【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(72)】万病平癒と防災の願いを込めて、『亥の子餅』


先日『筑波歴史散歩』(宮本宣一 著)を読んでいたら、
この日に、亥の子餅を食べる・・・
という一文を見つけました。

亥の子餅』とは
Wikipediaによると、

『亥の子餅(いのこもち)とは、亥の子に際して作られる餅。
玄猪餅(げんちょもち)、厳重(げんじゅう)とも呼ばれる。
亥の子(旧暦10月(亥の月)の亥の日)の亥の刻(午後10時ごろ)に食べられる』

『名称に亥(猪)の文字が使われていることから、
餅の表面に焼きごてを使い、猪ないしその幼体に似せた色模様を付けたものや、
餅に猪の姿の焼印を押したもの、単に紅白の餅、餅の表面に茹でた小豆をまぶしたものなど、
地方により大豆、小豆、ササゲ、胡麻、栗、柿、飴など素材に差異があり、
特に決まった形・色・材料はない。』

『江戸幕府の年中行事として、亥の子を祝する行事(玄猪の祝い)があった。
10月朔日(ついたち)は玄猪の祝いを行う。この日より囲炉裏を開いて、
炉で鍋を焼き、火鉢で火を盛る習慣があった。』


とのこと。


また、『亥の子』とは、
同じく Wikipediaによると、

『亥の子(いのこ)は、旧暦10月(亥の月)の上の(上旬の、すなわち、最初の)亥の日のこと、
あるいは、その日に行われる年中行事である。
玄猪、亥の子の祝い、亥の子祭りとも。
主に西日本で見られる。
行事の内容としては、亥の子餅を作って食べ万病除去・子孫繁栄を祈る
子供たちが地区の家の前で地面を搗(つ)いて回る、などがある。』

だそうです。

最後の一文『子供たちが地区の家の前で地面を搗(つ)いて回る』は、
関東の『十日夜(とおかんや)』や、
つくば(豊里地区など)でも見られる十五夜の行事
にも似ていますね。

※ちなみに、上に引用した『亥の子餅』『亥の子』のwikipediaには、
他にもいろいろ興味深い内容が記載されていますので、
ご興味ある方はご覧になってみてくださいにこにこ

また他にも調べてみると
『亥の月亥の日』は、冬の始りでもあり、
炬燵や炉など、暖房に火を使い始める日とされてきたそうで、
茶道の世界では『炉開き』の日なのだそうです。

そこから、防火の願いも込められてきたんですね。


さて、『亥の子餅』は全国各地で食べられていて、
茨城でも行事食として、食べられていて、(文献1)によると、
小豆餡を使って、おはぎやあんころ餅のようなタイプか、中に餡を入れるタイプ
が多いようです。



ということで、
万病平癒・子孫繁栄と、家内安全・火の用心(→防災)願いを込めて
我が家風亥の子餅』を作ってみましたちょき

電子レンジを使って、簡単に作れます♪グッド






【材料】 10個程度

<餅>
・だんご粉 200g  (白玉粉50%、上新粉50%)
・砂糖  30g  具を味わうために甘さ控え目です。お好みで加減して下さい。
・塩 ひとつまみ
・水 140cc プラスα

<具> 適宜の量で。 基本的に茨城産ですべてまかなえます♪

・大豆水煮  
・小豆水煮(赤飯用で、甘くないもの) 
※小豆は風味が大変強いので、他の材料の風味を生かすためには、ほんの少しにします。
  お好みで小豆を増やしても味に問題はありませんが、小豆の風味だけになってしまいます。
・栗甘露煮 
・干し柿
・塩茹で落花生 ※生落花生を塩茹でしたもの。
・炒りゴマ


<その他>
片栗粉(もちとり粉)



【作り方】

1、生の柿を使う場合は皮をむいて、茹でた落花生は殻を取り除いておきます。


2.大豆、栗、柿、落花生は、小豆位の大きさに刻む。(小豆は刻まない)
  ※落花生の皮は気にならなければ、取り除かなくても問題ありません。



3.だんご粉に砂糖と塩を混ぜ、少しずつ水を加えていきます。


4.ヘラ(シリコンゴム製が使いやすい)で練って生地を作っていきます。


5.4を耐熱容器に入れて、電子レンジで600Wでまず1分間加熱し
、レンジから取り出して再びヘラで練ります。



6. 再び5を電子レンジで1分加熱。取り出してまたヘラで練ります。
  この時、生地の状態により、水を少々(40~50cc程度)加えてもいいです。
  5~6を、3回繰り返します。


 
7. 生地の状態を確認しながら、レンジ加熱600Wで2分間にして、
  再び、5~6の作業を2回更に繰り返します。
   合計加熱時間は、7分程度になります。




8.出来あがった生地。 白い容器に白い餅で分かりにくくてすみません汗
  片栗粉(もちとり粉)を敷いた皿に生地を入れて、ちぎって丸めて、
  直径3~4cm程度の団子を作ります。

  ※生地は熱いので、やけどに注意!







9.上で作った団子を、手のひらで伸ばして、
  そこに、具(小豆、刻んだ大豆、栗、柿、落花生、ゴマを混ぜたもの)を適量乗せて、
 餃子を作るような感じでくるみます。








10. 猪の子(亥の子)の形に模して、ちょっと楕円形に形作って、
   最後に片栗粉を表面に少々まぶして、出来上がり♪










作った亥の子餅の中を見てみると、
和菓子とは思えない色鮮やかさ!ハート


小豆・大豆・柿・栗・ゴマ、落花生の味が口の中で混ざり、
『収穫の秋!』
も感じる、豊かな美味しさハート



もち生地は、甘み控え目な方がお勧めです!
豆類やクリやカキの味がよくわかって、その方が美味しさを引き立て合いますキラキラ
豆電球砂糖をもっと控えて、塩味をきかせてもいいかもしれません。


この亥の子餅を食べる、亥の子(= 旧暦10月(亥の月)の亥の日)の亥の刻(午後21時~23時))は、

豆電球今年2016年は、11月1日(火)午後21時~23時です!


この日の夜の軽食として、万病平癒と防災の願いを込めてグッド亥の子餅、いかがでしょう(^o^)/


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参考文献

「日本の食生活全集 (8) 聞き書茨城の食事」 農山漁村文化協会発行









タグ :亥の子餅

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