筑波山梅林2つの秘話(2)~筑波山梅林より古い隣接の梅の林



前回のお話
 → 筑波山梅林2つの秘話(1)と、梅まつり2018年3月3日&7日


梅まつりで土日祝日は、道路も大渋滞で賑わう、筑波山梅林

そのお隣の敷地に、筑波山梅林誕生のきっかけとなった場所があります。

つくばね焼』の幟と、看板が掲げられているのでご存じの方も多いでしょう。
窯元 陶 梅田


今まで、筑波山梅林に行く度に、気になってはいましたが、時間の関係上、いつも行き損ねていた窯元さん。
今回、買い物がてらつくばね焼窯の方にお話をうかがったら、大変興味深かったキラキラので、ここに紹介します笑



梅まつりの梅を見がてら、筑波山梅林の入り口近くから、黄色い幟を目指して登っていきました。











『つくばね焼』と大きく書かれた建物。
筑波山梅林に隣接してるので、梅林からも見えますね。










【窯元 陶 梅田さん と 筑波山梅林の関係】


伺ったお話を要約すると、

① 昔(昭和30年代頃か?)、まだ何もない山林のこの場所に入植して土地を開拓した。

② 名字が梅田さんなので『梅』の木を選び、昭和37年にこの土地に千本ほど手植えされた。
 (つくばね焼を作られている方のお母さんが植えられたとのこと)

③ それを期に昭和41年、当時の筑波町が、その隣の敷地斜面(現在の梅林)に町の需要用の実梅の苗を植え始めた。
これが現在の筑波山梅林になっている。


④ 梅田さんの土地の梅の木は、その後の土地造成でかなり無くなってしまった。
 しかしそれでも敷地内には、梅の古木が何本も残っていて、見ることが出来る。









敷地に残る、梅の木々。










梅林の、専門家が剪定した木の造形とは違いますが、風格がありますよね。












⑤ 敷地内の紅梅の若い木々は、梅田さん御夫妻のご結婚50周年記念に、数年前に植えたものハート。とのこと!

写真が良くなくて申し訳ないのですが、白い花の後ろにある、赤い花のまだ細い若木が、その記念の植樹の紅梅の木の1本かと思います。








【つくばね焼の特徴】

また、『つくばね焼』は、昭和63年茨城県郷土工芸品に指定されており(※)


★斜面を利用した『登り窯』で焼いている(※)。
写真は窯の外観。

★つくばね焼の粘土には、筑波山の土もブレンドされている(※)。

★釉薬には、筑波山に生えている草木を使った灰を使用(※)。

とのこと。
(※)『つくばね焼』のパンフレットより。



写真は、窯元 陶 梅田さんの敷地から筑波山梅林の展望四阿(あずまや)を望む。

筑波山梅林は、梅まつり期間がもちろん一番の見頃ですが、これからの季節、山桜、ツツジ・山ツツジ、紫陽花も綺麗な季節です。
しかも空いている!グッド そして下に隣接するフォレストアドベンチャーで楽しめる。
・・・ということで、つくばね焼も見学されると良いかもしてません(^^)v






筑波山の名水で入れると、お茶もコーヒーも美味しいハート
筑波山の花崗岩を通ってきた水は、とても美味しい水になります。
(だから筑波山系周辺の筑波山水系には、造り酒屋が多い♪)








お気に入りの楕円のお皿。
使い勝手が良いので、もうちょっと買いそろえたい笑



筑波山梅林に隣接するもうひとつの『梅林』
それは、筑波山梅林の歴史にも繋がっています。

そこで焼かれている焼き物と一緒に、もっと広く知られると良いなぁと思います。







  

筑波山梅林2つの秘話(1)と、梅まつり2018年3月3日&7日


1月に、つくば観光ボランティア298の勉強会で、筑波山梅林の再生プロジェクトについて勉強しました。


●筑波山梅林、知られざる秘話(1)●

★筑波山梅林は、平成25年度日本造園学会技術部門賞受賞の梅林。

★2000年に、藤沢順一つくば市長(当時)から筑波大学副学長を通して、鈴木雅和筑波大学芸術系教授(当時)に梅林再生依頼があって生まれたプロジェクト。 展望四阿(あずまや)など、大学院生のグループコンペで選ばれたアイディア。
当時珍しかった「大学の地域貢献」の画期的成果

全ての管理対象樹木を、GPS等を使って位置把握。ナンバリング。

★30年間放置され、鬱蒼とした梅林の木々を、木の再生の為に、大胆に剪定、伐採。  
 その直後、花がつかず、観光客等から苦情殺到。

★しかし、数年後、梅の木々は花をつけ始め、観光客が増え始め、2006年には観光バスツアーも。

★剪定した枝はウッドチップにして敷き詰める → 木の保護、土壌づくり、見学者の歩きやすさに効果。
 剪定の方法などをきちんとマニュアル化。

★現在に至るまで、毎年、剪定をつくば市と業者が行っている。
 また以前、全国的に梅の木に感染が報告されて問題になった プラムポックスウィルスは筑波山梅林では発見されていない。
 
(参考文献:「平成25年度日本造園学会受賞者業績要旨 筑波山梅林再生プロジェクト」、鈴木雅和, ランドスケープ研究78(2), 2014)


30年間放置されて、正直、ダメダメだった筑波山梅林汗
それを、ここまで素晴らしい梅林に復活キラキラさせたプロジェクト
筑波山梅林は、最近はテレビでも特集されていますよね。

本当にスゴイキラキラです。
NHKの『プロジェクトX』(今はやっていないけど)とか、TBSの『情熱大陸』等のドキュメンタリーで、取り上げてほしいくらい。

つくば市はもっと大々的にこれを宣伝すべきです!!

以上を念頭に置き、改めて梅林をご覧になると、感動もひとしおですキラキラ


・・・ということで、今年2018年の筑波山梅林 梅まつりですグッド


●3月3日(土)及び 3月7日(水)の筑波山梅林●

暖かい日が続いて梅もだいぶ咲き進み、報告が遅くなりました汗
3月3日(土)は朝から、そして3月7日(水)は夕方に、筑波山梅林に行ってきました


  豆電球筑波山梅林の詳細情報 → 筑波山梅まつり公式サイト


3/3(土)は朝から快晴晴れ
風もなく暖かく穏やかな日和キラキラ

朝9時過ぎの時点で、梅園一番上の、展望四阿(あずまや)から、靄の中で微かですが何とか富士山が見えました!
・・・が、風がなく温かな日差しなので、どんどん靄が濃くなり、みるみるうちに見えなくなりました。


3/3では、展望四阿付近の紅梅はほぼ満開。
ただし、園の下の方の紅梅はまだつぼみの木も見受けられましたので、紅梅全体としては8割くらいの印象。








写真は3/3の時点のもの。
白梅はこれからという感じで、全体としては3割程度でした。
ただし、梅林中腹の緑がく梅は、満開でした♪









そしてこちらの写真は、やや角度が違いますが、3/7(水)の時点のもの。
暖かい陽気が2~3日続いたので、紅梅は満開。
白梅も7割位に咲き進んでいました!。 一気に咲いた感じですね。







今年の梅まつりでは、梅林の下に隣接するフォレストアドベンチャーつくばで、100mジップスライド体験もやっているせいか、時々、断末魔のような(笑)絶叫びっくりが聞えてきたり(^m^)
気づいたのですが、大抵、絶叫の声は男性の声ですね・・・べーっ



土日はつくば観光大使の皆さんの艶姿も花を添えますハート
たすきをつけるのを手伝い合う つくば観光大使さんのお二人笑
(3/3撮影)









(3/3撮影)筑波山梅林名物、斑レイ岩の巨石群と、梅の花の取り合わせ。
それに加えて青い空と、関東平野を見渡す絶景!

歩くごとに、風に乗って梅の香りハート









さて、今年から新しく出来た、新名所『福来梅
筑波山名物・福来(ふくれ)みかん から、名前を取ったようですね♪
(3/7撮影)

りっぱな巨石のそばにある白梅の木。
今回、筑波山神社が祈祷したとのことで、縁結びの新パワースポットとなりそうな予感芽 

下の『お休み処』で、300円のリーズナブルなお値段で絵馬を買って、願い事を書くと、ここで絵馬をかけることができるそうです。



梅まつり期間中は、会場では美味しいものもたくさん。
3つのお店が集まる特設売店 『うまいもん処
無料の梅こぶ茶も頂ける 『お休み処
常設の 『おもてなし館
それぞれ扱っている品が違ってバラエティがある上に、年々、品ぞろえが充実してきてるなぁと感心グッド









3/3に食べた『つくばうどん』(写真はハーフサイズ)
梅肉トッピングが美味しくておすすめですちょき










筑波山の形の『筑波山焼き』は、カスタードクリーム入りをチョイス。
外側がこんがり香ばしい。










【本日のお土産】

年々充実してきているお土産、地元の名産を使ったものが多く、購買意欲が湧きますグッド
・・・ということで、今回購入したものは、


写真右から、
・『福来陳皮』 
筑波山産の福来(ふくれ)みかんの皮を使った、手作り粉末とのこと。
東京の料亭にも納めているそうで、香りが素晴らしい!ハート
(お休み処にて購入)

・『美食同玄米
新品種の黒米だそうです。香りがフルーティーと言われて試しに購入。楽しみ♪
(お休み処にて購入)

・『ハスの実の甘露煮
ハス=蓮根 は、お隣の土浦の名産でもありますね。
ナッツっぽくて、ピーナツの煮豆(甘露煮)に近い食感ですハート




・『明日葉の辛~い佃煮
去年買って、美味しくてハマりました。
つくば駅で売っているのものより量が多くてお安いです。
(おもてなし館で購入)









・地元 筑波山麓 稲葉酒造の男女川『春のにごり酒』
昨年に引き続き、購入。
梅まつりの期間のスペシャルのようですね♪
(お休み処にて購入)











そして、今回初めて訪れてみた、梅林のすぐ隣にある、『つくばね焼』の『窯元 陶 梅田』さんのギャラリーで購入したのは、
『つくばね焼』のお皿





以上、お酒以外は全て数百円で買えるお土産ですキラキラ

さて、つくばね焼きのお皿
『つくばね焼』を生んでいる窯元 陶 梅田さんの敷地

こちらに、筑波山梅林、2つ目の秘話があります。


筑波山梅林誕生のきっかけを語る 梅の古木の1本

その話~筑波山梅林、知られざる秘話(2)~については、次回♪

 → 筑波山梅林2つの秘話(2)~筑波山梅林より古い隣接の梅の林








【ご参考】 筑波山梅林の過去の記事


 豆電球2017年の梅林の報告
  ・筑波山梅林 梅まつり 2017年3月5日

 豆電球昨年2016年の梅林の報告
  ・筑波山梅林 梅まつり 2016年2月21日

 豆電球2年前の2015年の梅林の報告
  ・筑波山梅林 梅まつり 2015年3月8日

 豆電球3年前の2014年の梅林の報告
  ・2014年筑波山梅まつり その1 ―2/22オープニング
  ・2014年筑波山梅林梅まつり その2 3月9日(日)







  

Posted by かるだ もん at 23:42Comments(0)地域・お出かけ 
シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (7) 橘川・迎来橋(後編)


江戸中期の”ガイドブック” 『筑波山名跡誌』(上生菴亮盛 著)(文献1)に書かれた名所・旧跡を訪ね、興味のおもむくまま♪ 関連する話題も調べるシリーズです。
(筑波山名跡誌に記載されている順ではありませんので、その点、ご了承ください)

シリーズ第7回は、『橘川(たちばながわ)と 迎来橋(こうらいのはし)』を2回に分けて紹介しています。

前回の記事

豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (7) 橘川・迎来橋(前編)

後編の今回は迎来橋』についてです。


【迎来橋の名のいわれ】

筑波山名跡誌(文献1)では、『かうらいのはし』とふりがなが書かれている『迎来橋』

同書によると、地元の言い伝えとして、
能(よく)神慮にかなふ人此山に詣で来る時は、神霊凡人の皃(かたち)を現し、茲(ここ)に来り迎えて慰諭(なぐさみさと)し給へば迎来の橋と名付(なづ)くという
とのこと。

つまり、神仏の目に適った人がこの橋を渡ろうとすると、神仏が直接お迎えに来てくれて、これからの厳しい登山の道を登るのを励ましてくれるということでしょうかグッド


また、このシリーズ第五回観流庵 前編でも紹介した、室町時代の連歌師、宗祇法師が筑波山を訪れた時に、この橋に一人の老翁がいて、
道のべのちりに光りをやわらけて迎ひ来にけり橘の川
と読んだので、宗祇法師は返歌として、
道のべのしらぬあづまのはてにしも迎ふる人のあれは来にけり
と歌って返した・・・ということで『迎来』と名付けたという逸話も紹介しています。


【迎来橋があった場所は?】

筑波山名跡誌の文章と挿絵から、
・場所は 田井から臼井へ向かう道の途中らしい。江戸時代の参詣の道とすると、『つくば道』にかかる橋か?
・臼井村からは道が険阻になり、道筋に大きな石が多く、馬籠で登るのは難しい旨の記述。
・筑波山名跡誌の挿絵では、平坦な場所に流れる川に渡る橋のよう。道は集落をつないでいるよう?


写真は同じ臼井の集落にある、飯名神社。
傾斜が厳しくなっていく途中にあり、ご神体の大岩はもちろん、境内にもその周りにも大小の岩(筑波山山頂から風化して転がり落ちてきた斑レイ岩)がゴロゴロしています。


筑波山名跡誌の記述だけでは、橋の場所がはっきりしないので、ここで、またまた『常陸国筑波山縁起』(国立公文書館所蔵)の絵図(文献2)を見てみると…

神郡の集落から筑波山へ向かう『つくば道』が、臼井の集落に差し掛かる直前の細い川の流れにかかる橋に『来迎橋』の名が書かれてます。
絵図の中で、来迎橋がかかっている川は、前回紹介した『橘川』です。



前回考察したように、つくば道と直角に交わる道(立野の集落・六所神社跡~沼田・旧筑波鉄道筑波駅跡をつなぐ道)の脇を流れる用水路が、橘川と考えられます。

来迎橋があったのは、現在の位置としては、ちょうど写真の中央付近、道がクロスしているあたりかと思われます。






奇しくも、『筑波山麓フットパス』の標識(濃い茶色の金属製の細い棒のような標識)が立っています。

この川を越えると、筑波山名跡誌にも書かれているように、道(= つくば道)は上り坂になっていきます。






このあたりは、鳥獣保護区域でもあります。
やはり、神仏が自ら迎来して、登山を励ましてくれる場所です♪キラキラ









【迎来橋はパワースポット?!】

今はもう、『橋』の姿はないただの細い道の交差点ですが、神仏の目に適った人は、迎えに来られた神仏と一緒にこの急な登り坂を登って、拝殿のある筑波山神社や、本殿のある女体山山頂・男体山山頂に行けるパワースポットかもしれません!グッド


もっとも、行く先の目の前にどーんと聳える筑波山(女体山&男体山)が、すでに神仏そのものとも言えますね♪(^^)v

迎来橋のあった付近に、ちょうどフットパスの標識もあることですし、前回書いた『橘川』の名前の由来とともに、『迎来橋』の由来や、前述した宗祇法師の話に出てくる和歌も素敵なので、是非、看板で掲載したら良いのではないかなと思いますハート

つくば市関係者の方、地元の方、是非ご検討下さいませちょき


このシリーズ、ぼちぼち続きます♪



シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」  今までの記事

豆電球シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1)常陸帯宮(前編)
豆電球シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1) 常陸帯宮(後編)
豆電球 シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (2) 男女川(水源)
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (3)夫女之原、夫女石
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (4)亀之岳
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」(5)観流庵(前編)
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (5)観流庵(後編)
豆電球 シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (6) 酒香川
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (7) 橘川・迎来橋(前編)


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【参考文献】

1.『筑波山名跡誌 ―安永期の貴重な地誌再現―』 上生庵亮盛 著 桐原光明 解説  筑波書林

2.『平成24年度特別展 筑波山―神と仏の御座す山―』 茨城県立歴史館 編集・発行
   p.90 『常陸国筑波山縁起 下巻 「筑波山南面の図」』

3.『いまに残る郷土の文化遺産 つくばの古絵図』
   p.32-33 『筑波町沼田村と臼井村神郡村水論裁許絵図』
   元禄七年(1694年)

4.『関東の名山 筑波山 筑波山神社案内記』
   p.34-35 『筑波町沼田村と臼井村神郡村水論裁許絵図写』
元禄七年(1694年)原図の写し

5.『筑波山麓フットパス 神郡~六所~筑波』マップ つくば市 発行









  

Posted by かるだ もん at 22:22Comments(0)地域・お出かけ 
飯名神社の初巳祭 と 真壁伝承館の企画展『追憶の筑波鉄道』


★飯名神社の初巳祭へ

飯名神社初巳祭に初めて行ってきました。
今年2018年は2月18日(日)の開催。



晴天晴れに恵まれ、目の前の筑波山も美しいキラキラ











午前中ですがかなりの人出。
屋台もいろいろ出ていて気分も盛り上がりますグッド

こちらは民家の庭先で売られている植木
花類の他に、かんきつ類が結構目立ちました。
筑波山名物、ふくれみかん(福来みかん)の苗木はもちろん、桜島小みかんの苗木など、珍しいものも。






竹細工を売る露店。
竹細工って良いですね(*^^*)ハート










茨城のお祭りの屋台名物、煮いかの屋台も、何件かありました。
(今年はするめいかが不漁のせいか、例年より高めかな)










幟も立てられ、賑わう飯名神社。












境内には、臨時社務所でお札などが売られ、他にもだるま熊手を扱うお店も出ていました。










冬の木漏れ日に輝く熊手。











臨時社務所で、飯名神社のお札と、『福来御種銭』を購入。

初めて『福来御種御守』を頂く人は、300円払って購入。
1年間お財布に入れて、翌年、また初巳祭に来た時に、中の種銭(10円)をお返しすると、新しい種銭を頂けて、それをまたお財布に入れておく…というシステムみたいです。
※倍にしてお返しする…という説も聞いたのですが、どちらでしょう??








飯名神社のお神輿でしょうか。
筑波山の御座替神事の時のお神輿とも似ていますね。

 豆電球筑波山の御座替神事については、以前書いた記事も良かったら♪
 → 筑波山神社 春の御座替神事(神幸祭) 2017 







拝殿でのお参りの後、後ろの御神体の大岩の祠にもお参り。
考えてみると、御神体に登っちゃうのってすごいですよね。
『全山パワースポット』の筑波山もそうですが(^^;)。
 









境内には、御神体の大岩の他にも大きな岩があり、やはり注連縄で飾られていました。











参拝後、境内裏手を流れる男女川で、銭洗いをしました。

ここの御近所に住んでおられるという御夫婦が、『昔は祭礼でも人が少なかったのに、ここ数年、参拝客が増えてるんですよ』とのこと。








帰りがけに、参道の露店で、霞ヶ浦産の茹で川エビお漬物を購入。

写真は、霞ヶ浦の川エビを売る露店。
茹で川エビは試食も出来るし、川エビと野菜の揚げたてのかき揚げも試食♪
稚エビなので柔らかいし、味が濃くて美味しい(*^^*)
塩茹でしただけの川エビは、つくばではなかなか手に入らないので嬉しい(行方から売りに来られているとのこと)。








★真壁伝承館の『追憶の筑波鉄道』展へ

さて、飯名神社への参拝の後、足をちょっと伸ばして、桜川市真壁まで。
途中、我が家のソウルフード♪ べんべら庵のトマトラーメン(べんべら庵さんが、つくばの竹園で『べんべら』をされている時からの家族全員がファン)を食べてから、真壁伝承館へ。


この期間、真壁は有名なひな祭りの真っ最中でしたが、今回は真壁伝承館で開催中の企画展『追憶の筑波鉄道~鉄道から自転車道へ~を見に行くのが目的でした。
(企画展は2018年2月3日~5月6日までの開催)

真壁の街中も、かなりの人出。
イベント開催中のため通行止め箇所も多く、ちょっと大変でした。

真壁伝承館では、企画展の他、ひな祭り関係のイベントも開催中で、親子連れでにぎわっていました。
琴の生演奏がずっと流れていたり、良い雰囲気笑


伝承館の図書館にも、おひなさまの展示が。












こちらの図書館で飾られているお雛様は、本を持っていました!
手作りのミニチュア本で、『源氏物語』とか日本の古典の題名が書かれていたのはさすが♪










企画展パンフレット
展示物の他、当時を知る人には懐かしい写真も掲載されていて、お勧めだと思いますちょき
300円でお手頃です。

企画展の展示で個人的にツボキラキラだったのが、真壁城から『出土』した、汽車土瓶と呼ばれる、駅弁と一緒に買われたお茶が入っていた焼き物の小型の土瓶や、土浦の販売店の字が入った牛乳瓶

大正から昭和初期のものだそうです。
筑波鉄道は真壁城跡の西側を通っていて、真壁駅が城跡にあったそうなので、多分、使用後にゴミとして捨てられたものが、発掘されたのですね(^^;)。

国史跡『真壁城』から発掘されたものと聞くと、中世の遺物かと思っちゃいますが、そんな近年のものも出てくるとは!

でも、筑波鉄道は一度乗りたかったなぁ・・・。


今は自転車道『りんりんロード』となっていますが、イベントで、豆電球電車型のバス(よく遊園地で走っているタイプ。ひたち海浜公園でも走っているタイプの)を走らせると、絶対人気になると思うグッドのですが。

豆電球馬車でも良いですよねキラキラ
筑波山をバックに、のんびり、ぽくぽく、馬車に揺られてハート


もし関係者の方、この記事をご覧になられたら、ご検討してみてください(^o^)












  

Posted by かるだ もん at 22:05Comments(2)地域・お出かけ 
シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (6) 酒香川


江戸中期の”ガイドブック” 『筑波山名跡誌』(上生菴亮盛 著)(文献1)に書かれた名所・旧跡を訪ね、興味のおもむくまま♪ 関連する話題も調べるシリーズです。
(筑波山名跡誌に記載されている順ではありませんので、その点、ご了承ください)

今までのお話
豆電球シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1)常陸帯宮(前編)
豆電球シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1) 常陸帯宮(後編)
豆電球 シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (2) 男女川(水源)
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (3)夫女之原、夫女石
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (4)亀之岳
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」(5)観流庵(前編)
豆電球シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (5)観流庵(後編)


第6回は、『酒香川』 です。



【逆川、酒香川、酒匂川、鴨居川】

筑波山名跡誌(文献1)に出てくる『酒香川』。
読みは『さかがわ』。


現在の川の名『逆川(さかさがわ)』は、筑波山名跡誌では『誤りなり』とされています汗

また他にも、『酒匂川』 『鴨居川』(筑波山麓フットパスマップ より)とも呼ばれるそうですが、
ここでは、筑波山名跡誌にならい酒香川』と表記します。
(写真は2018年1月撮影)




逆川(= 酒香川)は桜川の支流。
筑波山の南麓、つくば市の神郡地区・臼井地区を東西に流れ、桜川に合流する川です。

春になると川べりの色とりどりの花桃がきれいですハート
(写真は2017年4月撮影)






筑波山名跡誌では、『キラキラ酒が香る川』の理由として、面白い伝説を記載しています。

以下、文献1から引用しますと、
筑波権現の末社に神酒造(みきつくり)の神あり。祭神は保食(みけもち)神の御子 豊宇気比女神(とようけひめのかみ)也。此社の辺(ほとり)常に酒匂(さけにおひ)あり。是岩洞(このいわや)より涌出る故に酒匂川と名付り也。

『筑波権現の末社』ということで、筑波山中のどこかに、神酒造りの神様を祀るお社があるようなのです!

で、そのお社の近くはいつもお酒に匂いハートがしていて、お社のある岩洞からの流れ出る水が『酒香川』になっているとか?!グッド



【“酒香る”岩洞は、筑波山中のどこに?】

しかし、筑波山名跡誌では、この神酒造りのお社/岩洞窟 がどこかは書かれていません。

そこで、古来からの筑波山禅定のコースにあるのでは?と思い、宮本宣一著『筑波歴史散歩』(文献2)を調べると、

第四十番 おサカ倉イワヤ
とあり、
酒樽が並んでいるような格好をしたイワヤ』で、『祭神はウケモチノカミ(保食神)の子 トヨウケヒメノ神(豊宇気比女神)である。このイワヤより流れる川をサカカ(酒香)川という。麓に流れるとサカサ(逆)川といわれる
とあるではありませんか!

この『おサカ倉イワヤ』が、筑波山名跡誌にある『筑波権現の末社』の『神酒造りの神』=『豊宇気比女神』のお社のある場所に間違いないでしょう笑

しかしこの『おサカ倉イワヤ』の場所は、同書でもはっきりは分からない。

そこで、筑波町史史料集(文献3)にある、『筑波山遺跡図』を見てみると…。
『55 御酒倉
とあり、その場所も地図上に記載されていました!ちょき

御酒倉』は、女体山の側で、屏風岩の下の方
つくば側から見て、弁慶七戻りなどの奇岩群の向こう側、石岡側へやや下った辺りの山中に『55 御酒倉』と記されています。

つまり、『酒香川』が流れる筑波山の南側山麓(つくば市側)からみると、
筑波山女体山頂から続く稜線の向こう側 = 石岡市側(北側)
に『御酒倉』がある
のです・・・。


【酒香川の源流は…】

これでは御酒倉/おサカ倉(石岡市)から湧き出た水は、地理的・物理的に決して稜線は越えられず、筑波山女体山南麓のつくば市側へは流れないで、そのまま女体山北麓の石岡市側に流れるのが自然です(多分、恋瀬川の支流になるかと)。

つくば市の神郡地区を流れる逆川(酒香川)は、地図・地形図をみても、女体山の稜線の南側(つくば市側)が沢の始まりです。

山にトンネルでもない限り、稜線を越えて石岡側からつくば市側への水の流れは、あり得ない汗

『おサカ倉/御酒倉のイワヤ』は山深い場所にあり、でごく一部の修行僧だけに知られた修行場所だったことでしょう。。

なので、『御酒倉』の形の噂と伝説をベースに、
酒香川の水源となる沢の方角から、『御酒倉』に端を発する水だろう…
という 憶測と願望 から、

『酒の香り』がする(気がする♪) → 『酒香川(さかがわ)』ハート

になったのかもしれませんね(*^^*)。


写真は、酒香川=逆川の上流、六所の滝付近。
この更に上流に、白滝があります。
(2015年8月撮影)

個人的には『さかがわ』の字は、現在の『逆川』でなくて、『酒香川』の方がロマンがあって好きですが。
※なお、文献2では、『酒香川』が『逆川』と書かれうようになったいわれも書かれています。これは後述の【おまけ1】にて。




【石岡地区の酒伝説】

『御酒倉』のイワヤ(岩洞)は、筑波山女体山の石岡市側にあることがわかりました。
石岡には『養老滝』伝説に似た、『親は諸白 子は清水』伝説が同市村上地区伝わっています。
孝行息子が美酒が湧いている場所を見つける伝説です、
 豆電球詳細は(以前書いた記事) → 大人の♪いばらき おとぎ話1-(1) 茨城の酒にまつわる昔話―茨城の地酒をより楽しむために―

『御酒倉から流れる水』の噂が、石岡の『子は清水』伝説に繋がっていると楽しいのですが・・・。

筑波山(女体山)付近からの水の流れは、地形的には恋瀬川へと続いていくと考えられます。

伝説が伝わる村上地区は、恋瀬川からやや離れている龍神山のすぐ麓。
村上地区に直接流れるのは(古くから雨乞い信仰のある)龍神山からの水の流れでしょう。

その龍神山からの流れも最後は恋瀬川に合流すると考えられますが、『子は清水』伝説は、『御酒倉』伝説とは多分別系統だろうと思います。う~ん、ちょっと残念~泣


【筑波山麓は酒どころ】

いずれにせよ、筑波山麓のまわりには造り酒屋が多く、古くから酒どころです。
『筑波山水系』は、酒どころ茨城の一端を担う、一大水系。
 豆電球参考→ 茨城県酒造組合ホームページ

筑波山の中にあるという、酒樽の形をした岩に思いをはせながら、山麓の地酒を楽しみましょう♪ハート


【おまけ1】

『さかがわ』が、麓では『逆(さかさ)川』と書かれるようになった理由の伝説
文献2によると、

あらすじ:
田植えをしている農家の人のところに、河童が水泳の競争を挑んできた。
『人間が負けたら、人間の”精”をくれ。河童が負けたら、この川の水を逆流させてみせる』
ということで、競泳を始めた。
河童は水中で人間のフンドシを取って精を取ろうとしたがフンドシは取れず、競争に負けてしまった。
河童は田植えなど手伝ってしばらく経った後、神通力を見せて、川の流れを逆流させた。
・・・だから、この川は『逆川(さかさがわ)』という

 
逆川は桜川に合流し、その桜川は土浦の佐野子を通り、最後に霞ヶ浦に注ぎます。

文献2の著者の宮本宣一氏も触れていますが、
佐野子には、有名な河童伝説と、河童の手のミイラが伝わっていますグッド

豆電球佐野子の河童(かっぱ祭りと河童の手のミイラ)については、以前詳しく書きましたので、良かったらちょき
  → 佐野子のかっぱまつり
  → 茨城県南西の七不思議(仮)その1



【おまけ2】

『おサカ倉イワヤ』/『御酒倉』の近くには、もう一つ、お酒にちなんだ名前の岩洞・遺跡名があります(文献2、3)。

●『おコウジ倉イワヤ』/『お麹の窟』: 文献2によると『酒の麹を作る格好をしたイワヤ』とのこと

もしかすると大昔、ここで本当にお神酒が作られていたのかもしれませんねハート…伝説ロマン♪


このシリーズ、ぼちぼちと続きます♪
 → シリーズ「筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて」 (7) 橘川・迎来橋(前編)


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【参考文献】

1.『筑波山名跡誌 ―安永期の貴重な地誌再現―』 上生庵亮盛 著 桐原光明 解説  筑波書林

2.筑波歴史散歩  宮本宣一著 日経事業出版センター

3.筑波町史 史料集第7篇 筑波町史編纂委員会

4.『筑波山麓フットパス 神郡~六所~筑波』マップ つくば市 発行












  

Posted by かるだ もん at 20:39Comments(0)地域・お出かけ 
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かるだ もん
かるだ もん
徒然なるままに、興味のあることを気ままに書いています。好きなことばは「中途半端も、たくさん集まればいっぱい!」(ドラマのセリフ)

地元つくばや茨城の話題を中心に、茨城の食材を使った家庭料理、民俗学もどき、国際交流、旅の話題など、趣味の記事を掲載中。

特に自分の勉強も兼ねて、
★民話・伝説紹介と、それにちなむ土地めぐり
★茨城を中心に、全国の郷土料理と食材(世界の料理も含む)の話題
の話題が多いです。

・ヒッポファミリークラブ(多言語自然習得活動と国際交流)
・観光ボランティア
・郷土食研究会うまかっぺ!茨城



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