家庭で堪能! おいしい 茨城&つくば (20) 茨城県産食材の「いばらき風シュトーレン」


★初稿:2010年12月24日
★改正:2011年12月26日(材料とレシピを追記)


シュトーレン(シュトレン)は、ドイツでクリスマスの時期に食べられる具だくさんのパンのようなケーキです。

ナッツやドライフルーツが沢山入っていて食べ応えありますが、市販のものは、ちょっとポソポソしたものもあって、苦手な方もいるかもしれません。
でも、自家製はしっとりしていて、とても美味しいですよ!

混ぜ込む具材に関しては、私のオリジナルレシピです。

ポイントは、「干し芋、煮た落花生、金ゴマ、柚子、梅酒」!
 干し芋は梅酒に漬けこむ。
 落花生は梅酒(水で薄める)で煮る。

作ると非常に好評で、すぐに食べられてしまいます。作る方は苦労してるんですけどね~。

日本人には、ドライフルーツやスパイス類が意外に苦手な人もいるようですね。この「干し芋、煮た落花生、金ゴマ、柚子、梅酒」は、かなり日本人好みです。

というわけで、是非お試しください。

【材料】

・小麦粉:茨城県産の中力粉(※強力粉の方がお勧めに感じます)
・卵:つくば産
・落花生:土浦産
・干し芋:かすみがうら産(もちろん県内産どれでもOK)
・金ゴマ:つくば産
・柚子もしくは「ふくれみかん」の皮:つくば産 
※ふくれみかんの場合は、収穫時期の時、あらかじめ皮を取って細切りにして乾燥保存して
  おく。
・乾燥させたいちじく: 半分~1/4にカットされて乾燥させたもの。(つくば市産)
・梅酒:自家製 梅はかすみがうら産
・砂糖
・塩
・バター
・もしあれば梅ジャム(梅酒の梅の実使用)。
・トッピング用の粉砂糖
・ドライイースト

1.・ 柚子、もしくは ふくれみかんの皮は、細切りにして、梅酒に漬けておく。
   ・乾燥いちじくも、同様に梅酒に漬けておく。生地に混ぜる直前で小さくカット。
  (※いずれも半日くらいつけて置いたものでOKですが、数日つけて置いた方が美味しいようです)
  ・干し芋はさいの目に切って、梅酒に漬けておく。半日位でOK(あまり長く漬けると柔らかくなり
  すぎて、 生地と混ぜるときペースト状になってしまうので) 
  ← 干し芋は漬けない方が扱いやすく、味は十分美味しい。

2. 落花生は皮ごと、梅酒と水を半々に割ったもので(ひたひたの量)40分~50分程度、弱火で煮る。煮る時間は好みでもっと長くしても良いですが、落花生の風味と歯ごたえが味わえるのはこの位の時間が良いみたいです。

3. 金ゴマはフライパンで空炒りしておく。

4. 生地の作り方は、様々なサイトでレシピが紹介されていますので、そちらを参考にされてくださいませ。

・私は生地の発酵は、電子レンジの「発酵」モードで行っています。1時間ほど発酵。

5. 具材を生地に練りこみます。まず金ゴマと柚子の皮をいれて、生地をこねていきます。その次に落花生と干し芋を加えて、かるく練り込みます。あまり練り込むと、干し芋がペーストぽくなってしまうので。

梅酒に漬けた干し芋と、梅酒&水で煮た落花生は、これだけでも非常に美味しい です。

6.成形して、余熱したオーブンで焼きます。焼き時間は、170度~180度で25分前後です。

7. 焼きあがったあと、熱いうちに、梅酒を刷毛でたっぷりと浸みこませます。

8. それから溶かしバターを全体に塗り、更にあれば梅ジャムも、上部に塗ります(ジャムはなくてもOK)。

9. 最後に粉砂糖をたくさんかけて出来上がり。ラップに2重にしっかりと包んで保存します。
 ドイツでは涼しいところで室温保存だそうですが、家の中が暖かい場合、冷蔵庫の方が無難かもしれません。ラップで2重にしっかり包んでいれば大丈夫です。



(20) 茨城県産食材の「いばらき風シュトーレン」形は不格好ですが、味には自信あり!(2010年12月)


(20) 茨城県産食材の「いばらき風シュトーレン」改良レシピで、2011年12月に作製。

10.少なくとも1週間は、そのまま保存してからお召し上がり下さい。味が違います。

 本場では3週から4週間寝かせてから食べるそうですが、我が家では、いつも待ち切れず、1週間から10日で食べてしまっています。




ドイツでは、特にドレスデンのシュトーレンが有名で「Dresdner Stollen(ドレスデン風シュトーレン」は、他の地域では名乗っていけないそう。

なので、このシュトーレンは「いばらき風シュトーレン」と呼ばれると良いな~と(笑)。

ワインや紅茶と一緒にどうぞ!

Guten Appetit!グーテン アペティト!


(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2010年12月24日 18時41分)


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