2018年03月14日
筑波山梅林2つの秘話(1)と、梅まつり2018年3月3日&7日
筑波山梅林2つの秘話(1)と、梅まつり2018年3月3日&7日
1月に、つくば観光ボランティア298の勉強会で、筑波山梅林の再生プロジェクトについて勉強しました。
●筑波山梅林、知られざる秘話(1)●
★筑波山梅林は、平成25年度日本造園学会技術部門賞受賞の梅林。
★2000年に、藤沢順一つくば市長(当時)から筑波大学副学長を通して、鈴木雅和筑波大学芸術系教授(当時)に梅林再生依頼があって生まれたプロジェクト。 展望四阿(あずまや)など、大学院生のグループコンペで選ばれたアイディア。
当時珍しかった「大学の地域貢献」の画期的成果。
★全ての管理対象樹木を、GPS等を使って位置把握。ナンバリング。
★30年間放置され、鬱蒼とした梅林の木々を、木の再生の為に、大胆に剪定、伐採。
その直後、花がつかず、観光客等から苦情殺到。
★しかし、数年後、梅の木々は花をつけ始め、観光客が増え始め、2006年には観光バスツアーも。
★剪定した枝はウッドチップにして敷き詰める → 木の保護、土壌づくり、見学者の歩きやすさに効果。
剪定の方法などをきちんとマニュアル化。
★現在に至るまで、毎年、剪定をつくば市と業者が行っている。
また以前、全国的に梅の木に感染が報告されて問題になった プラムポックスウィルスは筑波山梅林では発見されていない。
(参考文献:「平成25年度日本造園学会受賞者業績要旨 筑波山梅林再生プロジェクト」、鈴木雅和, ランドスケープ研究78(2), 2014)
30年間放置されて、正直、ダメダメだった筑波山梅林。
それを、ここまで素晴らしい梅林に復活させたプロジェクト。
筑波山梅林は、最近はテレビでも特集されていますよね。
本当にスゴイです。
NHKの『プロジェクトX』(今はやっていないけど)とか、TBSの『情熱大陸』等のドキュメンタリーで、取り上げてほしいくらい。
つくば市はもっと大々的にこれを宣伝すべきです
以上を念頭に置き、改めて梅林をご覧になると、感動もひとしおです
・・・ということで、今年2018年の筑波山梅林 梅まつりです
●3月3日(土)及び 3月7日(水)の筑波山梅林●
暖かい日が続いて梅もだいぶ咲き進み、報告が遅くなりました
3月3日(土)は朝から、そして3月7日(水)は夕方に、筑波山梅林に行ってきました
筑波山梅林の詳細情報 → 筑波山梅まつり公式サイト
3/3(土)は朝から快晴。
風もなく暖かく穏やかな日和
朝9時過ぎの時点で、梅園一番上の、展望四阿(あずまや)から、靄の中で微かですが何とか富士山が見えました!
・・・が、風がなく温かな日差しなので、どんどん靄が濃くなり、みるみるうちに見えなくなりました。
3/3では、展望四阿付近の紅梅はほぼ満開。
ただし、園の下の方の紅梅はまだつぼみの木も見受けられましたので、紅梅全体としては8割くらいの印象。
写真は3/3の時点のもの。
白梅はこれからという感じで、全体としては3割程度でした。
ただし、梅林中腹の緑がく梅は、満開でした♪
そしてこちらの写真は、やや角度が違いますが、3/7(水)の時点のもの。
暖かい陽気が2~3日続いたので、紅梅は満開。
白梅も7割位に咲き進んでいました!。 一気に咲いた感じですね。
今年の梅まつりでは、梅林の下に隣接するフォレストアドベンチャーつくばで、100mジップスライド体験もやっているせいか、時々、断末魔のような(笑)絶叫が聞えてきたり(^m^)
気づいたのですが、大抵、絶叫の声は男性の声ですね・・・
土日はつくば観光大使の皆さんの艶姿も花を添えます
たすきをつけるのを手伝い合う つくば観光大使さんのお二人。
(3/3撮影)
(3/3撮影)筑波山梅林名物、斑レイ岩の巨石群と、梅の花の取り合わせ。
それに加えて青い空と、関東平野を見渡す絶景。
歩くごとに、風に乗って梅の香り
さて、今年から新しく出来た、新名所『福来梅』
筑波山名物・福来(ふくれ)みかん から、名前を取ったようですね♪
(3/7撮影)
りっぱな巨石のそばにある白梅の木。
今回、筑波山神社が祈祷したとのことで、縁結びの新パワースポットとなりそうな予感
下の『お休み処』で、300円のリーズナブルなお値段で絵馬を買って、願い事を書くと、ここで絵馬をかけることができるそうです。
梅まつり期間中は、会場では美味しいものもたくさん。
3つのお店が集まる特設売店 『うまいもん処』
無料の梅こぶ茶も頂ける 『お休み処』
常設の 『おもてなし館』
それぞれ扱っている品が違ってバラエティがある上に、年々、品ぞろえが充実してきてるなぁと感心
3/3に食べた『つくばうどん』(写真はハーフサイズ)
梅肉トッピングが美味しくておすすめです
筑波山の形の『筑波山焼き』は、カスタードクリーム入りをチョイス。
外側がこんがり香ばしい。
【本日のお土産】
年々充実してきているお土産、地元の名産を使ったものが多く、購買意欲が湧きます
・・・ということで、今回購入したものは、
写真右から、
・『福来陳皮』
筑波山産の福来(ふくれ)みかんの皮を使った、手作り粉末とのこと。
東京の料亭にも納めているそうで、香りが素晴らしい!
(お休み処にて購入)
・『美食同玄米』
新品種の黒米だそうです。香りがフルーティーと言われて試しに購入。楽しみ♪
(お休み処にて購入)
・『ハスの実の甘露煮』
ハス=蓮根 は、お隣の土浦の名産でもありますね。
ナッツっぽくて、ピーナツの煮豆(甘露煮)に近い食感です
・『明日葉の辛~い佃煮』
去年買って、美味しくてハマりました。
つくば駅で売っているのものより量が多くてお安いです。
(おもてなし館で購入)
・地元 筑波山麓 稲葉酒造の男女川『春のにごり酒』
昨年に引き続き、購入。
梅まつりの期間のスペシャルのようですね♪
(お休み処にて購入)
そして、今回初めて訪れてみた、梅林のすぐ隣にある、『つくばね焼』の『窯元 陶 梅田』さんのギャラリーで購入したのは、
・『つくばね焼』のお皿
以上、お酒以外は全て数百円で買えるお土産です。
さて、つくばね焼きのお皿。
『つくばね焼』を生んでいる窯元 陶 梅田さんの敷地。
こちらに、筑波山梅林、2つ目の秘話があります。
筑波山梅林誕生のきっかけを語る 梅の古木の1本。
その話~筑波山梅林、知られざる秘話(2)~については、次回♪
→ 筑波山梅林2つの秘話(2)~筑波山梅林より古い隣接の梅の林
【ご参考】 筑波山梅林の過去の記事
2017年の梅林の報告
・筑波山梅林 梅まつり 2017年3月5日
2016年の梅林の報告
・筑波山梅林 梅まつり 2016年2月21日
2015年の梅林の報告
・筑波山梅林 梅まつり 2015年3月8日
2014年の梅林の報告
・2014年筑波山梅まつり その1 ―2/22オープニング
・2014年筑波山梅林梅まつり その2 3月9日(日)
1月に、つくば観光ボランティア298の勉強会で、筑波山梅林の再生プロジェクトについて勉強しました。
●筑波山梅林、知られざる秘話(1)●
★筑波山梅林は、平成25年度日本造園学会技術部門賞受賞の梅林。
★2000年に、藤沢順一つくば市長(当時)から筑波大学副学長を通して、鈴木雅和筑波大学芸術系教授(当時)に梅林再生依頼があって生まれたプロジェクト。 展望四阿(あずまや)など、大学院生のグループコンペで選ばれたアイディア。
当時珍しかった「大学の地域貢献」の画期的成果。
★全ての管理対象樹木を、GPS等を使って位置把握。ナンバリング。
★30年間放置され、鬱蒼とした梅林の木々を、木の再生の為に、大胆に剪定、伐採。
その直後、花がつかず、観光客等から苦情殺到。
★しかし、数年後、梅の木々は花をつけ始め、観光客が増え始め、2006年には観光バスツアーも。
★剪定した枝はウッドチップにして敷き詰める → 木の保護、土壌づくり、見学者の歩きやすさに効果。
剪定の方法などをきちんとマニュアル化。
★現在に至るまで、毎年、剪定をつくば市と業者が行っている。
また以前、全国的に梅の木に感染が報告されて問題になった プラムポックスウィルスは筑波山梅林では発見されていない。
(参考文献:「平成25年度日本造園学会受賞者業績要旨 筑波山梅林再生プロジェクト」、鈴木雅和, ランドスケープ研究78(2), 2014)
30年間放置されて、正直、ダメダメだった筑波山梅林。
それを、ここまで素晴らしい梅林に復活させたプロジェクト。
筑波山梅林は、最近はテレビでも特集されていますよね。
本当にスゴイです。
NHKの『プロジェクトX』(今はやっていないけど)とか、TBSの『情熱大陸』等のドキュメンタリーで、取り上げてほしいくらい。
つくば市はもっと大々的にこれを宣伝すべきです
以上を念頭に置き、改めて梅林をご覧になると、感動もひとしおです
・・・ということで、今年2018年の筑波山梅林 梅まつりです
●3月3日(土)及び 3月7日(水)の筑波山梅林●
暖かい日が続いて梅もだいぶ咲き進み、報告が遅くなりました
3月3日(土)は朝から、そして3月7日(水)は夕方に、筑波山梅林に行ってきました
筑波山梅林の詳細情報 → 筑波山梅まつり公式サイト
3/3(土)は朝から快晴。
風もなく暖かく穏やかな日和
朝9時過ぎの時点で、梅園一番上の、展望四阿(あずまや)から、靄の中で微かですが何とか富士山が見えました!
・・・が、風がなく温かな日差しなので、どんどん靄が濃くなり、みるみるうちに見えなくなりました。
3/3では、展望四阿付近の紅梅はほぼ満開。
ただし、園の下の方の紅梅はまだつぼみの木も見受けられましたので、紅梅全体としては8割くらいの印象。
写真は3/3の時点のもの。
白梅はこれからという感じで、全体としては3割程度でした。
ただし、梅林中腹の緑がく梅は、満開でした♪
そしてこちらの写真は、やや角度が違いますが、3/7(水)の時点のもの。
暖かい陽気が2~3日続いたので、紅梅は満開。
白梅も7割位に咲き進んでいました!。 一気に咲いた感じですね。
今年の梅まつりでは、梅林の下に隣接するフォレストアドベンチャーつくばで、100mジップスライド体験もやっているせいか、時々、断末魔のような(笑)絶叫が聞えてきたり(^m^)
気づいたのですが、大抵、絶叫の声は男性の声ですね・・・
土日はつくば観光大使の皆さんの艶姿も花を添えます
たすきをつけるのを手伝い合う つくば観光大使さんのお二人。
(3/3撮影)
(3/3撮影)筑波山梅林名物、斑レイ岩の巨石群と、梅の花の取り合わせ。
それに加えて青い空と、関東平野を見渡す絶景。
歩くごとに、風に乗って梅の香り
さて、今年から新しく出来た、新名所『福来梅』
筑波山名物・福来(ふくれ)みかん から、名前を取ったようですね♪
(3/7撮影)
りっぱな巨石のそばにある白梅の木。
今回、筑波山神社が祈祷したとのことで、縁結びの新パワースポットとなりそうな予感
下の『お休み処』で、300円のリーズナブルなお値段で絵馬を買って、願い事を書くと、ここで絵馬をかけることができるそうです。
梅まつり期間中は、会場では美味しいものもたくさん。
3つのお店が集まる特設売店 『うまいもん処』
無料の梅こぶ茶も頂ける 『お休み処』
常設の 『おもてなし館』
それぞれ扱っている品が違ってバラエティがある上に、年々、品ぞろえが充実してきてるなぁと感心
3/3に食べた『つくばうどん』(写真はハーフサイズ)
梅肉トッピングが美味しくておすすめです
筑波山の形の『筑波山焼き』は、カスタードクリーム入りをチョイス。
外側がこんがり香ばしい。
【本日のお土産】
年々充実してきているお土産、地元の名産を使ったものが多く、購買意欲が湧きます
・・・ということで、今回購入したものは、
写真右から、
・『福来陳皮』
筑波山産の福来(ふくれ)みかんの皮を使った、手作り粉末とのこと。
東京の料亭にも納めているそうで、香りが素晴らしい!
(お休み処にて購入)
・『美食同玄米』
新品種の黒米だそうです。香りがフルーティーと言われて試しに購入。楽しみ♪
(お休み処にて購入)
・『ハスの実の甘露煮』
ハス=蓮根 は、お隣の土浦の名産でもありますね。
ナッツっぽくて、ピーナツの煮豆(甘露煮)に近い食感です
・『明日葉の辛~い佃煮』
去年買って、美味しくてハマりました。
つくば駅で売っているのものより量が多くてお安いです。
(おもてなし館で購入)
・地元 筑波山麓 稲葉酒造の男女川『春のにごり酒』
昨年に引き続き、購入。
梅まつりの期間のスペシャルのようですね♪
(お休み処にて購入)
そして、今回初めて訪れてみた、梅林のすぐ隣にある、『つくばね焼』の『窯元 陶 梅田』さんのギャラリーで購入したのは、
・『つくばね焼』のお皿
以上、お酒以外は全て数百円で買えるお土産です。
さて、つくばね焼きのお皿。
『つくばね焼』を生んでいる窯元 陶 梅田さんの敷地。
こちらに、筑波山梅林、2つ目の秘話があります。
筑波山梅林誕生のきっかけを語る 梅の古木の1本。
その話~筑波山梅林、知られざる秘話(2)~については、次回♪
→ 筑波山梅林2つの秘話(2)~筑波山梅林より古い隣接の梅の林
【ご参考】 筑波山梅林の過去の記事
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・筑波山梅林 梅まつり 2017年3月5日
2016年の梅林の報告
・筑波山梅林 梅まつり 2016年2月21日
2015年の梅林の報告
・筑波山梅林 梅まつり 2015年3月8日
2014年の梅林の報告
・2014年筑波山梅まつり その1 ―2/22オープニング
・2014年筑波山梅林梅まつり その2 3月9日(日)
2025年巳年に最強!?の御守と、茨城県内 蛇にちなむ神社リスト
結城での研修と、結城土産
筑波山大御堂の古図
つくばの秋・紅葉2024
つくばに伝わる伝説と 地ビール
筑波山塊の花崗岩が 世界の 『ヘリテージ ストーン』 に!
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Posted by かるだ もん at 23:42│Comments(0)│地域・お出かけ
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