【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(74)】古の 筑波山の夫婦餅(餅でんがく)を再現♪


先日、
古の『夫婦餅』を想い、筑波山頂で串餅と味噌田楽を食す。

という記事を書きました。

昔、筑波山頂の茶店で出されていたという、
夫婦餅』(『餅でんがく』)キラキラ

現在食べられないなら、作ってしまえっグッド
ということで、家で作ってみました\(^o^)/。

味噌は、筑波山産のオニグルミを使った、くるみ味噌を塗ってみましたちょき

豆電球くるみ味噌の作り方については、前回の記事
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(73)】 筑波山産の鬼胡桃(オニグルミ)で作る、くるみ味噌
をご覧ください(^^)v

餅については、上記のページでも詳しく解説しましたが、
昔、筑波山で出されていたのは五平もちのような扁平型の餅だったようなので、
それを意識して作りました。

また
昔から茨城の各地の家庭で作られていたという、残りご飯を使った
焼きもち
のレシピも取り入れてみました。

豆電球※筑波山の『夫婦餅(餅でんがく)』の再現につきましては、
この記事の最後に記載した参考文献1~6を基に、作りました。


【材料】

・ご飯
・小麦粉
・木綿豆腐

 ※堅豆腐、水切り豆腐が手にはいったらその方が楽です。
・くるみ味噌 (くるみは筑波山産のオニグルミを使用)


【作り方】

1.木綿豆腐は電子レンジで600wで2分ほど加熱して、出てきた水を捨てて、キッチンペーパーに挟んで水分を取る。
 水分がまだ抜けないようなら、再度1~2分程度加熱して、同様の作業をする。

 (木綿豆腐が厚めなら、2回目は1回目とは逆に、上下ひっくり返して加熱すると良いです)
 ※堅豆腐や水切り豆腐が手に入ったら、このプロセスは要りません。

2.フライパンに薄くサラダオイルを敷き、適宜カットした1の豆腐を並べて、焼き目がつく位に、両面を焼く。

3.ご飯に小麦粉をまぶして、まんべんなく混ぜてから、軽くこねて、団子を作る。
それを掌で平たく形を整えて、オーブントースターで焼き目がつく位に焼く。

※これを昔から『焼き餅』と呼んで、家庭で食べていたそうです。
 (文献6より)

4.焼き上がった、豆腐と餅に、くるみ味噌を塗って出来上がり。
 ※ここで再度、オーブントースターか魚焼きコンロで、軽く味噌に焦げ目が出来る程度に焼くと、より香ばしくなります♪


ホームメイドなので、串は使ってません。
串に刺すと、より気分は出ますね(^^) お好みで。

昔の筑波山頂の茶屋で出されていたという夫婦餅。
団子(平たい餅だったという記述あり)と豆腐を並べて、
『夫婦餅』
と呼んでいたそう笑
古の『夫婦餅』を想い、筑波山頂で串餅と味噌田楽を食す。 参照)


(74) 古の筑波山の夫婦餅(餅でんがく)を再現♪
ホームメイドの夫婦餅も、
味噌を塗った『焼き餅』と、豆腐田楽を、夫婦に見立てて。

くるみ味噌を塗ってから、もう一度、軽く焦げ目が付く位に焼いてます。

形は違っても、くるみ味噌で一緒、餅と豆腐の味のコンビネーションも良く、味わい深いちょき
・・・夫婦とはこんなものかもしれませんね(^m^)




(74) 古の筑波山の夫婦餅(餅でんがく)を再現♪
こちらは、おしゃれなカフェ風ハートに、ワッフル型で焼きました。
下のやや広がっているのが、ワッフルお餅。さっくさく(*^^*)
上が、焼き豆腐。こちらはどーんと食べ応えアリ!

餅は普通の切りもち。
豆腐は水切り豆腐(水切りした木綿豆腐でもOK)。

切りもちは、水にぬらして、かるく電子レンジで加熱(1分程度)してから、ワッフル型で焼いています。
塗っているのは同じく、くるみ味噌。

ワッフルにすると、おしゃれにメープルシロップやらフルーツソースやらをかけたくなりますが、
ここは、やはりくるみ味噌が断然美味しいです。
(もとは、お餅と味噌ですから)ハート

切りもちをワッフル型で焼くのは『モッフル』と呼ばれていて、かなり一般的ですよね。
簡単でおいしい♪ サクサクの食感がまた良い。

お豆腐も、ワッフル型でそのまま焼けて簡単です。
(焦げ付きが心配なら、表面に薄くサラダオイルを塗って焼いても良いです)

筑波山に登る時のお弁当に良いかなぁとも思うのですが、
やはりアツアツが一番なので、おうちで、昔の筑波山頂の茶屋気分を想像して味わうのが良いかも(^^)。

また『夫婦餅』なので、ここぞという勝負時などにも!?

お試しください(^^)


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参考文献

1. 『筑波山名跡誌 安永期の貴重な地誌再現 (ふるさと文庫)』 上生庵亮盛 著 桐原光明 解説 筑波書林

2. 『筑波山』 岩上長作 (東京交通世界社発行の復刻版) 崙書房

3. 『春の筑波山』 (桂月全集 第2巻 紀行1)大町桂月 著  日本図書センター
 ※茨城県立図書館にあります。

4. 『長塚節 歌集』 長塚節著   春陽堂
 ※茨城県立図書館にあります。

5.『筑波誌<筑波山神社版>』  杉山友章 著 崙書房

6.『日本の食生活全集8 茨城の食事』 農山漁村文化協会(農文協)














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