茨城こんなもの見つけた♪(39) 鹿島の帯占い


以前、当ブログで、鹿島神宮の『常陸帯』と、筑波山神社の筑波山神社の『常陸帯宮』関係のナゾについて触れました。

豆電球参照:
シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1)常陸帯宮(前編)
シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1)常陸帯宮(後編)

もともと鹿島神宮の『常陸帯』には、どうも
『安産祈願』
『縁結び』
の二つの信仰があったようだということを、シリーズ『筑波山名跡誌に書かれた場所を訪ねて』 (1)常陸帯宮(後編) で考察しました。

そして現在の鹿島神宮では別々になって、
安産のお守りである、『常陸帯守
縁結びの占い『鹿島の帯占い
として、それぞれ社務所で授与されています
豆電球詳細:鹿島神宮ホームページ


茨城こんなもの見つけた♪(39)  鹿島の帯占い
鹿島神宮拝殿(2018年6月下旬撮影)

先日、鹿島神宮に行った際()、確かに、『常陸帯守』も『鹿島の帯占い』も社務所に並んでいるのを確認してきました♪






茨城こんなもの見つけた♪(39)  鹿島の帯占い
今回は、『常陸帯守』は購入しませんでしたが、『鹿島の帯占い』は購入しましたちょき

パッケージの色は何色かあるものから選べます。
私は淡い黄色のものを選びました。
(大きさの比較のため、十円玉を置いています)








茨城こんなもの見つけた♪(39)  鹿島の帯占い
帯占いの方法が書かれた看板。

お願いを神様にお祈りした後、三角のパッケージを閉じたまま、4本の紐の端を2本ひと組で結んで、それからパッケージを開けて紐を取り出して、結び目の形で占います。

良い結果のものはお守りとして持って置き、イマイチの結果の時は、神社内の結び所に結べば、願いが叶うようお祓いしてくれるとのことキラキラ


ということで、本来は占い用なのでその場で作法に従って紐を結んで占うのですが、私は結ばずに自宅に持ち帰って、家の神棚に置いております(^^)


さて、上述した以前の記事にも書きましたが、鹿島神宮の『常陸帯』と、筑波山頂上にある『常陸帯宮』には、どうも隠された関係がある?! ようキラキラで、ロマンとミステリーに勝手にワクワクハートしております。


茨城こんなもの見つけた♪(39)  鹿島の帯占い
筑波山頂上(男体山頂上付近)の一角にある、『常陸帯宮』の祠。

 豆電球『常陸帯宮』については、筑波山神社公式ホームページの 『筑波山神社とは 筑波山神社由緒』 、のページに記載があります。


加えて、江戸時代の文献(文献1)によると、常陸帯宮では江戸時代、『誓願つつじ、満願つつじ』と呼ばれて、良縁を願って周囲のつつじにした願掛けが人気だったキラキラというのも、大変興味深いです。




芽鹿島神宮と筑波山神社(常陸帯宮は筑波山神社の摂社)でコラボすると、パワースポット好き女子や縁結び祈願の女子に人気が出ると思うんですが、いかがでしょう?(女子は男子を連れてきますし)キラキラ

ただし、筑波山の上部は特別保護地区で、植物の採取はもちろん、傷つけるのも禁止されています。
なので、つつじに直接結ぶのはご法度なので、そこは人工のツツジを作って設置したりするとか、知恵の出しどころグッドかと。
拙ブログをご覧になった関係者の方、ご検討ください(^^)v


(ご参考)鹿島神宮参拝を含め、東国三社巡りについての報告は、前回の記事
 茨城こんなもの見つけた♪(38) 東国三社守
に書きましたのでをご覧ください笑


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【参考文献】

1. 『筑波山名跡誌 安永期の貴重な地誌再現』 上生庵亮盛 著 桐原光明 解説 (ふるさと文庫) 筑波書林 












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