2020年08月20日
(92) 夏の日の楽しみ:蓮の花と葉を味わう 後編: 碧筒杯と蓮酒を楽しむ
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(92)】 夏の日の楽しみ:蓮の花と葉を味わう 後編: 碧筒杯と蓮酒を楽しむ
全国一の蓮根の生産を誇る土浦。
7月から8月中旬頃までは、蓮の花も大変美しい季節です。
地下茎である蓮根を食べるだけでなく、蓮の花も葉も楽しみたい!
ということで、『夏の日の楽しみ』と銘打って、前回は蓮花茶と蓮葉茶を作って味わってみました。
→ 【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(91)】 夏の日の楽しみ:蓮の花と葉を味わう 前編: 蓮花茶と蓮葉茶を作る
手作りの蓮花茶で、贅沢で優雅なひとときを楽しめました
さて今回は、蓮とお酒の楽しみです♪
蓮の大きな葉を酒器に見立てて酒を注ぎ、葉の中心から茎(蓮の茎は蓮根のようにたくさんの穴がある)を通ってきた酒を楽しむ。
そのお酒を『荷葉酒』と読んだり、またその姿から『碧筒杯』とか『象鼻杯』と呼ばれているそうです。
個人的には、碧い筒(柄・茎)から通ってくるという『碧筒杯』という表現が好きです。
象の鼻というと、どうも象の鼻水が出てきそうなので(笑)。
なので、当ブログでは、『蓮葉酒(碧筒杯)』 で統一します♪
ずいぶん以前、水で碧筒杯を体験した話を記事に書きました。
(水だから、『蓮葉水』でしょうか(^^))
→ ハスの花について学ぶ♪ 霞ヶ浦総合公園 花蓮園にて。
かすかにハッカに似たすーっとした香りがしたのが印象的だったのを記憶しています。
水でも香りがあったので、お酒ではさぞ香り成分が抽出されるのでは♪ とずっと試したく思っていたところ、
採れたての柄付きの葉を、蓮根農家さんから購入出来たので、早速トライ!
(1)蓮葉酒(碧筒杯)
蓮の葉の中心、柄と繋がっている部分を、つまようじでちょっと穴を開けて、お酒が流れ出やすくします。
蓮の葉の上に、そっとお酒を注ぎ入れます。
ここで本来は、茎を通ってきたお酒を、口で受け止めてお酒を頂くようですが、
今回のものは茎が短めだったのと、8月上旬を過ぎて茎も堅くなっているため、上手く(優雅に?)口にくわえて頂けないので、
お猪口に出てきたお酒を受け止めました。
柄は、蓮根と同じように、たくさんの大きな穴が並んでますので、結構ジャバジャバと流れててきました(笑)
葉に開けた穴が多すぎたか?
筑波山の伏流水で作られた地酒、男女川の純米酒。
男女川は、桜川の支流で、霞ケ浦に流れていきますから、霞ケ浦の蓮根ともつながっている♪
では、飲んでみましょう!
・・・うーん、蓮らしい香りも風味も分からない(^^:)
苦味のような変な味もありませんが、香りも特に感じられない。
比較の為に、オリジナルの男女川の純米酒とも味比べしましたが、違いが分かりませんでした。
以前書いた記事で試した、碧筒杯で水を飲んだ時は、蓮の香りがフッとしたので、日本酒では
成分がよりアルコールに溶けてさぞかし♪と期待しましたが、アルコールの香りが強すぎて、
分かりませんでしが。
葉と柄に酒が留まっている時間が短すぎるからでしょうか。
もしかすると、もっと若い時の葉(7月上旬頃)と細い茎の方が、風味が強いのかもしれません。
来年の夏、もうすこし早い時期に確かめたいです。
(2) 『蓮酒』
碧筒杯(荷葉酒)だと、茎を通る時間が短すぎるのかとも思い、蓮の茎をお酒に漬けてみました。
① 日本酒に漬ける
実際、大手酒造メーカー 菊正宗のサイトで、象鼻杯(=碧筒杯)とは別に、『ハス酒』
という飲み方も紹介されているのを見つけました。
参考: 菊正宗 ネットショップブログ > “ハス酒”と“象鼻杯”
蓮の茎をお酒(日本酒)に漬けたものを味わうそう。
これなら漬けている時間が長いので、蓮の香りがお酒に移っていそう。
これもトライ!
上のサイトには具体的な作り方等は書かれていないので、とりあえずシンプルに、斜めにカットした蓮の茎をそのまま日本酒に漬けてみることにしました。
お酒は上と同じく、筑波山の銘酒、男女川の純米酒。
1日漬けたものを、頂きます♪
ワクワク♪
・・・ん? よく分からない。
碧筒杯の時と同じくらい、特に蓮の香りも味も感じられない。
味も、苦味・えぐ味も特にない代わりに、特に変化もなく・・・。
こちらも、碧筒杯の時と同じく、オリジナルの男女川の純米酒とも味比べしましたが、違いが分かりませんでした。
念のため、2日間漬けてみましたが、やはり違いは分からず。
こちらも、もしかするともう少し若い葉(7月初旬ごろ)と、細くて若い茎を使った方が良いのかもしれません。
こちらも、来年の夏の宿題かな♪
② 焼酎(ホワイトリカー)に漬けてみる。
めげずに焼酎(ホワイトリカー)にもつけてみました。
糖分は(私の好みで)一切入れず、ホワイトリカーと蓮の茎(葉・花の茎)のみ。
アルコール度数の強い酒に長時間付けるとどうなるか?
写真は、ホワイトリカーに漬けて1週間程経ったもの。
褐色に色が変化しています。
香りは、アルコールの匂いに混じって、甘い匂いが・・・この香りは、なんと!蓮根の香り!
味は今のところ、特に特徴はありませんが、変なクセもありません。ちょっと期待感♪
1年程漬けていると、味も熟れて来ると思うので、もう1年寝かせてみます。
来年の楽しみです。
【おまけ】
おつまみは、霞ケ浦の手長エビの素揚げと、ハスならぬハスイモの茎とキュウリ・にんじんの酢の物。
お好みで、筑波山名産の福来ミカンの七味をトッピング(^^)v
これぞ、筑波山・霞ヶ浦の味ですね。
【次にトライしてみたいこと】
また蓮の葉が手には入ったら、今度は、『荷葉飯』(蓮の葉で包んだちまき)を作ってみたいと思ってます(^^)
全国一の蓮根の生産を誇る土浦。
7月から8月中旬頃までは、蓮の花も大変美しい季節です。
地下茎である蓮根を食べるだけでなく、蓮の花も葉も楽しみたい!
ということで、『夏の日の楽しみ』と銘打って、前回は蓮花茶と蓮葉茶を作って味わってみました。
→ 【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(91)】 夏の日の楽しみ:蓮の花と葉を味わう 前編: 蓮花茶と蓮葉茶を作る
手作りの蓮花茶で、贅沢で優雅なひとときを楽しめました
さて今回は、蓮とお酒の楽しみです♪
蓮の大きな葉を酒器に見立てて酒を注ぎ、葉の中心から茎(蓮の茎は蓮根のようにたくさんの穴がある)を通ってきた酒を楽しむ。
そのお酒を『荷葉酒』と読んだり、またその姿から『碧筒杯』とか『象鼻杯』と呼ばれているそうです。
個人的には、碧い筒(柄・茎)から通ってくるという『碧筒杯』という表現が好きです。
象の鼻というと、どうも象の鼻水が出てきそうなので(笑)。
なので、当ブログでは、『蓮葉酒(碧筒杯)』 で統一します♪
ずいぶん以前、水で碧筒杯を体験した話を記事に書きました。
(水だから、『蓮葉水』でしょうか(^^))
→ ハスの花について学ぶ♪ 霞ヶ浦総合公園 花蓮園にて。
かすかにハッカに似たすーっとした香りがしたのが印象的だったのを記憶しています。
水でも香りがあったので、お酒ではさぞ香り成分が抽出されるのでは♪ とずっと試したく思っていたところ、
採れたての柄付きの葉を、蓮根農家さんから購入出来たので、早速トライ!
(1)蓮葉酒(碧筒杯)
蓮の葉の中心、柄と繋がっている部分を、つまようじでちょっと穴を開けて、お酒が流れ出やすくします。
蓮の葉の上に、そっとお酒を注ぎ入れます。
ここで本来は、茎を通ってきたお酒を、口で受け止めてお酒を頂くようですが、
今回のものは茎が短めだったのと、8月上旬を過ぎて茎も堅くなっているため、上手く(優雅に?)口にくわえて頂けないので、
お猪口に出てきたお酒を受け止めました。
柄は、蓮根と同じように、たくさんの大きな穴が並んでますので、結構ジャバジャバと流れててきました(笑)
葉に開けた穴が多すぎたか?
筑波山の伏流水で作られた地酒、男女川の純米酒。
男女川は、桜川の支流で、霞ケ浦に流れていきますから、霞ケ浦の蓮根ともつながっている♪
では、飲んでみましょう!
・・・うーん、蓮らしい香りも風味も分からない(^^:)
苦味のような変な味もありませんが、香りも特に感じられない。
比較の為に、オリジナルの男女川の純米酒とも味比べしましたが、違いが分かりませんでした。
以前書いた記事で試した、碧筒杯で水を飲んだ時は、蓮の香りがフッとしたので、日本酒では
成分がよりアルコールに溶けてさぞかし♪と期待しましたが、アルコールの香りが強すぎて、
分かりませんでしが。
葉と柄に酒が留まっている時間が短すぎるからでしょうか。
もしかすると、もっと若い時の葉(7月上旬頃)と細い茎の方が、風味が強いのかもしれません。
来年の夏、もうすこし早い時期に確かめたいです。
(2) 『蓮酒』
碧筒杯(荷葉酒)だと、茎を通る時間が短すぎるのかとも思い、蓮の茎をお酒に漬けてみました。
① 日本酒に漬ける
実際、大手酒造メーカー 菊正宗のサイトで、象鼻杯(=碧筒杯)とは別に、『ハス酒』
という飲み方も紹介されているのを見つけました。
参考: 菊正宗 ネットショップブログ > “ハス酒”と“象鼻杯”
蓮の茎をお酒(日本酒)に漬けたものを味わうそう。
これなら漬けている時間が長いので、蓮の香りがお酒に移っていそう。
これもトライ!
上のサイトには具体的な作り方等は書かれていないので、とりあえずシンプルに、斜めにカットした蓮の茎をそのまま日本酒に漬けてみることにしました。
お酒は上と同じく、筑波山の銘酒、男女川の純米酒。
1日漬けたものを、頂きます♪
ワクワク♪
・・・ん? よく分からない。
碧筒杯の時と同じくらい、特に蓮の香りも味も感じられない。
味も、苦味・えぐ味も特にない代わりに、特に変化もなく・・・。
こちらも、碧筒杯の時と同じく、オリジナルの男女川の純米酒とも味比べしましたが、違いが分かりませんでした。
念のため、2日間漬けてみましたが、やはり違いは分からず。
こちらも、もしかするともう少し若い葉(7月初旬ごろ)と、細くて若い茎を使った方が良いのかもしれません。
こちらも、来年の夏の宿題かな♪
② 焼酎(ホワイトリカー)に漬けてみる。
めげずに焼酎(ホワイトリカー)にもつけてみました。
糖分は(私の好みで)一切入れず、ホワイトリカーと蓮の茎(葉・花の茎)のみ。
アルコール度数の強い酒に長時間付けるとどうなるか?
写真は、ホワイトリカーに漬けて1週間程経ったもの。
褐色に色が変化しています。
香りは、アルコールの匂いに混じって、甘い匂いが・・・この香りは、なんと!蓮根の香り!
味は今のところ、特に特徴はありませんが、変なクセもありません。ちょっと期待感♪
1年程漬けていると、味も熟れて来ると思うので、もう1年寝かせてみます。
来年の楽しみです。
【おまけ】
おつまみは、霞ケ浦の手長エビの素揚げと、ハスならぬハスイモの茎とキュウリ・にんじんの酢の物。
お好みで、筑波山名産の福来ミカンの七味をトッピング(^^)v
これぞ、筑波山・霞ヶ浦の味ですね。
【次にトライしてみたいこと】
また蓮の葉が手には入ったら、今度は、『荷葉飯』(蓮の葉で包んだちまき)を作ってみたいと思ってます(^^)
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