筑波実験植物園 きのこ展 2018


10月に入り、すっかり秋になってきました。
秋と言えば、きのこ!

ということで、国立科学博物館 筑波実験植物園 で開催中の『きのこ展2018』(開催期間:平成30年9月29日(土)~ 10月8日(月・祝))に行ってきましたちょき

豆電球詳細:筑波実験植物園きのこ展2018 サイト
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2018/9kinoko/index.html

入り口で『きのこ展会場MAP』を貰って、みどころチェック。


まずは、常設展示『植物園のきのこの仲間』エリアへ。

植物園のきのこの仲間』エリアは、中央広場に面した森の一角。『筑波山の植物』が植えられいるエリアの向かい側です。

見られるキノコの看板を目印に、きのこがあるか地面を見ていると・・・





ありました、すごく変わった形びっくり
カニノツメ』という きのこ だそうです。 高さは1.5cm程度でしょうか。
面白いですね!
最盛期は過ぎたみたいですが、わずかに数か所、なんとか『カニノツメ』が生えていました。







『カニノツメ』が下にあることを示す、写真入り看板。
群生(していたであろう)場所に何本か立っていました。
これがないと、気づかなかったです。








他にも、林床の朽木に生えた何種類かのきのこ類も見られます。
それぞれ写真と名前が明記されていて、分かりやすい。
スエヒロタケ』、『チャウロコタケ』、『アラケカワタケ』 とのこと。







次に多目的温室へ。

多目的室では、『野生きのこ、栽培きのこ展示』というので、どんなものかと思いながら入ると・・・。

おお!きのこの香り!ハート

説明員の方が
『一つだけ触ってはいけないきのこカエンタケ←触れないようになっていました)以外は、どのきのこでも触ってOKで、手に持って匂いを嗅いでもOKです』
とおっしゃるので、いろいろ手に持って、匂いを嗅ぎまくりました(笑)ちょき

きのこの種類によって、香りに個性はありますが、総じて『きのこの香り』です(*^^*)。 
お腹が空いてきます♪


採取された野生きのこが、所狭しと並べられています。
どれも、採れたて?で、生です。
(奥の方には、ホルマリン漬(?)の標本もありました)

どれも個性的で、きのこって本当に面白いグッド







コウボウフデ』 
コメント欄には『超珍菌』と。
上半分が青黒い粉に覆われていて、これはちょっと触る気はしませんでした汗










専門家の先生がいらしゃったので、先日、万博記念公園を散策中に撮ったきのこの写真を見ていただきました。

これが、9月中旬に、万博記念公園の一角で撮った写真。
このキノコがあちこちに生えてました。

で、先生の見立ては・・・





『多分、このイボテングタケでしょう。つくばの公園ではよく見られます』とのこと。

『カサの形が違うようですが?』と伺いますと、
『若いうちは(私の撮った写真のように)上にカサが沿っていますが、そのうち、この(標本の)ように、カサが下がってくるんです』
とのこと。
一見、違う形なので、違うキノコだと思ってしまいますね!

ただし、先生は、
『変異も多いですし、写真だと正確には判断出来ないのですが』
ともおっしゃってました。

きのこの世界は奥がもの凄く深いですね・・・。



こちらは栽培種のきのこ類。
食卓でおなじみのキノコがニョキニョキと♪
スーパーで売られているのより、かなり大きいです。
いや~、美味しそうハート







最近、生のものが売られている、『クロキクラゲ』。 つくば市産のものも見かけますね。

こんな風に生えてくるんですね、クロキクラゲ。
お店で売られている生キクラゲは、ツヤツヤした表面ですが、栽培中のこちらは、黒いベルベットの布のよう。






コウタケ
コメント欄には『良い香り!! 高級品!!』 ダブル『!!』がついていますちょき

以前、福島県の道の駅で、乾燥させたコウタケが売られていて、かなり良いお値段ですが、思い切って買ったことがあります。
水に戻して炊き込みご飯にしましたが、本当に良い香りで、すごく美味しかったっけハート

コウタケの香りを嗅いで、それを思い出しましたキラキラ



【おまけ】

『ただいま生えているきのこ!!』
という看板に
『タマゴタケ大群生』
と書かれた園内の奥の『冷温帯落葉広葉樹林』エリアに行ってみました。

が、(行った場所が悪かったのか)タマゴタケはよく分かりませんでした。


でも、こんな実が落ちているのを見つけました。

ホオノキの落ち葉と、ホオノキの実

ホオノキの葉(朴葉)は、飛騨高山の郷土料理 『朴葉焼き味噌』 で有名ですよね。
でも、ホオノキの実は初めて見ました。

松かさのように、うろこが並んでいるような表面で、その『うろこ』の下に赤い種らしいのが覗いています。
で、それらがびっちり並んでいる様子がちょっと・・・汗

でも、そばに落ちているホオノキの葉は、朴葉焼き味噌が浮かんできて、やはりお腹が空いてきましたハート

植物って面白いですね!







  

Posted by かるだ もん at 20:28Comments(0)地域・お出かけ 

2018年09月25日

筑波山神社 観月祭

筑波山神社 観月祭


2018年9月23日(日)秋分の日の宵、筑波山神社で観月会が行われていました。
今年で3回目だそうです。


暗闇に浮かぶ、筑波山神社拝殿。
趣きがありますね。

拝殿の中で、お琴と尺八の合奏が2時間ほどありました。
邦楽は苦手で2時間耐えられるかと・・・と内心心配でしたが、全十曲、選曲もバラエティに富み、司会をされたお琴の先生及び尺八の先生のお話も軽妙洒脱で面白く、2時間があっというまでした。



拝殿の外からは秋の虫の音が賑やかに聞こえてきて、尺八や琴の旋律とともに、秋の風情たっぷり堪能しましたハート



拝殿の正面に、秋の花草が大変美しく活けられていました。
お供えは、それぞれ三宝に載せられた、梨、お団子、そして(多分)アケビの実!









筑波山境内から見る、おぼろ月夜。
薄い雲に月の光に滲んで、その光がわずかに七色がかって美しかったです。

今年2018年は奇しくも、本日の秋分の日の翌日が、中秋の名月でした。
この日もほぼ満月。


境内のご神木の大杉(向かって右の木)の上にかからんとする、おぼろ月。
(写真はピンボケですが、雰囲気は伝わっているかと)


帰りは関東平野の夜景を見ながら山を後にしましたキラキラ



すっかり秋の風情の筑波山。
明るい時の秋の風情の景色の写真も載せますね。


同日夕方に撮った彼岸花と筑波山。西山地区にて。
向かって左の男体山、右の女体山。

彼岸花の赤い色が、木々や草の緑に映えます。







こちらは反対方向、コスモス越しに見る関東平野。同じく西山地区にて。
秋風を感じる写真かと笑

湿度が低くなってきたせいか、やや霞みながらも、東京都心のビル群やスカイツリーも見えました。





この日、三連休の中日で好天に恵まれ、筑波山は登山・観光客ですさまじい大混雑。
道路は駐車場待ちの車が連なり車車車、午後まで大渋滞でした。
午後2時過ぎで、つくば駅から筑波山まで2時間かかると、バスを乗る時に言われたと聞きました。
また、アリのような長い行列で、細い登山道を登る登山者の様子を、SNSの写真でも見ました・・・。

しかし夜はそんな人間達の喧騒も静まり、静かな宵でしたキラキラ


【おまけ】

筑波山中禅寺の僧侶 上生庵亮盛による江戸時代中期の書『筑波山名跡誌』(文献 )には、『つくば』の語源となった伝説が書かれています。
曰く(以下書き下し文は、文献1による)

昔時(むかし)日神(にのかみ)、父母の二神を慰諭(なぐらめんが)為め故に、山上に於て(ことを)弾ず。
水波の曲に至て、鹿島の海潮、逆騰(げきとう)して山の頂にひたし(※註)著(つ)く。故に、著波と名づく。
筑(ことの)音を以(もって)海波を動ずる。故に又筑波と号也。

 ※註: 『ひたし』の字は、さんずいに、つくりは『極』の左側と同じ。

つまり、昔、神代の頃、日の神様が、父母の二神を慰めるために、山の上で『こと』(『』と書くのですね)を奏でたら、鹿島の海から潮が遡ってきて、山頂まで海の水が来た。それが『筑波』の名前の起源になった
・・・という伝説です。

』という楽器はどんな楽器だったのでしょう?
wikipediaによると、
『筑(ちく)』は、
『筑(ちく)は、古代中国の打弦楽器。現在は使われていない。 筑の形は琴に似ていたが、弾奏するのではなく、竹(「竹」と「筑」は同音)の棒で弦をたたいて音を出す
とのこと(註※※)。

文献1では、『こと』とルビを振っていますが、現在の『琴』とはかなり違う楽器のようですね。
棒でたたいて言を鳴らす・・・と、結構ワイルド?!

伝説とはいえ、鹿島の海から波が遡って(逆騰)というのは、311を経験した身として怖くなるのですが汗、現代の琴とは明らかに違う楽器ですし大丈夫ですよね、もちろんにこにこ

 註※※: 『筑状弦楽器』と呼ばれるものが、国内の古墳や遺跡でも発掘されているようです。
      中には筑状弦楽器を弾く埴輪もあるようです。
      古代の楽器、調べると面白そうですグッド


*********************************************

【参考文献】

1. 『筑波山名跡誌 安永期の貴重な地誌再現』 上生庵亮盛 著 桐原光明 解説 (ふるさと文庫) 筑波書林 
















  

2018年09月12日

石岡駅の忠犬タロー像

石岡駅の忠犬タロー像


今更ながらですが、2018年は戌年。
2018年も9月に入り、残り4カ月弱ですが、せっかくの戌年ですので、
茨城県内に伝わる、犬にちなむ昔話・伝説と、そこにちなむ土地をいくつか訪ねた報告をしますちょき

茨城県内の犬の伝説といえば、まず頭に浮かんだのが、
つくばみらい市にある板橋不動尊に伝わる、白犬伝説

板橋不動尊が、安産子育てのご利益で有名になっている、その元となる伝説です。

この白犬伝説については、以前、詳しく書いたので、
   豆電球春の布施街道(千葉・柏(布施)~茨城・つくば(谷田部))を行く(2)
をご覧ください(^^)ちょき


で今回は、昔話といっても昭和の時代、つまり現代に入ってからのお話です。

石岡駅前犬の像があるのをご存知ですか。
これは、昨年2017年4月に完成した、『忠犬タロー像』です。


石岡駅西口にある、忠犬タロー像 = 『みんなのタロー』像。

子供2人と一緒に佇むワンコが可愛いハート



この忠犬タローについては、『あした会えるさ:忠犬タローものがたり』(参考文献1)に、当時を知る人々へのインタビュー、回想や、平成に入っての後日談などもあって、大変詳細に書かれています。

他にも、いくつか新聞記事(参考サイト1、2、3)にもなったので、ご存じの方も多いかと思います。
※新聞記事、特に参考サイト1(産経新聞)、2(茨城新聞)は、かなりはしょった内容なので、上記の参考文献1および参考サイト3(朝日新聞)記事をもとに、概要を書くと、

昭和39年頃、一匹のワンコが、石岡市立東小学校に迷い込み、用務員さんを中心に小学校で飼われた(たぶんその時タローと名付けられた?)。
タローは、それから17年間、毎日朝夕、石岡駅に通い続けた(石岡駅に通って駅にいることで、「飼い主を待っている」と人々に考えられた?)。


通い始めてから10年ほど経ってから、評判になり、週刊誌やテレビでも取り上げられるようになった。 

後日談として、平成に入り、自分が園児だった時に、電車で一緒に通園していた(いい時代です(^^))ある日、石岡駅で はぐれた飼い犬(名前:コロ)でないかと名乗る女性が出て、時期と場所が比較的合致するため、タローはコロではないかと言われるようになった。

渋谷の有名な忠犬ハチ公を髣髴させられる話ですが、悲しいハチ公の話と違うのは、タローは小学校で飼われ、石岡の町の人々に可愛がられ、小学校で、(推定)18年の天寿を全うしたということ。


東京の雑踏・渋谷と違い、のんびりした石岡の、しかも昭和40年代から50年代のゆる~い時代の、心がぽかぽかするお話ですキラキラ

それにしても、現代の超~過保護・・・ゴホゴホ・・・いえ、大事にされている室内犬と違い、当時の犬の17才~18才って、すごい長生きですよね!びっくり

学校で飼われていたので、夜は学校で寝て、昼間は石岡駅まで通っていたとか、夏は駅前のスーパーの涼しい処で涼んでいたとか、微笑ましいやら、たくましいやら(^^)グッド
(現在だとすぐに保健所行きになってしまいますが)

ところで、文献1によると、昭和39年当時、学校に迷い込んだタローの状態は、首輪や針金(!)が首に食い込み、化膿していたそうです泣
つまり、ひどい状態で飼われていたか、逃げ出した後、成長するくらい日が経っていたことになります。

なので、文献1や参考サイト3で紹介されている、平成に入っての後日談(当時の女の子飼い犬)のコロとタローは違う犬なのではないかなと、私は感じます。
理由は、首輪や針金が化膿するまで食い込むような飼い方していたとは考えにくいからです。

また、昭和の当時、野良犬や放し飼いの犬は多かったので、時期と場所と犬のおおまかな特徴が一致しているだけでは、タロー=コロ とはならないように思うのですが。
・・・でも、はぐれたワンコが可愛がられて天寿を全うしたと信じたいですよね(気持はすごくわかります)。

タローは実のところ、小学校で飼われて子供たちと遊び、学校の給食の残りを食べて楽しく暮らしているうちに、本当の飼い主(ひどい状態で放し飼いしていた大人だと私は思います)は、忘れたんだと思います。

そして、1日2回散歩&日勤(?)で石岡駅に通い、駅でも人々に可愛がられ、町の人にも何気にに見守られ、いきつけのお店もあったり(^m^)で、夜は小学校の構内で眠る。

犬としては超~長生きしたタローは、(推定)18年間、素晴らしく幸せな一生だったと思います笑

なお、もちろん犬の放し飼いを推奨するわけではありません。
21世紀になり平成も終わろうとする現代では、飼い犬はちゃんと家で繋ぐか室内犬として飼うのは常識です。
 (ちなみにうちのおばあちゃんワンコも室内犬・・・遊んでくれる人が少ないので、タローより幸せかどうかは、ちょっとわかりませんが汗(^^;))

でも、石岡の『忠犬タロー』の話は、ゆるくも温かい、当時の石岡の町の雰囲気と人々のまなざしが伝わってくるお話で私も好きですし、それを伝えるのが駅前のタロー像。



子供とタローの姿が本当に微笑ましい像。
撫でたくなります(*^^*)









角度を変えた写真。
この角度の方が、タローの表情が分かりやすいかな笑

タローが生きていた昭和40年代50年代とは、駅前の様子はかなり変わったことでしょう。







道路側からみると、タローは駅の方向を見ているのがわかります。

で、現在の石岡駅舎には筑波山の絵が描かれているので、タローと子供たちは、奇しくも筑波山を見ているようにも見えますね♪ハート







像の後ろには、忠犬タローの物語も彫られています。


そのタローの、たくましく幸せで長生きな一生にあやかるためキラキラにも、石岡駅西口の忠犬タロー像を、おがみにいくのも良いかも知れません♪ちょき



*****************************
【参考文献】
1.『あした会えるさ:忠犬タローものがたり』 今泉文彦著 茨城新聞社

【参考サイト】
1.産経新聞記事
「忠犬タロー物語」後世に 石岡駅前に銅像完成 茨城 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/region/news/170416/rgn1704160020-n1.html

2.茨城新聞記事
忠犬タローおかえり 石岡駅広場で像除幕
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14922495530326

3.朝日新聞記事
45年越しの待ち人 タローは駅に通い続けた
http://www.asahi.com/special/080804/TKY200906190306.html


  

プロフィール
かるだ もん
かるだ もん
徒然なるままに、興味のあることを気ままに書いています。好きなことばは「中途半端も、たくさん集まればいっぱい!」(ドラマのセリフ)

地元つくばや茨城の話題を中心に、茨城の食材を使った家庭料理、民俗学もどき、国際交流、旅の話題など、趣味の記事を掲載中。

特に自分の勉強も兼ねて、
★民話・伝説紹介と、それにちなむ土地めぐり
★茨城を中心に、全国の郷土料理と食材(世界の料理も含む)の話題
の話題が多いです。

・ヒッポファミリークラブ(多言語自然習得活動と国際交流)
・観光ボランティア
・郷土食研究会うまかっぺ!茨城



オーナーへメッセージ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 5人
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE