2011年11月28日
(26) 滋味豊か― 淡貝(たんかい)と切干だいこんの煮付け
【家庭で堪能!おいしい茨城&つくば(26)】 滋味豊か― 淡貝(たんかい)と切干だいこんの煮付け
昨日つくばマラソンの応援の帰り、マラソンコース20km給水場と、21km折り返し地点の間のあたりに、農産物直売所のお店があり、立ち寄ってみました。
地元の新鮮な野菜を買いに入りましたが、他にもふと見ると、
「新鮮な霞ヶ浦産 淡(たん)貝 切干だいこんと煮ると絶品・・・」
という旨の手書きポップともに、冷凍の貝の剥き身のパックを発見。
お店の奥さんに聞くと、「切干大根と煮ると、本当に美味しいんですよ♪」とのお話なので、購入しました。
一つ一つが大きくてびっくり 剥き身一つ一つか、手のひら位、大きいのです!
それが沢山はいったパック。
「自然解凍してから煮付けると良いですよ。」というお店の方のアドバイスに従い、自然解凍。
「淡貝」は霞ヶ浦名産とのこと。
ふと思って「聞き書 茨城の食事 日本の食生活前週⑧」(社団法人農山漁村文化協会)を見てみると、「南部水田地帯の食」の章に
「たん貝と切干し大根の煮つけ」
として紹介されているではありませんか。
なので、今回は同書で紹介されている味噌煮の方法を参考に作ってみました。
【材料】
・切り干し大根 (つくば産)
・淡貝剥き身(霞ヶ浦産)
・味噌
・ショウガ(同書には特に書かれていませんでしたが、私の好みで^^)
色は地味ですが、味は優しい
同書に紹介されている方法を要約すると、
(1)切り干し大根は、水で戻してから、油で炒める。
(2)淡貝の剥き身は茹でる。
※本にはありませんでしたが、かなり大きな貝なので、茹でた後、食べやすい大きさに切りました。
(3)淡貝と切り干し大根を味噌で煮込む。
※あまり長く煮込むと貝が固くなるので、味噌味がしみこんだあたりで火をとめる(同書より)。
臭みもなく、優しく滋味豊かな、郷土料理です。
切り干し大根と良く合います。そして、味噌味がしみじみ良いです!
つくばの中心地では(地元産を売っている直売所でも)売っているのを見たことありませんが、ちょっと離れた豊里付近の農産物直売所で売られているのは、面白いです。
このあたりはちょっと西に行けば、小貝川なので、もしかすると昔から淡水魚介類が地元で愛されているのかもしれないですね。
マラソン応援で、意外な場所で、すてきな食材と食文化を知ることが出来ました。
また買って作りたいと思います
-----------------------------------------
参考文献
・「聞き書 茨城の食事」(日本の食生活全集⑧) 社団法人 農山漁村文化協会
(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2011年11月28日 21時53分)
昨日つくばマラソンの応援の帰り、マラソンコース20km給水場と、21km折り返し地点の間のあたりに、農産物直売所のお店があり、立ち寄ってみました。
地元の新鮮な野菜を買いに入りましたが、他にもふと見ると、
「新鮮な霞ヶ浦産 淡(たん)貝 切干だいこんと煮ると絶品・・・」
という旨の手書きポップともに、冷凍の貝の剥き身のパックを発見。
お店の奥さんに聞くと、「切干大根と煮ると、本当に美味しいんですよ♪」とのお話なので、購入しました。
一つ一つが大きくてびっくり 剥き身一つ一つか、手のひら位、大きいのです!
それが沢山はいったパック。
「自然解凍してから煮付けると良いですよ。」というお店の方のアドバイスに従い、自然解凍。
「淡貝」は霞ヶ浦名産とのこと。
ふと思って「聞き書 茨城の食事 日本の食生活前週⑧」(社団法人農山漁村文化協会)を見てみると、「南部水田地帯の食」の章に
「たん貝と切干し大根の煮つけ」
として紹介されているではありませんか。
なので、今回は同書で紹介されている味噌煮の方法を参考に作ってみました。
【材料】
・切り干し大根 (つくば産)
・淡貝剥き身(霞ヶ浦産)
・味噌
・ショウガ(同書には特に書かれていませんでしたが、私の好みで^^)
色は地味ですが、味は優しい
同書に紹介されている方法を要約すると、
(1)切り干し大根は、水で戻してから、油で炒める。
(2)淡貝の剥き身は茹でる。
※本にはありませんでしたが、かなり大きな貝なので、茹でた後、食べやすい大きさに切りました。
(3)淡貝と切り干し大根を味噌で煮込む。
※あまり長く煮込むと貝が固くなるので、味噌味がしみこんだあたりで火をとめる(同書より)。
臭みもなく、優しく滋味豊かな、郷土料理です。
切り干し大根と良く合います。そして、味噌味がしみじみ良いです!
つくばの中心地では(地元産を売っている直売所でも)売っているのを見たことありませんが、ちょっと離れた豊里付近の農産物直売所で売られているのは、面白いです。
このあたりはちょっと西に行けば、小貝川なので、もしかすると昔から淡水魚介類が地元で愛されているのかもしれないですね。
マラソン応援で、意外な場所で、すてきな食材と食文化を知ることが出来ました。
また買って作りたいと思います
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参考文献
・「聞き書 茨城の食事」(日本の食生活全集⑧) 社団法人 農山漁村文化協会
(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2011年11月28日 21時53分)
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