2013年02月11日
巳年!金運&健康運にご利益あり!? 神社・場所 in 茨城(4)
※2013年1月6日(日)放送の ラヂオつくば『つくば井戸端レポーター』でお話しした内容を再構築しております。
巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(4)
今までの話は、
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(1)
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(2)
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(3)
をご覧ください。
5.遠くにいかなくても、近くでお参り
お住まいの近くに、弁天様を祀る神社・お寺はありませんか? まずはそこに行ってみるのが良いかもしれません
例えば、つくば市だと、
・臼井 飯名神社
(2006年11月撮影)
神社にある由来記の看板によると、
『古くから稲野(稲名野)の弁天として近隣の人人の崇敬を集めて…』
とのこと。
ご神体は、拝殿裏手の大きな岩。
左の写真では小さな祠が上にある岩です。
※手前は、万葉歌が彫られた石碑。
ご神体の大岩は女体を表すとも伝えられていますが、その守り神(使い神ではない(^o^))が蛇だと云われていることを、同じくつくば市民レポーターの鬼丸のりぞうさんから、教えて頂きました。ありがとうございました!
・天宝喜(あまぼうぎ) 厳島神社
(2012年12月撮影)
茎崎交流センターの近く、稲荷川のそばにあります。
池の中に社殿があります。赤い色の鳥居、橋の欄干、社殿が華やかです。
すぐそばのバス停名。
お社は『厳島神社』という名前ですが、バス停名から『弁天』という名前が地元ではどうも一般的なことが伺えます。
お近くの、「厳島神社』や『弁天』様、調べてみてお参りするのも良いですね!
・その他
例えば、近くの神社やお寺に、蛇の身体をした像がお祀りされていたりしませんか?
一般に、弁天様自身も蛇身の像で表されていたり、また、蛇を頭に載せた神様(宇賀神、宇賀福神)とも習合したりしていて、どちらも、五穀豊穣、財福の神様の神様として昔から信仰されているそうです(文献17,18)。
例えば、つくば市手代木の遍照寺には、頭部は欠けていますが、『弁才天』と彫られた蛇体の石像があります(文献19)。
※昨年2012の6月頃、境内にあったのを見ました。先日行ってみたら元あった場所には見当たらず。写真が撮れたら掲載します(^^)
そういった、地元の小さな石像やお社を見つけるのも楽しいです
6.風習
茨城県内では、蛇にまつわる風習も残っています。
・神社の鳥居にヘビの形に編んだしめ縄(蛇ねじり、藁蛇)を巻きつける風習: 手代木 大鷲神社の鳥居など(11月の酉の日に祭礼)


(2013年正月撮影 ユーモラスな顔です)
手代木場合、集落を5つの班に分け、毎年当番制で蛇形のしめ縄を作る。当番の班は、しめ縄用の藁を作るための稲を別途作り、コメが実る前に刈り取って乾かす。(普通のお米の藁より作りやすいそう)
豊作祈願と悪疫よけで作っている・・・だろうとのこと。
そもそも、注連縄自体、雌雄の蛇の交尾の姿を模しているという説もあります(文献20)。
・盆綱: 夏(お盆)の頃、藁で作った蛇(龍とも)の形の綱を持って、集落を歩く風習 昔は県内各地にあった。 お盆の行事で仏様を送り届けるという意味があるそうです。(文献21,22)
・・・というわけで、今年最初の『つくば井戸端レポーター』は、今年こそ、金運上昇!元気にたくましく!ということで、今年巳年の初詣に、茨城県内のヘビに関係する神社や場所をご紹介しました。
が、実際まわってみると、お得意なご利益は、芸や学業向上、商売繁盛、交通安全、縁結び、家内安全、火難よけ・・・などなどで、『一発当てる』よりも、『安全と健康に気をつけて、コツコツ地道に努力』という感じでした
これを神様からのご宣託ととらえ、金運上昇のために、安全・健康運を願い、努力が実を結ぶよう、今年一年のご祈願に出かけるのは、いかがでしょうか。
おあとがよろしいようで♪
**************************************************
参考文献
17. 『中世神話』 山本ひろ子 著 岩波新書
18. 『日本の神々の事典 神道祭祀と八百万の神々』 薗田稔 茂木栄 監修 学研
19. 『谷田部町の石仏』 谷田部町教育委員会 編
20. 『蛇』 吉野裕子 講談社学術文庫
21. 『茎崎町史』 茎崎町史編さん委員会
22. 『日本の民俗8 茨城』 藤田 稔 著 第一法規
(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2013年2月11日 18時34分)
巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(4)
今までの話は、
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(1)
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(2)
・巳年!金運&健康運にご利益あり!? ヘビの伝説に彩られた神社・場所 in 茨城(3)
をご覧ください。
5.遠くにいかなくても、近くでお参り
お住まいの近くに、弁天様を祀る神社・お寺はありませんか? まずはそこに行ってみるのが良いかもしれません

例えば、つくば市だと、
・臼井 飯名神社

神社にある由来記の看板によると、
『古くから稲野(稲名野)の弁天として近隣の人人の崇敬を集めて…』
とのこと。
ご神体は、拝殿裏手の大きな岩。
左の写真では小さな祠が上にある岩です。
※手前は、万葉歌が彫られた石碑。
ご神体の大岩は女体を表すとも伝えられていますが、その守り神(使い神ではない(^o^))が蛇だと云われていることを、同じくつくば市民レポーターの鬼丸のりぞうさんから、教えて頂きました。ありがとうございました!
・天宝喜(あまぼうぎ) 厳島神社

茎崎交流センターの近く、稲荷川のそばにあります。
池の中に社殿があります。赤い色の鳥居、橋の欄干、社殿が華やかです。

お社は『厳島神社』という名前ですが、バス停名から『弁天』という名前が地元ではどうも一般的なことが伺えます。
お近くの、「厳島神社』や『弁天』様、調べてみてお参りするのも良いですね!
・その他
例えば、近くの神社やお寺に、蛇の身体をした像がお祀りされていたりしませんか?
一般に、弁天様自身も蛇身の像で表されていたり、また、蛇を頭に載せた神様(宇賀神、宇賀福神)とも習合したりしていて、どちらも、五穀豊穣、財福の神様の神様として昔から信仰されているそうです(文献17,18)。
例えば、つくば市手代木の遍照寺には、頭部は欠けていますが、『弁才天』と彫られた蛇体の石像があります(文献19)。
※昨年2012の6月頃、境内にあったのを見ました。先日行ってみたら元あった場所には見当たらず。写真が撮れたら掲載します(^^)
そういった、地元の小さな石像やお社を見つけるのも楽しいです

6.風習
茨城県内では、蛇にまつわる風習も残っています。
・神社の鳥居にヘビの形に編んだしめ縄(蛇ねじり、藁蛇)を巻きつける風習: 手代木 大鷲神社の鳥居など(11月の酉の日に祭礼)


(2013年正月撮影 ユーモラスな顔です)
手代木場合、集落を5つの班に分け、毎年当番制で蛇形のしめ縄を作る。当番の班は、しめ縄用の藁を作るための稲を別途作り、コメが実る前に刈り取って乾かす。(普通のお米の藁より作りやすいそう)
豊作祈願と悪疫よけで作っている・・・だろうとのこと。
そもそも、注連縄自体、雌雄の蛇の交尾の姿を模しているという説もあります(文献20)。
・盆綱: 夏(お盆)の頃、藁で作った蛇(龍とも)の形の綱を持って、集落を歩く風習 昔は県内各地にあった。 お盆の行事で仏様を送り届けるという意味があるそうです。(文献21,22)
・・・というわけで、今年最初の『つくば井戸端レポーター』は、今年こそ、金運上昇!元気にたくましく!ということで、今年巳年の初詣に、茨城県内のヘビに関係する神社や場所をご紹介しました。
が、実際まわってみると、お得意なご利益は、芸や学業向上、商売繁盛、交通安全、縁結び、家内安全、火難よけ・・・などなどで、『一発当てる』よりも、『安全と健康に気をつけて、コツコツ地道に努力』という感じでした

これを神様からのご宣託ととらえ、金運上昇のために、安全・健康運を願い、努力が実を結ぶよう、今年一年のご祈願に出かけるのは、いかがでしょうか。
おあとがよろしいようで♪
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参考文献
17. 『中世神話』 山本ひろ子 著 岩波新書
18. 『日本の神々の事典 神道祭祀と八百万の神々』 薗田稔 茂木栄 監修 学研
19. 『谷田部町の石仏』 谷田部町教育委員会 編
20. 『蛇』 吉野裕子 講談社学術文庫
21. 『茎崎町史』 茎崎町史編さん委員会
22. 『日本の民俗8 茨城』 藤田 稔 著 第一法規
(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2013年2月11日 18時34分)
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