2016年05月27日
ホシザキユキノシタが咲き始めた初夏の筑波山神社
ホシザキユキノシタが咲き始めた初夏の筑波山神社
5月も下旬になり、初夏の陽気となった5/22(日)、筑波山神社に行ってきました。
ツツジの見頃は終わり、これからはアジサイの季節を迎えますが、またアジサイはつぼみでした。
今回は、好きな見どころと、咲き始めた珍しい花について。
★随神門
筑波山神社で一番好きな建築。
当初は、茨城県指定文化財のご神橋・厳島神社・春日神社・日枝神社とその両社拝殿の建物群と同じく、寛永10年(1633年)に建築されたそうです。
が、その後の2度の火災により、現在のものは文化8年(1811年)建造。
そのためか、県の指定文化財ではなく、つくば市指定文化財。
でも焼失から44年経って、庶民の寄付まで集めて再建された門。
徳川幕府の威光(^^;)で作られた建物群より人々の想いが込められているようで、味わい深く感じるのです。
今は「随神門」の名の通り、門には筑波山にも縁のある武神のヤマトタケルノミコトと、トヨキイリヒコノミコトの像が安置されています。
しかし江戸時代までは「仁王門」で、阿吽の仁王像が安置されていました
明治初頭の廃仏毀釈の嵐から逃れて、安置されていた仁王像は、今はつくば市内の別のお寺の仁王門におられます。
詳細→ 消えた筑波山の「お宝」を巡って!(前編)
http://cardamom.tsukuba.ch/e254335.html
ちなみに、現在安置されている、トヨキイリヒコノミコトの古墳と伝わる、石岡・八郷地区の丸山古墳については、
参考→ 茨城県最古級!‐丸山古墳(石岡・八郷) に行ってきました。
http://cardamom.tsukuba.ch/e273159.html
これらのエピソードも含め、随神門が好きです♪
土日祝日は、随神門のすぐそばで、『ガマの油売り口上』が見られるのも良いですね
★厳島神社
二番目に好きな建築は厳島神社。
徳川幕府の威光(ゲホゲホ…)で建てられた建築群の1つですが、可愛らしくて好きです。
江戸時代の境内の絵を見ると「辨才天社(弁才天社)」となっています。
明治の神仏分離を経て、現在はご祭神は「イチキシマヒメノミコト(=一般に厳島神社の祭神)」となっていますが、本来は弁天様が祀られているお堂なんですね。
どちらにしても女性の神様が祀られているせいか、小さいながらも華やかな雰囲気です。
弁天様を祀る多くのお社と同じく、お社の周りが小さな池に囲まれたようなデザイン。
説明板によると、琵琶湖の竹生島の弁天堂から勧請されたそうなので、琵琶湖に浮かぶ竹生島を模したのかもしれませんね。
それほど大きくない筑波山神社境内ですが、人通りの多い場所からちょっと外れているせい(せいぜい数十mですが)か、ほとんど訪れる人がいなくて静かなのも、良いです♪
★ホシザキユキノシタ
筑波山神社境内では、つくば市の花、ホシザキユキノシタが咲き始めていました。
筑波山だけの固有種で、つくば市の天然記念物。
絶滅危惧種で、茨城県のレッドデータ2012で、絶滅危惧1A類になっています。
境内では石垣に生えていたりします。
写真は、上記の厳島神社に近い神社職員用(?)駐車スペースの石垣で撮影。
花のアップ写真
【お土産】
★きんぴらごぼう菓子。
ごぼう風味が効いていてゴマも香ばしく、甘辛味でサクサクと香ばしく、とても後を引く味です。
ひそかにファンで、筑波山に行く度に購入
(今回は、境内参道 石の鳥居とご神橋の間にあるお店にて購入)。
『がませんべい』も作っている(株)オーヤマ製。
【参考文献】
・『特別展 筑波山―神と仏の御座す山―』 茨城県立歴史館 平成24年度特別展図録
・『関東の名山 筑波山 筑波山神社案内記』 筑波山神社
5月も下旬になり、初夏の陽気となった5/22(日)、筑波山神社に行ってきました。
ツツジの見頃は終わり、これからはアジサイの季節を迎えますが、またアジサイはつぼみでした。
今回は、好きな見どころと、咲き始めた珍しい花について。
★随神門
筑波山神社で一番好きな建築。
当初は、茨城県指定文化財のご神橋・厳島神社・春日神社・日枝神社とその両社拝殿の建物群と同じく、寛永10年(1633年)に建築されたそうです。
が、その後の2度の火災により、現在のものは文化8年(1811年)建造。
そのためか、県の指定文化財ではなく、つくば市指定文化財。
でも焼失から44年経って、庶民の寄付まで集めて再建された門。
徳川幕府の威光(^^;)で作られた建物群より人々の想いが込められているようで、味わい深く感じるのです。
今は「随神門」の名の通り、門には筑波山にも縁のある武神のヤマトタケルノミコトと、トヨキイリヒコノミコトの像が安置されています。
しかし江戸時代までは「仁王門」で、阿吽の仁王像が安置されていました
明治初頭の廃仏毀釈の嵐から逃れて、安置されていた仁王像は、今はつくば市内の別のお寺の仁王門におられます。
詳細→ 消えた筑波山の「お宝」を巡って!(前編)
http://cardamom.tsukuba.ch/e254335.html
ちなみに、現在安置されている、トヨキイリヒコノミコトの古墳と伝わる、石岡・八郷地区の丸山古墳については、
参考→ 茨城県最古級!‐丸山古墳(石岡・八郷) に行ってきました。
http://cardamom.tsukuba.ch/e273159.html
これらのエピソードも含め、随神門が好きです♪
土日祝日は、随神門のすぐそばで、『ガマの油売り口上』が見られるのも良いですね
★厳島神社
二番目に好きな建築は厳島神社。
徳川幕府の威光(ゲホゲホ…)で建てられた建築群の1つですが、可愛らしくて好きです。
江戸時代の境内の絵を見ると「辨才天社(弁才天社)」となっています。
明治の神仏分離を経て、現在はご祭神は「イチキシマヒメノミコト(=一般に厳島神社の祭神)」となっていますが、本来は弁天様が祀られているお堂なんですね。
どちらにしても女性の神様が祀られているせいか、小さいながらも華やかな雰囲気です。
弁天様を祀る多くのお社と同じく、お社の周りが小さな池に囲まれたようなデザイン。
説明板によると、琵琶湖の竹生島の弁天堂から勧請されたそうなので、琵琶湖に浮かぶ竹生島を模したのかもしれませんね。
それほど大きくない筑波山神社境内ですが、人通りの多い場所からちょっと外れているせい(せいぜい数十mですが)か、ほとんど訪れる人がいなくて静かなのも、良いです♪
★ホシザキユキノシタ
筑波山神社境内では、つくば市の花、ホシザキユキノシタが咲き始めていました。
筑波山だけの固有種で、つくば市の天然記念物。
絶滅危惧種で、茨城県のレッドデータ2012で、絶滅危惧1A類になっています。
境内では石垣に生えていたりします。
写真は、上記の厳島神社に近い神社職員用(?)駐車スペースの石垣で撮影。
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【参考文献】
・『特別展 筑波山―神と仏の御座す山―』 茨城県立歴史館 平成24年度特別展図録
・『関東の名山 筑波山 筑波山神社案内記』 筑波山神社
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Posted by かるだ もん at 19:45│Comments(0)│地域・お出かけ
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