【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば (102) 】 自家製 “山の海産物”づくり ~ 山くらげ・山するめ・山あわび


天気が良い日が多く、気温が低く からっ風の吹く、北関東のこの季節。

絶好の干し野菜づくりの季節でもあります!グッド

『山くらげ』は中華食材でも有名な乾燥野菜ですが、『山くらげ』にならって、
『山するめ』『山あわび』と勝手に名付けた、干し野菜を作ってみました。

ということで、今回は、自家製“山の海産物”づくり と 簡単レシピです。


(1) 山くらげ

中華食材で見かけることのある『山クラゲ』
これは、茎レタスが手に入ると、簡単に作れちゃいます。

茎を縦にスライスしたものを、天日干し
私は厚さ2㎜位、幅は1cm位、長さは2cm位にスライスしたものを干しています。

(102) 自家製 “山の海産物” づくり ~ 山くらげ・山するめ・山あわび

1日程度だとセミドライ。
もう数日干すと、カラカラに乾燥したタイプ。
(写真は 3日間天日干しで、ほぼカラカラになった状態のものです)






(102) 自家製 “山の海産物” づくり ~ 山くらげ・山するめ・山あわび 
【食べ方の例】



調理する時は、水で戻して。20分もつけて置けば戻ります。

戻した『山クラゲ』を、サラダ油炒めて、火を止めた後にゴマ油少々で香りづけ。塩少々で味付けし、すりごまも少々かけて。お好みでラー油少々もGood。

生の茎レタスを使った時とはまた違う食感と旨味ハート
コリコリした歯ごたえが、まさにクラゲっぽい・・・『山くらげ』と呼ばれるのも、さもありなんです笑

美味しいです!


(2)山するめ

これはあまり一般的な名前でないかもしれません。
以前、生協で『山のするめ』という名の名産品を購入しました。
『そのまま食べられます。まるで するめいかのような味』と銘打っていました。
これは、乾燥させたエノキダケでした。

確かに、するめいかを彷彿させる食感と旨味ハート
いかのような生臭さがないので、海産物が苦手な人にも美味しく食べられるかと思います。

エノキダケは生では食べられないものですが、
「そのまま食べられる」ということは、一度加熱したものを乾燥させたのではないかと憶測。

加熱方法をいくつか試して、これが一番だと思った方法です豆電球

① エノキダケを半分にカットし、手でほぐしてばらす。

② 油をしかないでフライパン(テフロン加工のプライパンなど)で、火が通ってしんなりするまで乾煎りする。
焦がさないように、中火位で炒ります。大体3〜4分程度です。

(102) 自家製 “山の海産物” づくり ~ 山くらげ・山するめ・山あわび
③ 粗熱を取った後、ざるに広げて、天日でからからになるまで干す。
(関東の冬の晴れて乾燥した日で、3〜4日位天日乾燥)


レシピはとても簡単。
でも、エノキダケを手でほぐすのは、結構手間がかかります。
その手間をかけてでも、食べたくなる美味しさハート

写真は、2月の晴れた3日間、天日干ししてから、乾いた物を、再び手で裂いてほぐしたもの。


【食べ方の例】

これはまずはそのままで! 本当に するめいかのような旨味があって、手が止まりません!ハート

あと、お浸しやサラダのトッピングにも良いですグッド



(3)山あわび

カットしたエリンギが『あわび』に見た目が似ている…というのは、割と巷で言われている話。
味は、そのままでは、残念ながらやはりあわびには遠い…。しかし干すと旨みが増しますし、食感もより貝類に近くなりますちょき

(102) 自家製 “山の海産物” づくり ~ 山くらげ・山するめ・山あわび

エリンギを生のままざく切りして、2日ほど天日干します。
(干し方等は、文献1を参考にしています笑








(102) 自家製 “山の海産物” づくり ~ 山くらげ・山するめ・山あわび
【食べ方の例】

干しエリンギは加熱して調理します。
まず水で戻してから、白菜と一緒にサッと油で炒めてます。
次に、旨煮風に白だしとみりんと醤油少々を加えた煮汁で数分煮て、具材に火が通ったら、最後に片栗粉でとろみをつけて旨煮風の味付けに。

あわびのような強い風味はありませんが、白菜の旨味も加わり、とても美味しいですグッド
しかも、財布に優しい! \( ˆoˆ )/



とってもベジタリアンな『海の幸もどき』。『もどき』といってもあなどれない美味しさ!!ハート

野菜の保存も兼ねて、おすすめです♪



**********************
【参考文献】

1.『干し野菜百科』 濱田美里 著 河出書房新社








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Posted by かるだ もん at 22:18│Comments(0)家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば
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