2012年06月11日
第六回つくば国際ウォーキング大会 20km部門に参加
竜巻被害復興支援ウオーク: 第六回つくば国際ウォーキング大会 20km部門に参加
(初出:つくば市民レポーターサイト 2012年6月11日 23時48分)
先日6月2日、3日に行われた『第6回つくば国際ウォーキング大会』の初日、20kmコースに参加してきました。
20km、30kmコースは本来は、北条の中心地区を通るコースでした。中止も考えたとのお話でしたが、現在も復興作業中である甚大な被害のあったエリアを避けるコースに変更されて、実施されました。
また、今回は「竜巻災害復興支援ウォーク」とのことで、受付会場では、募金が呼びかけられていました。
開始時間の最初に、今回のつくばでの竜巻被害で亡くなられた方に黙祷を捧げてから、開会式が始まりました。
20km、30kmの出発は、筑波窓口センター((旧)筑波庁舎)から出発です。
先日の竜巻の被害によるがれき(この言い方は好きじゃありませんが)が、一角に大きな山を作っています。
中心地区を避けたとはいえ、遠くに、近くに、ブルーシートでカバーされたお宅、全壊したために空き地になっているらしい土地が見え、本当に胸が痛い・・・。
(実はコースは中学生が亡くなられたお宅があった付近も通っていました。飲み物や、雨にぬれないようビニール袋に入れられた(多分生前お好きだった)雑誌などがお供えされいて、胸が詰まりました)
参加者のどの位の人達がそれに気づいたでしょうか。
私はせめてもの思いに、帽子を脱いで通らさせて頂きました。
竜巻被害義援金受付 → 例えば つくば市HP http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/1330/010511.html
私が参加した20kmコースは、
筑波窓口センター → 国道125号北上 → 小沢地区 → りんりんロード(旧筑波鉄道 跡地)北上 → 沼田地区 りんりんロード筑波休憩所(旧筑波駅) → 筑波山へ → 男女橋 → 西山地区 → (旧)筑波第一小学校前 → 筑波山神社 → 東山地区 → ホテル一望 つくば湯 → 筑波ふれあいの里 → 臼井地区 → 神郡地区 → 普門寺 → 平沢官衙遺跡 → 北条大池 → 新町 → 筑波東中学校前 → 国道125号北上 → 筑波窓口センター(正確には21kmだったようです)
以下、観光案内も兼ねて、報告します。
小沢地区にある熊野神社。
すぐ近くに「小沢の銘水」の井戸も。
りんりんロードは、(旧)筑波鉄道の線路跡。筑波山を目指して歩きます。
筑波休憩所(旧 筑波鉄道 筑波駅)から筑波山を望む。
ここからコースは東に曲がり筑波山に向かいます。
ここから、坂道がだんだん急勾配に。
月水石(がっすいせき)神社入り口。
子授け、婦人病の神様。巨石が御神体。
筑波山麓の辺りは花崗岩質の巨石が非常に多い。山頂付近の巨石ははハンレイ岩質だそうです。
ときどき、ふわっといい香りが。みるとみかんの花がさいています。
筑波山名物 『福来(ふくれ)みかん』の木々が花を咲かせていました。
途中の古民家も趣き深い。
上り坂は続く。
廃校になった(旧)筑波第一小学校。筑波山をバックに校舎がたっています。
1875年創立でしたが2005年3月惜しくも閉校となりました。
筑波山神社へ。最後のダメ押しのような階段(笑)
三代将軍徳川家光公が寄進したという、ご神橋。
筑波山神社の東にある筑波山千手川砂防堰堤群。
石積みの堰が全部で24あるそうです。
東山集落からみた景色。
山並みの向こうに広がる関東平野。
この辺りは道も平坦、風も爽やかで、天国。
景色の良い露天風呂で有名な つくば湯。
ここを過ぎると下り道になります。
下り坂になりました。下りの方が足が痛いですね。
途中にある 『筑波ふれあいの里』 市の研修・宿泊施設。
バーベキュー施設や魅惑のアスレチックもあり。敷地内に、古代から祭祀が行われた「夫女ヶ石」もあります。
山からやっと下界に。臼井付近。のどかな田園風景が続きます。
前方の岡の麓に「蚕影神社」があります。
神郡付近。田植えが終わって間もない水田に映る、逆さ筑波。
この辺りの水田は古代の条理制の姿を伝えているそうです。
またこの辺りは、古代遺跡も多くあるエリア。遠くに見える木々のある場所は、十三塚遺跡付近。
神郡の集落に入ってきました。
昔からの落ち着いた集落の佇まいを今に伝えています。
神郡の普門寺。由緒正しさが伝わる、静謐な佇まい。
ここで、なんと、お茶と、餡ドーナッツ(知る人ぞ知る 地元桜井菓子店の餡ドーナッツ!)を頂きました
。
ごちそうさまでした!
平沢官衙(かんが)遺跡が見えてきました。
後ろの山は宝篋山(ほうきょうさん)
平沢官衙遺跡で、冷たく冷えた、銘水、筑波山の伏流水の井戸水のサービス!
空になったペットボトルにリフィルして頂きました。
あまり美味しくて写真をパチリ
。
北条大池には、ハスの葉が茂り始めていました。
春の桜に続き、もうすぐ見事なハスの花の季節です。
北条のふれあいロードの旗。
この辺りは幸い竜巻被害が少なかったエリアのようです。
早くまた、ふれあいロードが復活しますように・・・。
道端にあった「市の神」の祠。
この辺りは、古くから、「市」が開かれていた場所だそうで、このように「市の神」が祀られています。
「あと1km いまちっとだよ がんばっぺ!」
茨城弁川柳で励ましの言葉。
ここから、北条中心地区を離れ、南に向かいます。
筑波東中学校付近の水路(「裏堀」)にあった堰。
このあたりの水路は中世の頃の堀跡だそうです。
道を歩いていると、地元 筑波東中学校の生徒さん達でしょうか、学校帰りの中学生の皆さんが、
「こんにちは!」と言ってくれるのが大変嬉しく、気持ち良かったです。
中には「お疲れさまです」とも言ってくれるお子さんも
。
私は働いているのでなく、遊んでウォーキングしているので、なんだか気恥ずかしく、申し訳なく・・・。
国道125号下の橋の橋げたに書かれた絵が美しい。
夕焼けの筑波山麓、もしくは秋の紅葉の筑波山麓でしょうか。
つくば市民の私ですが、筑波山麓をじっくり歩くのは初めてでした。
改めて風光明美な景色に感激したのと同時に、今回の竜巻被害も一部ながら直接目の当たりにし、市民として少しでも復興に役に立てることはないか・・・と考えました。
最後に、主催者の皆さん、現地でお手伝いされていた地元 筑波東中学校の生徒の皆さん、美味しいお水を用意された商工会議所の皆さん、お茶とお菓子のごちそうして下さった普門院さん、ありがとうございました。
復興と願うとともに、つくばの・茨城の豊かな自然と食の恵みに改めて感謝する次第です。
(初出:つくば市民レポーターサイト 2012年6月11日 23時48分)
先日6月2日、3日に行われた『第6回つくば国際ウォーキング大会』の初日、20kmコースに参加してきました。
20km、30kmコースは本来は、北条の中心地区を通るコースでした。中止も考えたとのお話でしたが、現在も復興作業中である甚大な被害のあったエリアを避けるコースに変更されて、実施されました。
また、今回は「竜巻災害復興支援ウォーク」とのことで、受付会場では、募金が呼びかけられていました。
開始時間の最初に、今回のつくばでの竜巻被害で亡くなられた方に黙祷を捧げてから、開会式が始まりました。
20km、30kmの出発は、筑波窓口センター((旧)筑波庁舎)から出発です。
先日の竜巻の被害によるがれき(この言い方は好きじゃありませんが)が、一角に大きな山を作っています。
中心地区を避けたとはいえ、遠くに、近くに、ブルーシートでカバーされたお宅、全壊したために空き地になっているらしい土地が見え、本当に胸が痛い・・・。
(実はコースは中学生が亡くなられたお宅があった付近も通っていました。飲み物や、雨にぬれないようビニール袋に入れられた(多分生前お好きだった)雑誌などがお供えされいて、胸が詰まりました)
参加者のどの位の人達がそれに気づいたでしょうか。
私はせめてもの思いに、帽子を脱いで通らさせて頂きました。
竜巻被害義援金受付 → 例えば つくば市HP http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/1330/010511.html
私が参加した20kmコースは、
筑波窓口センター → 国道125号北上 → 小沢地区 → りんりんロード(旧筑波鉄道 跡地)北上 → 沼田地区 りんりんロード筑波休憩所(旧筑波駅) → 筑波山へ → 男女橋 → 西山地区 → (旧)筑波第一小学校前 → 筑波山神社 → 東山地区 → ホテル一望 つくば湯 → 筑波ふれあいの里 → 臼井地区 → 神郡地区 → 普門寺 → 平沢官衙遺跡 → 北条大池 → 新町 → 筑波東中学校前 → 国道125号北上 → 筑波窓口センター(正確には21kmだったようです)
以下、観光案内も兼ねて、報告します。

すぐ近くに「小沢の銘水」の井戸も。


ここからコースは東に曲がり筑波山に向かいます。


子授け、婦人病の神様。巨石が御神体。

筑波山名物 『福来(ふくれ)みかん』の木々が花を咲かせていました。

上り坂は続く。

1875年創立でしたが2005年3月惜しくも閉校となりました。



石積みの堰が全部で24あるそうです。

山並みの向こうに広がる関東平野。
この辺りは道も平坦、風も爽やかで、天国。

ここを過ぎると下り道になります。


バーベキュー施設や魅惑のアスレチックもあり。敷地内に、古代から祭祀が行われた「夫女ヶ石」もあります。

前方の岡の麓に「蚕影神社」があります。

この辺りの水田は古代の条理制の姿を伝えているそうです。


昔からの落ち着いた集落の佇まいを今に伝えています。



ごちそうさまでした!

後ろの山は宝篋山(ほうきょうさん)



あまり美味しくて写真をパチリ


春の桜に続き、もうすぐ見事なハスの花の季節です。
この辺りは幸い竜巻被害が少なかったエリアのようです。
早くまた、ふれあいロードが復活しますように・・・。

この辺りは、古くから、「市」が開かれていた場所だそうで、このように「市の神」が祀られています。
茨城弁川柳で励ましの言葉。
ここから、北条中心地区を離れ、南に向かいます。

このあたりの水路は中世の頃の堀跡だそうです。
道を歩いていると、地元 筑波東中学校の生徒さん達でしょうか、学校帰りの中学生の皆さんが、
「こんにちは!」と言ってくれるのが大変嬉しく、気持ち良かったです。

中には「お疲れさまです」とも言ってくれるお子さんも

私は働いているのでなく、遊んでウォーキングしているので、なんだか気恥ずかしく、申し訳なく・・・。

夕焼けの筑波山麓、もしくは秋の紅葉の筑波山麓でしょうか。
つくば市民の私ですが、筑波山麓をじっくり歩くのは初めてでした。
改めて風光明美な景色に感激したのと同時に、今回の竜巻被害も一部ながら直接目の当たりにし、市民として少しでも復興に役に立てることはないか・・・と考えました。
最後に、主催者の皆さん、現地でお手伝いされていた地元 筑波東中学校の生徒の皆さん、美味しいお水を用意された商工会議所の皆さん、お茶とお菓子のごちそうして下さった普門院さん、ありがとうございました。
復興と願うとともに、つくばの・茨城の豊かな自然と食の恵みに改めて感謝する次第です。
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