茨城 こんなもの見つけた♪(21) 結城まゆ細工ストラップ・結城紬バッジ・大穂ほうきストラップ



茨城名産のちょっとした小物を買いたい時、しかも県内で、いろんな名産が扱われている場所って、少ないですよね…。
水戸に行くとあるのかなぁ? 
私が知っているのは、県外だけど、東京・銀座にある茨城県産品アンテナショップ『茨城マルシェ』 ぐらいなもの。

そうしたら、土浦・荒川沖のジョイフル本田の、アート&クラフト館の一角にありました!
日本全国の名産品/郷土民芸品の小物があるコーナーに、ちゃんと地元茨城のものも(^o^)

もちろん、県内の名産全部を網羅しているわけではないのですが、
特に県南県西地域のものは、ここに来るとちょっとした小物が買えます。これは嬉しい。

品数がもっとあるとさらに嬉しいのですが、それは難しいのかな・・・。


ということで、お手頃価格で、可愛いもの3つハート





★結城まゆ工芸ストラップ
(写真左)
絹糸を採る蚕の繭玉。
その繭玉を、開いて布地のようにして、縫い合わせて様々な製品を作っていくとのこと。

大変軽くて、一見、和紙のようですが、繭なので材質的にはシルクってことですね(*^^*)


★結城紬バッジ(ブローチ)
(写真左下)
結城紬で作られたという、ふくろうの小さなぬいぐるみバッジ(ブローチ)。
高さ2.5cmほど。
ちゃんと小さな木の枝にとまっています。

ふくろうは、つくばの市の鳥。
しかも素材は、茨城県が、いや日本が誇る、ユネスコ無形文化遺産の結城紬キラキラ
某ボランティアの時に被る帽子につけました♪ちょき

豆電球ちなみに、結城紬のカバーのついたコンパクトミラーも売られていました。これも小さくて良いです笑 
ご参考 → 【茨城 こんなもの見つけた(9)】 結城紬のコンパクトミラー


★大穂ほうきストラップ
(写真右上)
大穂のほうきは、ほうき草の生産からほうきの製作まで、すべてつくば産の伝統工芸品です。

手編みでカラフルな色の編みこみ装飾のある、背の高い座敷ほうきから、小さな卓上ほうきまであります。

今回見つけたのは、超~ミニサイズのストラップ型ほうき。
これ、服についた小さな埃や毛を取るのに、とっても良いのですグッド

長さ6cmほど。
小さいからバッグのポケットにも入れておけますし。
値段も可愛くて、おすすめグッズキラキラ

大穂のほうきについては、次回に続きますちょき
茨城 こんなもの見つけた♪(22)ほうきで、ワンコのブラッシング


----- 参考ウェブサイト -----

豆電球いばらき てしごと帖 茨城郷土工芸品(茨城県商工労働部観光物産課)


豆電球新いばらき名産市場 絶品いばらき(茨城県観光物産協会) > いばらきの絶品まるごと取材

豆電球茨城県HP 発見いばらき「大穂のほうき」

















  

Posted by かるだ もん at 20:03Comments(0)こんなもの見つけた!
大人の♪いばらきおとぎ話3~酒にまつわる茨城昔話その2-(2)
仏像も思わず飲んでしまう、茨城のお酒!?


(2015年11月27日に FM84.2MHZラヂオつくば『つくばね自由研究クラブ』で放送した内容の一部を、再構築しております)

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昔から酒好きは、人間だけでなく、仏像も好きらしい・・・ということで、茨城県下に伝わる昔話から、酒好きの仏さまのお話 2つを紹介しています。

豆電球前回までのお話 → 大人の♪いばらきおとぎ話3~酒にまつわる茨城昔話その2-(1)

(2) 結城 『化け地蔵』 弘教寺

さて、クイズです。
次のお話は、お地蔵さんが男に化けて、お豆腐とお酒を買いに来る話ですが、
お地蔵さんは、お店で何をしたでしょうか。3択です。

1.お金をどっさり置いて行った
2.手品をした。
3.品物をちょろまかしていった。

では、答えは、あらすじで。

【あらすじ】 (文献1)より
昔、結城の豆腐屋さんに、真夜中に、とっくりを持って『これに豆腐を入れてくれ』と会に来る男がおりました。
「その容れ物には豆腐は入りません」と小僧は言いましたが、あまりにも強く言うのでしかたなしに、とっくりに豆腐をいれたところ、形も崩れずに豆腐はとっくりに入ってしまいました。

不審に思った小僧がその男のあとをつけていくと、男は弘教寺の境内の地蔵尊のところで消えてしまいました。
またあくる日、今度は酒屋に、夜更けにざるを持って『これに酒を入れてくれ』と会に来た男がおりました。
「ざるに酒は入れておけない」と主人は言いましたが、あまりにも強く頼むので、ざるに酒を入れたところ、酒はなんと1滴も漏れることなくざるに入っていきました。

不思議に思った主人がその人の跡をつけてみると、は弘教寺の境内の地蔵尊のところですっと消えてしまいました。
翌朝、主人はお寺の地蔵のところに行ってみると、口のまわりに豆腐をつけた地蔵がおりました。
人々は、地蔵尊が豆腐とお酒を買いに行ったのだとうわさし、「化け地蔵」と呼ばれるようになったとのことです。



ということで、クイズの答え
イリュージョンを操るお地蔵様!?
ということで、答えは、2の「手品をした」ですちょき

このお話、聞いたことがある方も多いかと思います。
それもそのはず、昔、アニメの「まんが日本むかしばなし」で「のんべえ地蔵」として紹介されたお話なんです豆電球


さて、物語の舞台となった、結城の弘教寺(ぐぎょうじ)

常総市の弘教寺と同じく、浄土宗の関東18壇林のひとつとなる寺院。
結城家18代秀康が娘を幼くして亡くし、その菩提を弔うために、飯沼(現 常総市)の弘教寺の存把上人を招いて建立したとのこと。
同じ名前なのは、そのためだったりするのでしょうか。





結城を訪れた与謝蕪村はこの寺に滞在し,当時描いた襖絵が今も残るそうです。
また境内には、『肌寒し 己が毛を噛む 木葉教(このはきょう)』と書かれた蕪村の句碑もあります。

 この『木葉教』というのは、『むじな聖教』とも呼ばれる教文で、むじなが伝えた経文だそう(文献2)。
木葉教/むじな聖教 という秘密の経文、これはもともと、常総市の飯沼にある弘教寺に伝わっていたものが、存把上人が結城に招かれたときに、飯沼の弘教寺から持ってきたもので、それが今に伝わるとか?!

豆電球ちなみに常総市の飯沼の弘教寺に伝わるむじなの話については、
 → 茨城県南西の七不思議(仮)その1

※常総市飯沼の弘教寺のむじなが、その『木葉教/むじな聖教』を伝えたのでしょうか?!
詳細は分からないのですが、とってもミステリー♪ハート


そして、今回の物語の主人公「化け地蔵」と呼ばれたお地蔵さんも現存。

説明の看板もなくて知らないと分からないと思います。
文献1に写真が掲載されていて、それと同じなので私は分かりましたが。

確かに、歩き出しそうな雰囲気のお地蔵様です。
かなり大きい。身長170cm以上ありそう。しかも台座も高いので、見上げる位です。







お地蔵様の足元、建物の土台の木の部分に、小石がたくさん置かれていました。
(写真の、向かって左下の木造土台の上)
何かの祈願なのでしょうか。







さて、お地蔵さんも大好きな結城の地酒を造っている酒蔵が、現在2つあります。

<結城の地酒>
・武勇 <(株)武勇>
・富久福・つむぎ娘 <結城酒造>




弘教寺のすぐそばにある、結城酒造さんに行ってみました。

お店の方に伺ったところ、伝説の化け地蔵さんが買いに来たのはこちらの酒蔵とのことです♪キラキラ
伝説が生きているのですねびっくり







購入したお酒♪
お地蔵さんが買いに来るほどのお酒ハート

結城のゆるキャラ『まゆげった』のワンカップは、雄町米を使った純米吟醸です♪







また、グルメとしては、郷土料理の『すだれ麩』。
 豆電球すだれ麩を使った料理については → 【家庭で堪能!おいしい茨城&つくば(29)】 結城のすだれ麩と胡瓜の柿酢味噌マヨネーズあえ



そして、結城名物 『ゆでまんじゅう』。
皮がもちもちぷるぷるで、切れの良いすあまみたいで美味しい。
『冷やすと美味しい』とのことで、冷蔵庫で一度冷やすと良いですハート

お地蔵さんが買いに来るほどなので、きっとお豆腐も美味しいかもしれませんが、お店はわかりませんでした汗
ご存知の方、ご教示下さいませ。


ユネスコ無形文化遺産にも指定された結城紬で有名な結城市ですが、グルメでもいろいろありますハート

中世、城下町として栄え、江戸時代末期から商業都市として繁栄した結城市。



現在も格子戸の紬問屋や蔵造りの古い家が並びます。
見世蔵が31棟もあるとのこと。









お店の前には、こんな看板も。
コンビニは『こんびに』とひらがな表記。










銀行は『ぎんこう』でなく、『ばんく』なんですね(^m^)










歴史ある城下町なので、やはり結城市にはお寺も多く、中には、那須にいた九尾の狐を退治した伝説で有名な、玄翁和尚さんのお墓や由来の品のある安穏寺もあります。
豆電球ご参考 → 那須の殺生石を砕いた!源翁和尚

お酒大好きなお地蔵さんをお参りに行った後は、懐かしさと浪漫を感じさせてくれる結城の町を散策して、地酒や美味しいものを買って帰る…というのも良いですねハート

また結城百選というのもあり、そこをめぐるコースも楽しそうです。

結城市の中心地区の道は、細く曲がりくねっています。
これは、中世の城下町の特徴だそうで、敵が簡単に攻めてこないようにした名残と聞きます。

!なので、特に市街地は古い街並みで、道路に歩道がなかったり、歩道が狭い道が多いので、自動車に要注意車です。
大人数でぞろぞろウォーキングは、大変危険ですし、迷惑かも・・・。


前回と今回は「酒好きの仏像」の昔話が伝わる土地ということで、桜川市真壁町結城市を訪ねてみました。

これから宴会でお酒を飲む機会が増えるシーズン、
宴会のネタにちょき
そして、ドライブやウォーキング、散策などのご参考に、今回の話題、ご活用下さいませ笑


***********************************************
【参考文献】

1. 「民話ゆうき」 結城市教育委員会

2. 「茨城の寺を訪ねて 古寺巡礼ガイド」  茨城放送


【参考ホームページ】

・結城市HP 観光案内 結城百選 27.弘教寺
http://www.city.yuki.lg.jp/page/page000434.html

まんが日本むかしばなし データベース
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=288
No.0288 『のんべえじぞう』






  

【茨城 こんなもの見つけた(9)】 結城紬のコンパクトミラー


明日は7月7日七夕。織姫と彦星のランデブーの日ハート

そして、織姫といったら、機織りの織物・・・ということで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、我が茨城が誇る織物
キラキラ結城紬キラキラ

しかも先日、NHKの朝の番組(「あさイチ!」)城下町・結城が紹介されていて、結城紬も紹介されていました。
細かい亀の甲模様が美しい。
でも、伝統工芸の結城紬は、一つ一つ手作業の絹織物で、当然大変高価です汗

でも小物なら、私たち庶民にも、気軽に購入して楽しめます\(^o^)/。





ということで、昨年、結城に行ったときに、「つむぎの館」で購入した、結城紬のカバーがついたコンパクトミラーです。
さすがの手触りですハート









開くと、小さなポケットもあります♪
薄いのでじゃまにならないし、可愛くて気に入ってます笑










あと、番組では結城の伝統食材『すだれ麩』も紹介されていました。
すだれ麩、シコシコして結構好きなんです。

すだれ麩を使ったレシピも以前書いたので、ご興味ある方は良かったらにこにこ
【家庭で堪能!おいしい茨城&つくば(29)】 結城のすだれ麩と胡瓜の柿酢味噌マヨネーズあえ

また、結城には、『九尾狐伝説』で、妖狐を退治した源翁和尚がいた安穏寺と、源翁和尚のお墓もありますね。
つくば(茨城)プチ民俗学: 那須の殺生石を砕いた!源翁和尚のお墓探訪(結城・安穏寺)

ゆでまんじゅうも美味しいし、結城はもっと行ってみたいなぁと思っている場所です笑



  
Posted by かるだ もん at 18:36Comments(0)こんなもの見つけた!
プロフィール
かるだ もん
かるだ もん
徒然なるままに、興味のあることを気ままに書いています。好きなことばは「中途半端も、たくさん集まればいっぱい!」(ドラマのセリフ)

地元つくばや茨城の話題を中心に、茨城の食材を使った家庭料理、民俗学もどき、国際交流、旅の話題など、趣味の記事を掲載中。

特に自分の勉強も兼ねて、
★民話・伝説紹介と、それにちなむ土地めぐり
★茨城を中心に、全国の郷土料理と食材(世界の料理も含む)の話題
の話題が多いです。

・ヒッポファミリークラブ(多言語自然習得活動と国際交流)
・観光ボランティア
・郷土食研究会うまかっぺ!茨城

別館: 夢うつつ湯治日記 https://note.com/carfamom/

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