【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば (100) 】あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味 ~ ラペ コン サル ナランハ Rape Con Sal Naranja


『仮定で堪能!おいしい茨城&つくば』のシリーズも通算100回となりました笑

100回目は、茨城が誇る郷土の食材、あんこうと、ふくれみかん(福来みかん)のコラボですちょき

(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味

鍋にして食べるのが一般的なあんこう(鮟鱇)ですが、今回はスペイン料理風ですキラキラ
しかも簡単♪ キラキラ

スペインやイタリアでも、アンコウを食べるそうです。
特にスペインのバスク地方では、あんこうは『rape ラペ』と呼ばれて、よく食されるそう。

手持ちの料理の本(参考文献1)によると、スペインでは、安くて美味しいあんこうは、『貧乏人のイセエビ』キラキラとも呼ばれるとかグルメ
あんこうのプリプリの美味しい白身は、オマールエビにも比されるのですね♪ハート

ただ、日本と違って、白身の肉の部分だけ食べるようで、肝とかヒレとかの『あんこうの七つ道具』は食べないよう?
・・・なんともったいない!!がーん…

茨城が誇る郷土料理 あんこう鍋では、あんこうの身はほぼ全てを美味しく、食べ尽くしますよね! 

ということで、茨城の海と山の幸の簡単コラボ! 筑波山のふくれみかんで作った『塩ふくれみかん』で味と風味づけした、
あんこうのムニエル 塩みかん風味
です。
あんこうは、ムニエルにしても、白身はもちろん、七つ道具まで美味しく頂けちゃうのですyo!!


(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
塩ふくれみかん』は、『塩レモン』の応用で、ふくれみかんを塩漬けしたものです。

今回は、ふくれみかんの皮を細切りにして塩蔵した、こちらのものを使いました (後述の 塩みかんの作り方のその2のタイプです)。
これで、塩味と香りを加えます。






【材料】

(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
・あんこう 切り身:白身と 七つ道具(肝、ヒレ、皮など) 今回は青森産(つくばではなかなか茨城産は手に入れづらく)

 豆電球あんこうは、ヒレや皮などの、『あんこうの七つ道具』もとても美味しいキラキラので、是非味わって下さいませ。

塩ふくれみかん (※後述)
  今回は、ふくれミカンの皮を細切りにして、塩蔵したものを使用

にんにく :薄切りにしておく

小麦粉 : あんこうの切り身にまぶす粉

 : サラダオイル、オリーブオイルなどお好みで。


【作り方】

1.ニンニクは薄切りにしておきます。

(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
2.あんこうに切り身に、うすく小麦粉をまぶしておきます。

3.フライパンに油を、やや多めに入れ、中火で熱して、あんこうの身を炒めます。
  先に厚みのある、白身と肝を入れると良いかと思います。
  片面をじっくり炒めてから、反対の面を炒めます。
  焦げないように火加減に注意。 
  ※油がはねやすいのと、早く火が通りやすいので、蓋をするとのお勧めします。

4.3の白身・肝に火が通り始めた位の頃に、薄切りにんにくと、白身・肝以外の『七つ道具』(ヒレ、皮など)を加え、
  香ばしそうな焦げ目がつく位までi炒めます。


5.最後に 塩みかんを加えて、かるく混ぜて火を止めて、出来上がり。

(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
油で炒めたムニエルなので、白身と肝はともかく、『七つ道具』は、箸やフォークでは滑って食べにくいので、ここは、もう手を使ってワイルドに頂きましょう!笑

あんこうの旨味と、ムニエルにした香ばしさ、ガーリックと塩みかんの風味が渾然一体と鳴って、とっても美味しいですハート

日本では、あんこうは『あんこう鍋』が定番ですが、ムニエルにしても、もちろんとても美味しい!ハート



(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
そして、特筆すべきは!!
白身や肝はもちろん、皮やヒレなどの部分(『あんこうの七つ道具』)の深い味わいが、ムニエルにするとさらに際立ってグッド!

特にコラーゲン部分のトロトロの美味しさといったら!ハート

『あんこうの七つ道具』、見た目にビビらず、是非是非召し上がって下さいちょき

更にそこへ、ふくれみかんで作った塩みかんで風味付けすると、海と山の幸を同時に味わえるというもの(^^)ちょき

柑橘系の香りと魚料理が合うのはよく知られてますが、塩レモンや塩みかんを使うと、皮の苦みが旨味になるハートのが、よく分かります。



※塩ふくれみかん

 『塩みかん』は、地元産レモンでも、柚子でも、同じように作れます♪
 今回の料理では、当ブログの料理記事では頻出ちょきの筑波山名産 『ふくれみかん(福来みかん)』で作ってみたものです。

 作り方はいろいろありますが、どれも簡単。塩の量は適宜ですが、塩漬けの感覚で、かなり多めで。

(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
 (その1) きれいに洗ったふくれみかんの水分を拭いてから、半分にカットして塩と一緒に瓶詰めし、冷蔵保存する。

写真は秋に作って冷蔵庫で保存していたもの。
だいぶ使って、残りわずかです。
肉料理にも、また鍋料理にも使えます。



       
 (その2) ふくれみかんの皮を細切りにして、塩をまぶして瓶詰めして冷蔵保存する。

今回の料理はこのタイプその2を使ってみました。


(100) あんこうのムニエル 塩ふくれみかん風味
 (その3) ふくれみかんの皮をみじん切りにして、塩をまぶして瓶詰めして冷蔵保存。

ちなみに、こちらの写真のものは、我が家の庭でなった柚子の実の皮を刻んで、塩蔵にした、『塩柚子/柚子塩』です。
こちらは(その3)のタイプ。

(その2)の細切りタイプ、(その3)のみじん切りタイプは、野菜の浅漬けやサラダに使っても、香りが良くてGood!


もう春の足音が聞こえてきます芽が、冬の名残りの美味しい物もまだまだある今の時期。
季節の移り変わりを、味わっちゃいましょう!笑



【参考文献】

あんこう料理が紹介されてます。

1. 『コロンブスのごちそう わが家でできるスペイン食の旅 バッカス5月号別冊』  TBSブリタニカ

2. 『スペイン修道院の食卓 歴史とレシピ』 五十嵐加奈子・丸山永恵 訳 スエタエ社編 原書房

3. 『イタリアの地方料理』 柴田書房









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徒然なるままに、興味のあることを気ままに書いています。好きなことばは「中途半端も、たくさん集まればいっぱい!」(ドラマのセリフ)

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