愛宕山・難台山ハイキング モニターツアー参加しました

※2016年3月25日放送のFM84.2MHz ラヂオつくば『つくばね自由研究クラブ』でお話した内容を再構築して掲載しています。

いまだに揺れが続く、熊本・ 大分地震。被害状況、避難生活をされている皆様のニュースを見るたびに、胸が痛くなります。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、皆さまの安全と、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
離れている自分たちも、出来ることを少しでもやっていこうと思います。

報告が遅くなってしまいましたが、先日3/5(土)に、この筑波山ジオパーク構想推進協議会が主催する「愛宕山・難台山ハイキングモニターツアー」という企画を、に参加しました!とても楽しく、勉強にもなったので、その報告です。

参考: 
豆電球筑波山ジオパーク構想推進協議会 ホームページ
http://tsukuba-geopark.jp/
豆電球日本ジオパークネットワーク ホームページ
http://www.geopark.jp/about/ 

地震も地球の動きの一つと考えると、「ジオ」の一部で、複雑な気持ちになりますが、地球上に住む以上、地震・火山の国、日本に住む以上、避けられない(覚悟して準備すべき)現象というのも事実です。

そういうことも頭の片隅に置きながら読んで頂くのも、大事かなと感じています。

3月初めなので、写真はまだ冬枯れの風景です汗
今はきっと、花と新緑できれいなことでしょうハート


★コース

朝8:20にTXつくば駅を観光バスで出発。 


途中、JR石岡駅に寄り、愛宕山大駐車場 に到着。
写真は、愛宕山大駐車場にあった、天狗の像。
十三天狗など、天狗にまつわる伝説が伝わる、愛宕山ならでは。








愛宕山からの景色。曇っていて残念。
桜の名所らしく、桜の木が多いです。桜の季節に来たかった・・・。









そこから、徒歩で愛宕山・難台山ハイキングコースで歩きました。

ハイキング行程:
愛宕山大駐車場…みはらしの丘…南山展望台…団子石峠…難台山頂上(昼食)…道祖神峠


道祖神峠で、またバスに乗り、笠間工芸の丘へ向かって、展示見学や買い物をして、再びバスで 愛宕山大駐車場→ JR石岡駅→ TXつくば駅17:20頃到着 でした。
※途中、団子石峠でリタイアする人用に車の待機あり。


★愛宕山・難台山ハイキングコース

ハイキングでは、観光ボランティアガイドさんによる地質関係の説明をメインに、
この地域に生息する動植物、微小生物(陸生貝など)、歴史的史跡の詳細な説明ありました。

ハイキングコースは、笠間市(旧岩間町)と石岡市(旧八郷町)の境界にも当たります。

奇しくもこの境界は、南北朝の頃の南朝方と北朝方の勢力の境とも一致しているそうです。
こんなところを、当時も通ったのでしょうか。

愛宕山駐車場~団子石峠は比較的ゆるやか。
団子石峠~難台山~道祖神峠は、かなりハードなコース。急な坂道の上り下りが続きます。




・新しく作られた木製の道標が、道端や道の分岐のところに立っていました。












急な坂道は、片側にロープが張られ、足場になる杭が縦に穿たれていました。










また、道祖神峠に降りる長くて急な坂に、つづら折りで降りられるように、木の長い幹を埋めて整備されていました。
これらは全部、地元のボランティアの方が整備したそうです!キラキラ







南山頂上には、木製の展望台あり。









難台山山頂には、景色の案内版あり。










難台山山頂には祠もありました。
『御祭神 国之常立神』との説明板があり。








★地質

地元のボランティアガイドさんによる説明の一部を、私の理解した範囲でお話しますと・・・、

・愛宕山~団子山あたりまでは、変成岩の露頭。
・団子山付近から難台山の方にかけては花崗岩の岩が露頭。

・愛宕山付近の変成岩1億1千万年~1億5千万年前のものだそうです。


・団子山付近で、露頭している岩が、筑波変成岩(ホルンフェルス)と花崗岩とにはっきり分かれるそう。丁度境目があそうで、説明を聞きながら足元の岩を見ていると、確かに素人目にも違う石質になったのがわかりました。

・巨石(団子石、獅子が鼻、大屏風などあり)


・団子石
団子石峠から団子山に登る途中にあります。
砂岩と泥岩の互層となっている岩。









・獅子が鼻
横から見ると獅子の鼻(というか横顔?)に見える。
写真では分かりにくいですが、岩は断崖の上に突き出ています((( ;゚Д゚)))









・屏風岩
付近は、昔の採石跡らしいです。









・桜や他の木々が割って生えている巨石。
今は無名ですが、そのうち名前がつくかもしれないようですキラキラ











団子石峠にある、花崗岩で作られたテーブルとイス
イスは、ヌカメ型花崗岩やウワシロ型花崗岩で、テーブルは普通の花崗岩(稲田石)だそう。
『ヌカメ』は、目が細かい高級品。『青目』 (青い色)なので羽黒山に近い砕石場のものだそうです。
こう見ると、同じ花崗岩でもかなり違うものですね!






・団子石峠にある「開設記念碑」の石碑。
上の文字が彫られているのは筑波山の斑レイ岩で、
下の台は笠間の稲田石(花崗岩)だそうです。









★動物


山のふもとで見つかっている希少生物について、写真や標本を使っての説明がありました。
珍しい陸生貝が数種類、見つかっているそうです。






★植物

自生している植物もたくさん教わりましたちょき
中にはかなり珍しい植物もありました。


・愛宕山駐車場に近い場所にヤマブキ(だったと思います)の群生があります。植林したそう。



・愛宕山は桜の名所。ヤマザクラも多い。
写真はヤマザクラの巨木など。









途中、ヤマツツジが多く生える場所あり。
ツジのシーズンはさぞきれいかと。

すずらん群生地もありますし、4月~5月の花と新緑シーズンにぜひ一度行ってみたいハート







・すすきが原 
今は木で覆われているが、昔は一面すすきの原っぱで、周りの景色が見渡せたそうです。









あちこちにイノシシが土を掘り起こした跡がある。
餌のミミズを探すらしいです。あとヤマイモもイノシシが掘って食べるらしいです。
※後日、別の機会で、筑波山のカタクリを、イノシシが掘り起こして食べている被害が出ていると聞きました。







ヤマシキミだったかな?










・冬枯れの枝に「つくばね」の実が1つ残っていました。 
ガイドさんに教えてもらって初めてわかりました。
めったに見られない実とのことです!ラッキー!

羽つきの「つくばね」に似ているので「つくばね」。
筑波峰の「つくばね」と偶然同じ音のせいか、筑波山には伝説が伝わっています。
豆電球筑波山に伝わる「つくばね」の伝説については → 茨城こんなもの見つけた♪(19) 「つくばね御守」と「つくばね」の実


★文化・歴史

・難台山
難台山付近は、南北朝の頃の南朝方と北朝方の勢力が激突した場所です。
難台山城跡へはハイキングコースから分かれていく道もあり。
小田五郎の伝説の話も聞きました。


★お弁当

笠間いなり寿司弁当

出発前にお弁当(笠間いなり寿司弁当)とお茶を受け取りました。
難台山山頂は広く開けていて、そこでお昼のお弁当を食べました。

笠間では、いなり寿司を売り出し中で、B-1グランプリに毎回出展しているとのことグッド
焼き肉や焼きそばと違い、出展時の(匂い、煙なども含め)パフォーマンスが地味汗なのもあり、毎回10位までに入れない(11位)とのお話が、バスの中でありました。
がんばれ!笠間いなり寿司弁当!


地元の素材を使っていて、いなり寿司5個に卵などのおかずと、甘納豆入り。
5つのいなり寿司は、1つ1つ味のバラエティーがあって、とても美味しいハート
個人的にはお勧めのお弁当ですグッド

以前、北関東自動車道 ・笠間SAでも(たぶん同じものを)買った記憶があるので、パーキングエリアでも買えると思います。(※だぁな(@mda_abm )さんより、常磐道友部SAでも買ったことがあるとの情報も頂きました)



★おみやげ

小さな笠間焼のお皿と手作りの竹の笛



左が笠間焼のお皿
右が愛宕山の観光ボランティアガイドさんの手作りの竹の笛(「火の用心」の文字と天狗の顔のスタンプのしおり入り)


帰りがけのバスの中では、モニターツアーなのでアンケート記入がありました。
その後に思いがけず、2つのお土産を頂き、とても嬉しかったですハート





★感想

・最初、気軽な気持ちで申し込んだ。行きのバスの中で笠間市観光協会の方が「体調が悪くなったら、団子石峠で車が待機しているので」とか「すべりやすい」「愛宕山~団子石峠は比較的緩やかだけど、そこから先はかなりきついアップダウン」「愛宕山~団子石峠の3倍きつい」と再三話があり、だんだん不安になりました(笑)


国道6号近郊から、愛宕山、難台山方面を望む。


確かにハードなアップダウンのコースです。

しかし手でつかまるようなロープが張ってあったり、足がかりになる木の杭などの整備もされていたのもあり、先頭のガイドさんの説明を聞きたい一心で先頭集団についていけました。

急な下り坂は、やはり怖かった。私には登りより下りの方が苦手です。

今回、地面が乾いていたのは幸いでした。
濡れていたり、落ち葉が多い季節は、やはり結構危ないコースだと思います。

今回の、地元のボランティアガイドさんが、80歳近いとのことでしたが、すごい元気で健脚だし、研究熱心だしプレゼン上手だしで、尊敬しますキラキラ

愛宕山・難台山付近は、珍しい動植物が生息するということが、写真や現物(貝殻・石)のコレクションを見せて下さりながらの説明で、よく分かりましたグッド

それを保護したり伝えようとする地元の方の熱意も、伝わってきました。

また、何度も繰り返し説明されていくうちに、自分の中でも理解が深まっていきましたちょき

説明を聞きながら、数千万年前~一億年以上前の地球のことを想像しながら景色を見ると、地球のダイナミズムを感じて、景色の見え方がまた違って見えます!
ジオ的説明は、おすすめグッド


笠間工芸の丘では、NHKのニュースでも紹介されていたのを前日偶然見ていて行きたいと思っていた
紫峰百三十六景
アマチュア写真家による、360度の方向から筑波山を撮影した写真展

これも見ることが出来て、個人的にとても嬉しかったです(入場無料)。

どの写真も素晴らしく、いろんな形の筑波山が、その土地の四季折々の風景とともに写されていて、写真集が出ていたら購入したいくらいキラキラ



アップダウンはかなりきついコースですが、地元のボランティアの皆さんの整備のたまもので、きれいなハイキングコースになっている、愛宕山・難台山ハイキング。

花や新緑がきれいなこれからの季節、もう一度訪れたいです。

【おまけ】
笠間工芸の丘では笠間焼はもちろん、地元の食材もお土産に買えます。


夕食用に、稲荷ずし、稲荷そばを買いました。
他にも、美味しそうな甘食や、珍しい再仕込み醤油も買いました。








【参考サイト】

★筑波山ジオパーク構想については、

筑波山ジオパーク構想 ホームページ
http://tsukuba-geopark.jp/

★「笠間・吾国愛宕県立自然公園ハイキングコース」 については、

笠間市ホームページ
トップ > 観光 > 遊ぶ > 愛宕山とハイキング > ハイキングコース・コースマップ・所要時間
http://www.city.kasama.lg.jp/page/page000198.html

笠間観光協会ホームページ
トップページ > 笠間観光ルート > ハイキング・トレッキングコース
http://www.kasama-kankou.jp/model_root/hiking.html

















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Posted by かるだ もん at 23:05│Comments(2)地域・お出かけ ウォーク&ラン
この記事へのコメント
愛宕山頂には、十三天狗の祠とかあって、とても神秘的な山々ですね♪
ハイキングコースは結構ハードな感じですが、起伏があって楽しそうです!
笠間いなり寿司弁当は、あっという間に売り切れちゃうので、まだ食べたことありませんww(^。^;)ゝ
Posted by ふるたこ at 2016年04月26日 01:05
ふるたこさま
コメント、ありがとうございます!
ハイキングコースは本当にきちんと整備されているので、地面が濡れていたり、落ち葉が多いなどがなければ、なんとか私でも登れました。
笠間いなり寿司弁当、人気なんですね!
Posted by かるだもんかるだもん at 2016年04月26日 08:01
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徒然なるままに、興味のあることを気ままに書いています。好きなことばは「中途半端も、たくさん集まればいっぱい!」(ドラマのセリフ)

地元つくばや茨城の話題を中心に、茨城の食材を使った家庭料理、民俗学もどき、国際交流、旅の話題など、趣味の記事を掲載中。

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