。
なぜか、社殿の戸が開いているのが、愛嬌・・・。
愛宕神社の社殿の脇に、『夜刀神社』と鳥居に額が掲げられた祠がありました。
地元の方が最近作られたようです。
【ご利益】
愛宕神社は一般には火難避けのご利益があると言われています。
また、夜刀神社は、地元の土地を守っている神様なので、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄、商売繁盛にご利益がありそうですね!
・(おまけ) 利根町 蛟蝄(こうもう)神社
由来は『昔この辺りが海であったころの大地の形が蛟(みつち)に似ていたため』とのこと。
蛟蝄はミヅチとも読むが、一般に蛇神と言われているようですが、蛟蝄神社では、龍神とのことです。
【ご利益】 商売繁盛、厄難避け、栄進出世、学問成就、交通安全
(同神社HP http://www.koumoujinja.jp/what_koumou.html より)
※こちらもまだお参りしたことがないので、お参り出来次第、報告します♪
茨城県内には、他にも巳・蛇にまつわる伝説の伝わる場所や神社が多くあります。が、今回は初詣ということもあり、元気を頂けそうな場所に行ってみました
次回はシリーズ最終回、遠くにいかなくても、近くでお参りできる 蛇にちなむご利益のありそうな神社・仏閣の見つけ方です。 → 巳年!金運&健康運にご利益あり!? 神社・場所 in 茨城(4)お楽しみに!
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参考文献
10. 『笠間の昔ばなし』 筑波書林
11. 『笠間の民話(上)』 笠間市教育委員会
12. 『常陸の伝説』 藤田 稔 編著 第一法規
13. 「七会村民俗誌」 大森旭 著
14. 『常陽藝文 2003年8月号』 常陽藝文センター
15. 『瓜連町の昔ばなし』 楠見松男 著 筑波書林
16. 『茨城の史跡と伝説』 茨城新聞社編 暁印書館
17. 『玉造町の昔ばなし』 堤 一郎 著 筑波書林
(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2013年1月27日 20時34分)
巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(3)
今までの話は、
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(1)
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(2)
をご覧ください。
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前回のクイズ2の答え
水戸光圀公は、『稲田神社の 扉を無理に開けようとして手を挟まれて しまった』。
です。
それでお詫びに、詫び状と四神旗を奉納したという伝説が地元に伝えられいるようです(文献)
この四神旗は、茨城県の有形文化財に指定されています。
ただし、茨城県の教育委員会のHPの『四神旗 附祝文(写)』(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/rekishi/8-3/8-3.html) を見ると、この四神旗の由来の見解が違ってて、『将軍家繁栄の祈りをこめて稲田神社に寄進』旨が書かれています。
ちなみに、笠間市のHPの『県指定文化財 [四神旗]』(http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=331) ではもうちょっと詳しく、『元禄7年、江戸に向かう途中、稲田社を訪ね、古社の衰微を嘆き…縁起、神系、神宝…を奉納した。元禄11年、四神旗を奉納し、天下泰平と将軍家福寿増長を祈願』という旨が書かれています。
真相はいかに!? 個人的には、地元の伝承を支持したいです(^m^)。
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3.笠間(続き)・城里・水戸
くれふしの蛇神伝説のあらすじ(常陸国風土記):
昔、ヌカヒコ・ヌカヒメという兄妹がいた。ある日、若い男が妹の元に通うようになり、妹は蛇の姿をした子供をもうけた。瓶の中で育てたがどんどんと大きくなり、とうとう瓶に入りきれなくなってしまった。
そこで母は「おまえは神様の子だから、天に帰るように」と言い聞かせた。子供は一人では寂しいので一緒にいってくれる人が欲しいと頼んだが、母親は厳しく断った。すると子供は怒り、雷で伯父を殺してそのまま天に上ろうとした。
驚いた母が瓶を投げつけると、瓶が当たった子供は神通力を失って、朝房山に落ちた。
朝房山に頂上には、この蛇神いを祀った朝房権現があり、今も氏神として3月の初酉には赤飯やごちそうを作って山に登り、お祭りをしている。
また、この時なげつけた瓶が、飯田の地に落ちて、三瓶神社の3つの瓶として祀られていると言われている。この瓶の水は、いつも量が一定で、何か禍いが起きる前には必ず水が濁ったり、この水を人の頭に注ぐと悪い病気にならないとも言い伝えられている(文献10,11,12)
・水戸市木葉下(笠間市との境付近) 朝房山、朝房権現
常陸国風土記の「くれふし山」と云われ、蛇神を祀る朝房権現のある朝房山に行ってみました。
特に何の標識もない道を地図を頼りに行きます。
集落の家が途絶えて、細い道を5分程(もっと短いか?)走ると、鳥居が見えてきます。
鳥居を潜り、山道を登っていきます。
数分も登ると山頂です。木々に囲まれていますがきれいに開けた場所に、小さな祠があり、お供えもありました。
これが蛇神を祀った朝房権現(文献10,11)かと思われます。
『浅房山』という大きな石碑や、木の看板もありました。
・笠間市飯田 三瓶(みかめ)神社
蛇神が育てられ、天に登ろうとして蛇神に当たって神通力を失わせた瓶が祀られているという、三瓶神社にも行ってみました。
県道39号から『高田運動公園」方面にちょっと入った所、飯田集落センターのそばにあります。
拝殿の左手奥に、囲いに囲まれて、瓶が安置されています。
近くのナンテンの実がきれいでした。
囲いの中に、 瓶がちゃんと3つ並んでいました。
水が貯まっていましたが、瓶によって水位が違っているのが面白いです。
言い伝えでは、この瓶の水の量はいつも変わらず、何か禍がある時は水の色が変わったり、量が減ったりするとのこと。またこの瓶の水を頂いて子供の頭にかけるとはやり病にかからないとも言われているそうです(文献10,11)。
※三瓶神社の瓶には、また別のバージョンの伝説も伝わっています。次の八瓶山の項をご覧ください。
・城里町 徳蔵(とくら) 八瓶山(やつがめさん) ※引布(いんぷさん)とも
なんと有名なヤマタノオロチ伝説と同じストーリーの伝説が伝わっています!
伝説のあらすじ:
八つの頭を持つ大蛇が山を毎年下りてきては、若い娘を飲み込んでいくので村人は困っていた。そして ある年、村おさと相談して、8つの瓶に酒を入れて蛇を待った。酒好きの蛇は酒を飲みほして寝てしまい、退治された。その8つの瓶を山頂に祀ったのが、八瓶山。
(文献12,13)
※八瓶山と三瓶神社の話は別バージョンもあります。
昔、日照りが続いたときに、鹿島の神が、八瓶山の神様に、八瓶の水を譲ってほしい』とお願いしたとこ ろ、八瓶山の神様は快く引き受けた。鹿島の神が、水の入った八つの瓶に運ぼうとしたが途中力尽きてしまい、飯田の地で一休みした。休んだ後もういちど運ぼうとしたが5つの瓶しか持つことができず、置いて行った3つの瓶を祀ったのが三瓶神社。三瓶はその時の瓶と言われている (文献11) ※更に、弘法大師の雨乞いの伝説も、八瓶山にはあります(今回は省略)。
看板の奥の山が、八瓶山。落葉樹の山ですが、
山頂は常緑樹で、冬枯れの今も緑色です。
田んぼの畦と民家脇を通り、山に向かいます。
落ち葉が厚く積もった急な坂道を、登っていきます。乾燥しているにも関わらず、落ち葉が滑って足を取られる為、私は中腹で登山を泣く泣く断念
残りの行程を連れ合いが登って行きました。
← 山頂には蓋のついた8つの瓶が、本当に埋まっていたそうです
『八瓶山山頂』と書かれた看板も。(Photo by ハラペーニョ)
瓶は新しい感じですが、文献14によると、古い時代の器のかけらと思われる素焼きの破片も周辺にあるとのこと、古い時代からの信仰を感じさせます。
山頂近くは、常緑樹になるため、落ち葉もなく歩きやすかったそうです。
小さな祠もあり。(Photo by ハラペーニョ)
4.那珂市、行方市、利根町
・那珂市 静神社
文献15より、白蛇がお使い とのこと。
主祭神は 建葉槌命(武神) (たけはづちのみこと) 名倭文神(織物の祖神) (しどりのかみ)
【ご利益】 交通安全 合格祈願 商売繁盛
昔は、静神社は『蛇よけのお守り』を配っていたそうです。蛇が多い道を歩かねばならなかった昔、旅人は皆、その護符を持っていたそうです。(文献16)
※こちらはまだお参り出来ていないので、近いうちにお参りに行けたら報告します。
・行方市玉造 愛宕神社 、夜刀(やと、やつ)神社
夜刀(やと、やつ)神の伝説のあらすじ(常陸国風土記):
継体天皇の時代、箭括麻多智(やはずのまたち)という地頭が、「西の葦原」の開墾をしている時に、始めたが、頭に角のある蛇である夜刀神が出て邪魔をした。
そこで怒った麻多智は、鎧を着け矛を取って追い退けた。そして山の入り口に堀を堀り、杭を立て、夜刀神に向かい、「ここより上の山を神の所となし、下の里を人の田として耕作する。今から自分が祀祭者となって、永久に敬い、おまつりするので祟ったり恨んだりしないように」と夜刀の神に申し上げて、社を設けた。
以来、麻多智は田を十町歩開墾し、その子孫は代々お祀りを続けている…と常陸国風土記が伝える。 (文献17)
また時代が下り、享禄二年に愛宕の神を勧請し、夜刀の神と合祀したとのこと。(文献17)
常陸国風土記に出てくる『椎井』に否定される水源。(写真は2012年11月中旬撮影)
この水源の上に、愛宕神社と夜刀神社があります。
向かって左手の道を進んで、階段を上っていきます。
鳥居の下付近では、白砂の底から、きれいな水が湧いていました。
階段を上ったところに、愛宕神社がありました。
なぜか、社殿の戸が開いているのが、愛嬌・・・。
愛宕神社の社殿の脇に、『夜刀神社』と鳥居に額が掲げられた祠がありました。
地元の方が最近作られたようです。
【ご利益】
愛宕神社は一般には火難避けのご利益があると言われています。
また、夜刀神社は、地元の土地を守っている神様なので、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄、商売繁盛にご利益がありそうですね!
・(おまけ) 利根町 蛟蝄(こうもう)神社
由来は『昔この辺りが海であったころの大地の形が蛟(みつち)に似ていたため』とのこと。
蛟蝄はミヅチとも読むが、一般に蛇神と言われているようですが、蛟蝄神社では、龍神とのことです。
【ご利益】 商売繁盛、厄難避け、栄進出世、学問成就、交通安全
(同神社HP http://www.koumoujinja.jp/what_koumou.html より)
※こちらもまだお参りしたことがないので、お参り出来次第、報告します♪
茨城県内には、他にも巳・蛇にまつわる伝説の伝わる場所や神社が多くあります。が、今回は初詣ということもあり、元気を頂けそうな場所に行ってみました
次回はシリーズ最終回、遠くにいかなくても、近くでお参りできる 蛇にちなむご利益のありそうな神社・仏閣の見つけ方です。 → 巳年!金運&健康運にご利益あり!? 神社・場所 in 茨城(4)お楽しみに!
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参考文献
10. 『笠間の昔ばなし』 筑波書林
11. 『笠間の民話(上)』 笠間市教育委員会
12. 『常陸の伝説』 藤田 稔 編著 第一法規
13. 「七会村民俗誌」 大森旭 著
14. 『常陽藝文 2003年8月号』 常陽藝文センター
15. 『瓜連町の昔ばなし』 楠見松男 著 筑波書林
16. 『茨城の史跡と伝説』 茨城新聞社編 暁印書館
17. 『玉造町の昔ばなし』 堤 一郎 著 筑波書林
(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2013年1月27日 20時34分)
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