2011年01月23日
つくばみらい(西丸山地区)の辻人形
茨城&つくばプチ民俗学 つくばみらい(西丸山地区)の辻人形
(初出:2011年1月23日 22時12分)
昨年8月に「つくばプチ民俗学 (茨城プチ民俗学) 辻に立つ大人形(人形道祖神)」
をご紹介しましたが、同じく「人形道祖神」の系列になると思われる人形が、つくばみらい市にもあります。
もうかなり昔ですが、守谷からつくば方面に帰る時に、現在のつくばみらい(旧 谷和原村地区)を通ると、とある辻に、大きな藁人形が立てかけられているのを見て、非常に驚いた ことがありました。
その後、何回もその道を通り、時々そのような人形が飾れられているのを見るにつけ、「どうも何かのお祭りか風習で辻(十字路)に飾られているらしい 」と気づきました。
それが、つくばみらい市西丸山地区の「西丸山祈祷ばやし」(茨城県指定無形民俗文化財)の祭事の際に作られる、厄除けの藁人形です。
【詳細】・つくばみらい市 HP
http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/bunka/11.htm
・茨城県HP 「発見!! いばらき」
http://www.pref.ibaraki.jp/discover/festival/south/17.html
・「茨城県教員委員会」HP
http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/mukeiminzoku/11-13/11-13.htm
「古川」交差点の人形
県道130号沿いの月読神社の近くの人形
人形は二体あり、地区の南端と北端に立てられるとのこと。
南端は、県道3号と130号のクロスする「古川」交差点にある馬頭観音の石造物に添うように立てられています。北端は、古川交差点の北、県道130号沿いの月読神社の近くに立てられていました。
2体の人形とも、まだ青味をおびた新しい藁が固く編まれており、キリリと清々しい雰囲気です。
撮影日は1月15日・16日でしたので、作られて間もないものでしょう。
古川交差点のものは、割と目につきやすい場所なので気づかれる方も多いと思いますが、月読神社近くのものは、ちょっと見落としやすい場所です。
2体の人形の傍には「大杉神社」の お札も細い竹の先につけられて、「辻切り」(集落に疫病・災いなどが入ってこないように立てたお守り)として立てられていました。
二体の藁の「大人形」と、「辻切り」が、集落を守っています。
せっかくなので、月読神社にも新年のお参りをしてきました。
県指定の無形文化財の「西丸山祈祷ばやし」と辻人形、ずっと守られていって欲しいなぁと、人形を見るたび思います 。
※以前見たものの中には、この写真のような洗練された形でなく、年によっては、大きな頭と手足のシンプルな「巨大なワラ人形」型もあったような記憶があります。作り手によってデザインが変わったりすることもあるのかな ??
(初出:2011年1月23日 22時12分)
昨年8月に「つくばプチ民俗学 (茨城プチ民俗学) 辻に立つ大人形(人形道祖神)」
をご紹介しましたが、同じく「人形道祖神」の系列になると思われる人形が、つくばみらい市にもあります。
もうかなり昔ですが、守谷からつくば方面に帰る時に、現在のつくばみらい(旧 谷和原村地区)を通ると、とある辻に、大きな藁人形が立てかけられているのを見て、非常に驚いた ことがありました。
その後、何回もその道を通り、時々そのような人形が飾れられているのを見るにつけ、「どうも何かのお祭りか風習で辻(十字路)に飾られているらしい 」と気づきました。
それが、つくばみらい市西丸山地区の「西丸山祈祷ばやし」(茨城県指定無形民俗文化財)の祭事の際に作られる、厄除けの藁人形です。
【詳細】・つくばみらい市 HP
http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/bunka/11.htm
・茨城県HP 「発見!! いばらき」
http://www.pref.ibaraki.jp/discover/festival/south/17.html
・「茨城県教員委員会」HP
http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/mukeiminzoku/11-13/11-13.htm
「古川」交差点の人形
県道130号沿いの月読神社の近くの人形
人形は二体あり、地区の南端と北端に立てられるとのこと。
南端は、県道3号と130号のクロスする「古川」交差点にある馬頭観音の石造物に添うように立てられています。北端は、古川交差点の北、県道130号沿いの月読神社の近くに立てられていました。
2体の人形とも、まだ青味をおびた新しい藁が固く編まれており、キリリと清々しい雰囲気です。
撮影日は1月15日・16日でしたので、作られて間もないものでしょう。
古川交差点のものは、割と目につきやすい場所なので気づかれる方も多いと思いますが、月読神社近くのものは、ちょっと見落としやすい場所です。
2体の人形の傍には「大杉神社」の お札も細い竹の先につけられて、「辻切り」(集落に疫病・災いなどが入ってこないように立てたお守り)として立てられていました。
二体の藁の「大人形」と、「辻切り」が、集落を守っています。
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映画『石岡タロー』
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Posted by かるだ もん at 22:12│Comments(0)│茨城&つくば プチ民俗学・歴史
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