2020年01月17日
茨城県自然博物館 「宮沢賢治と自然の世界ー石・星・生命をめぐる旅ー」 企画展
茨城県自然博物館 「宮沢賢治と自然の世界ー石・星・生命をめぐる旅ー」 企画展
先日、1/12(日)に、茨城県自然博物館 「宮沢賢治と自然の世界ー石・星・生命をめぐる旅ー」 企画展に行ってきました。
連休中なのもあり、親子連れでいっぱいでした。(駐車場もいっぱい…)
詳細:ミュージアムパーク 茨城県自然博物館 公式サイト https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/
宮沢賢治の作品には、動物がたくさん出てきますよね。
また、星空、鉱物、岩石、地質・地形、動物、植物・・・なども重要なポジションで出てくるのは、
ご存じ方も多いことでしょう。
今回の企画展展示では、賢治の作品に出てくる、鉱物、動物、植物について、作品の該当部分の掲示とともに、
該当する鉱物、動物、植物が展示されていて、とても興味深く、飽きることなく楽しめました。
作品全体の背景となる、宮沢賢治の生い立ち、学生時代の生活、趣味のチェロの話も興味深かったです。
賢治の作品が世に出るのを支えたのが、弟の宮沢清六氏の存在が大きいことを、私は初めて知りました。
賢治が地質の研究者でもあったのもあり、科学者、博物学者的な視点がバックボーンもあるのが、
展示を見てよく分かりました。
私はそれほど宮沢賢治の作品のファンでもなく、その世界にも入り込めないでいたのですが、
こういった展示を見ると、とても興味がわいて、作品をあらためて読んでみようと思いました。
賢治の作品の絵本コーナーでは、読み聞かせをする親子連れでいっぱい。
うん、読み聞かせしたくなりますし、大人自身ももう一度読みたくなります。
展示内容で、個人的に特に印象的だったもの。
・おきなぐさ
昔は全国に自生地があったけれど、園芸の為の採取・盗掘、市街地開発で自生地がどんどん減り、
絶滅危惧種になってしまっているとのこと。
茨城県内には、わずかに一か所、守谷に自生地があるそうですが、そこも開発で危機的状況なので、
別の場所に移して保護しているそうです。
・べご石(火山弾)
「気のいい火山弾」
火山弾が出てくる物語を初めて知りました。
・オパール化した貝の化石
とても美しい。
私は宝石は正直興味ないのですが(単なる鉱物結晶としか見えない)、
この貝化石のオパールは本当にきれいだと思いました。
天然物は希少なので無理としても、人工オパールで貝の形のネックレスがあると素敵だろうなぁ。でもそれもものすごーく高価でしょうね・・・その前に、似合わないかぁ(ToT)。
・撮影スポット
銀河鉄道の夜をチーフに、星座の中を走る列車のシートをイメージした向かい合わせの座席があり、
そこに座って写真が撮れました。
カンパネラと旅をしている気分になれます♪
写真では座席の前に人がいて移っていないのが残念ですが
背景の はくちょう座 を模したライトなど、結構素敵でした
・賢治の作品を世に出した、弟の宮澤清六氏に関する展示
画家のゴッホも弟がずっと援助していたそうですが、賢治も弟の理解と保護がないと、作品も散逸・消失したりし、
世の中に知られることもなかっただろうと思うと、感無量です。
・蛭石
黒雲母が風化したものとのことで、加熱すると数倍の長さに伸びる!そうです。
見てみたい!
・川底の沢ガニからみた水面
「やまなし」の場面のイメージ。 「クラムボンはかぷかぷわらったよ」の一節で有名な物語。
外から見ると、カワセミが水中のえさを狙ってるのが分かるのですが、水中にあるカメラの映像では、カワセミが見えないのです。
なるほど~。
・たまたま友人に貸したままで空襲を免れた、賢治愛用のチェロ
偶然とはいえ、チェロが残って良かったです。
・「イギリス海岸」 に残っている足跡の化石の写真
賢治が「イギリス海岸」と名付けた、花巻の北上川沿岸の凝灰質泥岩の岩に残る、偶蹄類の動物たちの足跡。
標本を地層を剥がして(採取して)持ってきたというのも、時代を感じました (今だといろいろ許可が大変だと思います)。
自然博物館ならでは切り口で、とても良い企画展だと思いました。
2/2までの開催です。
先日、1/12(日)に、茨城県自然博物館 「宮沢賢治と自然の世界ー石・星・生命をめぐる旅ー」 企画展に行ってきました。
連休中なのもあり、親子連れでいっぱいでした。(駐車場もいっぱい…)
詳細:ミュージアムパーク 茨城県自然博物館 公式サイト https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/
宮沢賢治の作品には、動物がたくさん出てきますよね。
また、星空、鉱物、岩石、地質・地形、動物、植物・・・なども重要なポジションで出てくるのは、
ご存じ方も多いことでしょう。
今回の企画展展示では、賢治の作品に出てくる、鉱物、動物、植物について、作品の該当部分の掲示とともに、
該当する鉱物、動物、植物が展示されていて、とても興味深く、飽きることなく楽しめました。
作品全体の背景となる、宮沢賢治の生い立ち、学生時代の生活、趣味のチェロの話も興味深かったです。
賢治の作品が世に出るのを支えたのが、弟の宮沢清六氏の存在が大きいことを、私は初めて知りました。
賢治が地質の研究者でもあったのもあり、科学者、博物学者的な視点がバックボーンもあるのが、
展示を見てよく分かりました。
私はそれほど宮沢賢治の作品のファンでもなく、その世界にも入り込めないでいたのですが、
こういった展示を見ると、とても興味がわいて、作品をあらためて読んでみようと思いました。
賢治の作品の絵本コーナーでは、読み聞かせをする親子連れでいっぱい。
うん、読み聞かせしたくなりますし、大人自身ももう一度読みたくなります。
展示内容で、個人的に特に印象的だったもの。
・おきなぐさ
昔は全国に自生地があったけれど、園芸の為の採取・盗掘、市街地開発で自生地がどんどん減り、
絶滅危惧種になってしまっているとのこと。
茨城県内には、わずかに一か所、守谷に自生地があるそうですが、そこも開発で危機的状況なので、
別の場所に移して保護しているそうです。
・べご石(火山弾)
「気のいい火山弾」
火山弾が出てくる物語を初めて知りました。
・オパール化した貝の化石
とても美しい。
私は宝石は正直興味ないのですが(単なる鉱物結晶としか見えない)、
この貝化石のオパールは本当にきれいだと思いました。
天然物は希少なので無理としても、人工オパールで貝の形のネックレスがあると素敵だろうなぁ。でもそれもものすごーく高価でしょうね・・・その前に、似合わないかぁ(ToT)。
・撮影スポット
銀河鉄道の夜をチーフに、星座の中を走る列車のシートをイメージした向かい合わせの座席があり、
そこに座って写真が撮れました。
カンパネラと旅をしている気分になれます♪
写真では座席の前に人がいて移っていないのが残念ですが
背景の はくちょう座 を模したライトなど、結構素敵でした
・賢治の作品を世に出した、弟の宮澤清六氏に関する展示
画家のゴッホも弟がずっと援助していたそうですが、賢治も弟の理解と保護がないと、作品も散逸・消失したりし、
世の中に知られることもなかっただろうと思うと、感無量です。
・蛭石
黒雲母が風化したものとのことで、加熱すると数倍の長さに伸びる!そうです。
見てみたい!
・川底の沢ガニからみた水面
「やまなし」の場面のイメージ。 「クラムボンはかぷかぷわらったよ」の一節で有名な物語。
外から見ると、カワセミが水中のえさを狙ってるのが分かるのですが、水中にあるカメラの映像では、カワセミが見えないのです。
なるほど~。
・たまたま友人に貸したままで空襲を免れた、賢治愛用のチェロ
偶然とはいえ、チェロが残って良かったです。
・「イギリス海岸」 に残っている足跡の化石の写真
賢治が「イギリス海岸」と名付けた、花巻の北上川沿岸の凝灰質泥岩の岩に残る、偶蹄類の動物たちの足跡。
標本を地層を剥がして(採取して)持ってきたというのも、時代を感じました (今だといろいろ許可が大変だと思います)。
自然博物館ならでは切り口で、とても良い企画展だと思いました。
2/2までの開催です。
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Posted by かるだ もん at 22:02│Comments(0)│地域・お出かけ
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