家庭で堪能! おいしい 茨城&つくば (18) 十五夜を愛でる 魯山人風?イナゴの佃煮


先週までの暑さが信じられないくらい、朝夕、急に秋めいてきました。

 もうすぐ十五夜、仲秋の名月。

 農産物直売所で、イナゴの佃煮を見つけました。
 私の実家の方では、丘陵地帯のためか畑作が多く田んぼがほとんどありません。したがってイナゴを食べる習慣がなく、イナゴの佃煮も見たことがありませんでした。

 ここ、茨城では特に秋になると見かけるイナゴの佃煮。最初はビビりましたが、食べてみると美味しいですね! 魚介類の佃煮と違い、臭みが全くありません
 サクサク感も快く、スナック感覚で食べられますね。発見
 佃煮で甘辛い味つけなので、もちろんご飯や日本酒にも、ばっちり合います。

 イナゴの佃煮を食べていて、思いついたのが、
「イナゴの佃煮 魯山人風?」 。

 芸術家の北大路魯山人。 
 茨城の笠間にある笠間日動美術館 分館に「春風万里荘」という、北鎌倉にあった魯山人の別荘がありますね。魯山人の生活していたそのままを再現しているそう。
 (笠間日動美術館 WEBサイト:http://www.nichido-garo.co.jp/museum/ )

 先日、NHK(「美の壺」だったか「日曜美術館」だったか)を見ていたら、魯山人の焼いた器に、「魯山人だったら、こう料理を盛り付けるのでは」というのをやっていました。 
 自分の焼いた皿と食材を、絵画に見立てて盛り付けていくものです。

 ということで、仲秋の名月を愛でるお供に、このように盛り付けてみました。

(18) 十五夜を愛でる 魯山人風?イナゴの佃煮・卵の黄身の味噌漬け
・落花生の塩ゆで
・イナゴの佃煮
   
 ★ 卵の黄身の味噌漬け は「十五夜の月」、
 ★ 落花生の塩ゆで は色合いから「萩の花」に見立て、
 イナゴの佃煮にあしらってみました。

 今が旬、生産地茨城ならでは手に入る「生落花生」。これを30-40分ほど塩ゆでにしました。美味しいですよ。
 卵も、地元産、超新鮮な卵の黄身を味噌に1~2日漬けるだけ。

 器は我が家の安い器で、下手な盛り付けですが、「なんちゃって魯山人風」ですから、愛嬌で。

 でも、これ、意外とどこかの料亭で出てそうな気がしています。

 日本酒が合いますよ。
 お酒が飲めない方は、黄身の味噌漬けは、ご飯にももちろん非常に合います。

 今度の十五夜や、来月の十三夜、おうちでいかがでしょう?
 晴れて、きれいなお月さまが見られるといいですね。

(初出 『つくば市民レポーター』サイト 2010年9月18日 11時36分)


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