筑波実験植物園 『めずらしい植物展』


筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
国立科学博物館 筑波実験植物園『めずらしい植物展 ヘンテコリンな植物勢ぞろい!』(2015年6月20日(土)~28日(日)開催)に行ってきました。
『変』を全面に押し出した(?)企画展キラキラ










筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
園入口の教育棟に展示されている写真展(写真家 木原浩氏撮影)を見ます。
同じコーナーには、『変』な植物の投票コーナーも。
入場受付で小さちゃな投票用シール「変」6枚綴りをもらい、それを貼るシステム。

研究員の方によるガイドツアーの時間に間に合ったので、説明を伺いながら、主な見どころを見ました。
写真はさらに私の個人的な興味をピックアップします。





筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
アリと共生する植物コーナー
チラシに使われている写真は、手前側の植物(レカノプテリス・ロマリオイデス)の根もとの付近のクローズアップだそうです。








筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
このアケビカズラの膨らんでいる葉(一部の葉が膨らむそう)の中も、アリが巣を作るそうで、実際表面を数匹のアリが歩いてました。うちの庭の朽木にもアリが巣を作っていて キモイ 興味深いので、さもありなん汗
しかもこれらの植物は生きていて、アリと共生しているとのこと。









筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
上はアケビカズラを葉の部分を割ったところ。
下の写真は割った直後の内部。アリがワラワラ出てきたそう(>_<)。
そして一晩で卵を持って引っ越して行ったそうです…。







筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
亀の甲みたいな、キッコウリュウの仲間。
なんだかありがたいしーっ









筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
『裏返しになったイチヂク』ドルステニア。
漢字で書くと『無花果』のイチジク、花は実の中で咲いているそうです。
なのでイチジク自体、かなり変わっていると思うのですが、このドルステニアそれより更に『変わっている』イチヂクの仲間の花とのこと。

『裏返っている』のが『変わっている』部分だそうですが、『反対の反対は賛成なのだ(by バカボンのパパ)』じゃないけれど、これで普通の花に戻ってる…と考えてはダメなのかな??

でも花の形は、かなり『変わっている』とは思います♪




筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
ナガバビカクシダ。
2種類の葉を持ち、1タイプは枯れて重なってバスケット状に。別タイプの葉が緑に茂る。
枯れた葉で重なって作られたバスケットの中に根が詰まっているそうです。
別の個体の根(=枯れた葉の層で作られたバスケットの中)も展示されていました。






筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
川の清流の岩の上で生育する、カワゴケソウの仲間。
栽培が大変難しく、この展示品も岩の上に栽培しているけれど、コケが生えてきて枯らすので、毎日、歯ブラシでコケを取り除かないといけないそうです。







筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
受付でもらったチラシによると、今回の『変』な植物は、全部で60種類選ばれています。
ツアーはその一部だけなので、その他は個人的に見て回ることになります。

でも『植物が好きでたまらない♪』という研究員さんの説明は、分かりやすく、聞いていて楽しく、もし時間が合うようでしたらお勧めですちょき




筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
さてツアーが終わり、今回は時間的に全部見て回れないので、サバンナ温室だけ観に行きました。
サバンナ館の外も、今の時期は見頃な感じ。
花が咲いているのもいくつかありました笑







筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
最近ニュースでも紹介された、ダシリリオン・ウィーレリの長~い(高~い)花穂キラキラ
日本国内でも珍しい花とのこと。園内では6年ぶり2回目の開花とのこと。
ガラスの天井にぶつかってしまい、ちょっと苦しそう(^^;)











筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
『トルコ帽をかぶったサボテン』と銘打たれた、メロカクツス。
写真左上は、本当にトルコ帽をかぶった模型のサボテンも笑







筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
『血を流す木』 リュウケツジュ。
樹液が血のように赤いので『龍血樹』名付けられたそう。
木の幹を見ると、樹液が流れたらしい?赤みがかった跡も。








筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
教育棟の写真展には、現地の大地に生えるリュウケツジュの巨木を仰ぎ見る写真がありました。
サバンナ館の木はまだ若いので、枝分かれもこんな感じ。







筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
『変な植物展』の一番人気? その名も『キソウテンガイ(奇想天外)』。

葉はたった2枚、この葉が成長とともに伸びていくそうで、ただし一年に2~5cmしか伸びないとのこと。

これも写真展に巨大な個体の写真がありました。数千年生きる個体もあるそう。伸びた葉が絡まり、枝分かれ(裂けて?)してすごいことになっているそうです。

サバンナ館にも若いキソウテンガイがあるということで、探していたら、
なんと長い花穂を延ばしている、今話題のダシリリオン・ウィーレリの足元に、数株いらっしゃいましたキラキラ




筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
サバンナ館を出たら、庭内の大きなアンズの木にアンズがたわわになっていました。
『園内の実は取らないで下さい』の看板の効果か、木の下にもたくさんのアンズが落ちたまま。
カラスにはまだ狙われていないみたいですが、大丈夫なのかな?カラス。







【本日のお土産】



筑波実験植物園 『めずらしい植物展』
教育棟にある売店で、今回の展覧会記念のクリアファイルを買いましたグッド
『○に変』がツボ(^m^)
















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Posted by かるだ もん at 20:50│Comments(0)地域・お出かけ 
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