たまごの形のお菓子いろいろ9
 


お土産に頂いたり、旅行をして見つけた国内のたまご型のお菓子を細々と報告するシリーズ。

今までの記事
豆電球たまごの形のお菓子いろいろ
豆電球続・たまごの形のお菓子いろいろ
豆電球続続・たまごの形のお菓子いろいろ
豆電球続続続・たまごの形のお菓子いろいろ
豆電球続々々々・たまごの形のお菓子いろいろ
豆電球たまごの形のお菓子いろいろ6
豆電球たまごの形のお菓子いろいろ7
豆電球たまごの形のお菓子いろいろ8


その中で私は、持論 『たまごの形のお菓子伝播仮説』で、
“たまごの形のお菓子”は、東日本では饅頭タイプのお菓子が圧倒的に多く、西日本、特に九州北部と瀬戸内海西部を中心にマシュマロタイプが多い
と、勝手に唱えています(^m^)。

で、灯台もと暗し!

東京土産の『ごまたまご』です。
東京駅や羽田空港などでよく見かける定番の東京土産。
これを忘れていました汗

ということで、遅ればせながら、東京駅で購入した『ごまたまご



個別のパッケージには『販売者:銀座たまや 株式会社 東京玉子本舗』の文字。

東京駅の売店では、オリジナルの黒ごま餡のタイプの他にも、抹茶味やキャラメル味もありましたが、ここはやはりオリジナルの黒ごまタイプを購入。

一番外側は、ホワイトチョコでコーティングされています。

外見は、岩手の銘菓 『かもめの玉子』にそっくり。




黒ゴマ味の餡。
それを覆うように、薄くさくさくした生地。
しっとり系のお饅頭生地でなく、やや乾燥したタイプ(でもパサパサはしていません)なのが、写真でもお分かりかと。


同封された栞には、
黒胡麻のペースト、黒胡麻の餡をカステラ生地に包み
更に、ホワイトチョコでコーティングした
可愛いたまご型のお菓子。
・・・(後略)』

更に、
一本挽きの国産小麦粉100%です
とも。
一本挽き』というのを初めて知りました。
調べてみると、実をそのまま丸ごと挽く方法のよう。勉強になります,,,φ(.. )鉛筆


『かもめの玉子』は黄身餡ですが、『ごまたまご』の餡は黒ゴマ餡です。

胡麻餡は、甘みがかなり強いですが、濃厚な胡麻餡の風味は、胡麻餡好きの私としては嬉しい笑


さて、こちらの会社さんは岩手の『かもめの玉子』を製造販売されている会社と深い関係があるという話も聞いたことがありますが、東京玉子本舗さんのHP http://www.tokyotamago.com/product/gomatama/index.html
には特に何も書かれていないので、真偽のほどは私にはよく分かりません。

でも、ひとつ言えることは!

私の持論『たまごの形のお菓子伝播仮説』の

東日本のたまごの形のお菓子は、饅頭タイプが圧倒的に多いが、西日本、特に瀬戸内海西部を中心にマシュマロの“たまごの形のお菓子”が多い

が強力に裏付けられ、これが現在進行形で進んでいる事例ということです!ちょき
『東京土産』ということは、全国にお土産としてもたらされているということですからちょき

・・・ちょっと我田引水ですが汗、結構的を得ている持論ではないかと♪グッド

東日本のたまごの形のお菓子は饅頭型が多い
と上述しましたが、特に、ホワイトチョココーティングした『かもめの玉子』タイプが席巻しているように思うのは、
東京土産の『ごまたまご』の存在が大きい気がします・・・そしてそれは、どうも、岩手の『かもめの玉子』の存在が背景にあるような・・・?

私は『かもめの玉子』は大好きなのですが、東京土産の『ごまたまご』がここまで『かもめの玉子』の兄弟分になっていると、
東日本においても、饅頭タイプ以外の、画期的なたまごの形のお菓子も出てほしいなぁ♪ なんて思ったり(^^)。

消費者としては、やっぱり、いろいろバラエティーあるお菓子を楽しみたいですから♪

たまごの形のお菓子を見つけたら、またレポートしますちょき

  → たまごの形のお菓子いろいろ10






  

郷土菓子7 ~ 香川の『おいり』


旅行した先で見つけた郷土菓子をぼちぼちと紹介する、全国の郷土菓子シリーズ。

今回は香川県の『おいり』です。


香川県方面に出かける機会があり、高松から丸亀方面に向かう途中にあった道の駅(たしか『滝宮』だったか)で購入。

プラスチック容器に、カラフルで小さな丸いあられのようなものが入っていました。

1粒が直径1cm程度と小粒。
淡いながらもカラフルで可愛いですねハート


最初、ひなあられみたいなものを予想して食べてみたら、違う!

まず、甘みとともに、ニッキの風味が口に広がります。
甘みも、市販の一般的なひなあられよりも強くない感じです。

そして、ひなあられよりもずっと軽く繊細。
強く触るとすぐに崩れてしまいます。
(なので、写真では、上部にあったものは、蓋からの圧力でちょっと崩れてしまっています汗

口に入れると、噛む前にすっと溶ける感じで、舌に餅米の風味が残りますハート

軽いのとニッキの風味で、結構、あとをひいて食べてしまいますキラキラ

原材料は、餅米、砂糖、水飴、ニッキ油、着色料


Wikipediaによると、香川県の「おいり」は、西讃岐地方の郷土菓子で、主に結婚式の引き出物として用いられてきたそう。

そのためか、高松に戻ってからも、何軒かのお土産屋さんで捜してみましたが、ちょっと見当たりませんでした。
『あの時、買っておいて良かった♪』と思いました(^^)vちょき

関東でも手軽に手に入ると良いなぁと思うのですが、先にも書いたように、とても壊れやすいお菓子なので、なかなか全国への輸送は難しそう。
それだからこその、郷土菓子なのでしょう(*^^*)
いつまでも大事されて食べ続けられて欲しいなぁと思いました笑


今までのシリーズ
豆電球郷土菓子 ~ 秋田・角館、山形・長井
豆電球郷土菓子 2~ 大阪・神戸
豆電球郷土菓子3~ 岩手
豆電球郷土菓子4~沖縄
豆電球郷土菓子5~岐阜(飛騨高山)
豆電球郷土菓子6~ 島根(隠岐)の そばかりん









  

常陸大宮に伝わる 頑張った犬の伝説2つ(後編)


今年2018年戌年にちなんで、茨城の犬にまつわる伝説の紹介とちなむ場所を訪ねるシリーズ。

同シリーズ
 → 石岡駅の忠犬タロー像
 → 筑波山麓の『しっぺい太郎』伝説(前編)
 → 筑波山麓の『しっぺい太郎』伝説(後編) ~ 『しっぺい太郎』の姿を訪ねて
 → 常陸大宮に伝わる 頑張った犬の伝説2つ(前編)

また、板橋不動尊(つくばみらい市)の安産子育てのご利益の由来で有名な、白犬伝説については、以前書いた記事、
  → 春の布施街道(千葉・柏(布施)~茨城・つくば(谷田部))を行く(2)
をご覧ください(^^)


前回 『常陸大宮に伝わる 頑張った犬の伝説2つ(前編)』 に続き、常陸大宮に伝わる犬の伝説の後編、旧美和村の上檜沢地区に伝わるお話です。


(2)常陸大宮市 旧美和村 地名『犬塚・箱地・仲平』の起こり

【あらすじ】 (文献1『美和村史』より抜粋)

現在、満福寺がある場所は、江戸時代以前までは、浄因寺というお寺がありました。
鎌倉時代のころ、その浄因寺に、鎌倉の建長寺から来た西堂という僧侶が住んだそうです。
西堂は白い犬を飼っていました。

ある時、鎌倉の源頼朝への火急の連絡のために、西堂は、犬の首に文箱をつけて鎌倉に送り出しました。
犬は途中休み間もなく鎌倉まで走り続け使いを果たすと、また急いで帰路を走って帰りましたが、
村に着くころには息も絶え絶えで、悲しい叫び声を上げて鳴きながら浄因寺に向かいました。

鳴きながら通った集落は『ナキダイラ』と呼ばれ、現在の『仲平』にあたるといいます。
しかし犬は、浄因寺の目前で力尽きて倒れ、そのまま死んでしまいました。

その死骸を埋めたのが『犬塚』で、つけていた文箱を埋めた集落が『箱地』と呼ばれる地域です。


江戸時代になり破却された浄因寺の跡地には、別の場所にあった満福寺が移され現在に至っているとのこと。


① 美和村史には、『浄因寺の境内にあったと推定される薬師堂(犬塚薬師)』ということで、犬塚薬師について触れられています。

ところで、美和村史では、伝説の紹介のページに、倒れた犬を祀った『犬神明神』という小さな社の写真が載っています。

しかし『犬塚』と名付けられた地名の由来(犬が倒れた場所)については書かれていますが、同書の物語の中では『犬塚薬師』の名前は出てきません。
同書では、『犬塚薬師』については、上にも書きましたが、満福寺の項目で、『浄因寺の境内にあったと考えられる薬師堂』という記述のみです。

② ところで、上の伝説は文献2、3でも紹介されていますが、これらの書籍では、鎌倉時代の話としながらも、舞台は浄因寺ではなく、(江戸時代に別の場所から移転してきた)満福寺の伝説として紹介されています。
また『犬塚薬師』についても、『倒れた犬を祀った』のが『犬塚薬師』となっています。

多分、美和村史に書かれている内容が正確のように思いますが、伝説の伝播で、人々の口から伝えられているうちに、後者の書籍に載っているような話で語られるバージョンも生まれたのでしょう笑

③ そんな中、満福寺さんのHPの『薬師堂(犬塚薬師)』 http://manpukuji.konjiki.jp/ を見ると、この犬の話を聞いた鎌倉の執権から、犬を祀った『犬神』を『犬塚薬師』として浄因寺(今の満福寺)で祀るようにとの上意があり、犬塚薬師となった旨のことが書かれています!
この『犬神』は、美和村史に祠の写真もある『犬神明神』ではないかと思われます。
上記の①②の2つのバージョンを繋ぐ話として、興味深いですにこにこ。 


【犬が手紙を届けること】
ところで『犬にお使いを頼む』のいうのが、『やはりおとぎ話』だと荒唐無稽だと思われる方も多いことでしょう。
ところが、おとぎ話でなくて、実際に行われていたそうなのですびっくり

今回の物語の時代(鎌倉時代)よりだいぶ時代は下りますが、江戸時代の頃です。
伊勢神宮にお参りするお伊勢参りが、人々の中で流行っていた時に、身体が不自由など何らかの事情がある人が、飼い犬にお伊勢参りを代参をさせていた例が多かったそうです(文献4)

また四国讃岐(今の香川県)のこんぴらさん(金刀比羅宮)参りも、犬に代参させることもあり、そのような犬は『こんぴら狗』と呼ばれたそうです。
実際、香川県のこんぴらさん(金刀比羅宮)を訪れると、境内には『こんぴら狗』の像が建立されていたり、社務所では『こんぴら狗』の置物が売られていたしています。


『こんぴら狗』の置物
(2018年11月に金刀比羅宮にて購入)
生真面目そうな表情がまた良いですね(*^^*)


江戸時代の伊勢参りやこんぴら参りについては、犬がたった一匹で行くというより、一時的でも一緒に行く人や、道々で世話する人がいたそうです(文献4)。

今と違って、気軽に大きな神社仏閣に行くことが出来ない当時、神仏のお参りを代参するワンコをお世話することは、神仏の心にかなってご利益があるとして、道中いろいろな人が犬を助けたそうなのです。
また現代と違って車の往来がないことも、犬にとっては安心安全グッド

『生類憐みの令』が出るなどした江戸時代と、時代を遡った鎌倉時代とは一概に同じだとは言えないでしょうが、昔は決して荒唐無稽ではなく、現実的な方法だったのかもしれません。

読まれては困る大事な手紙を犬に預けたかどうかは分かりませんが、それなりの手紙(暗号文だったりするのかな?)を犬に託して、(多分、世話人もついて?)行かせることは、案外敵を欺く方法だったりするのかも・・・と妄想しますグッド

また、常陸大宮、旧美和村に伝わる、鎌倉時代の浄因寺の犬の伝説の場合は、お寺からお使いの犬なので、信心深い人々が道中一緒に行ったり、餌などの世話をしたりしたのかもしれませんね笑

お使い犬の歴史を調べると、いろいろ興味深いことが分かりそうですね。


*****


・・・とういことで、茨城県北地域 常陸大宮市の2か所に伝わる、がんばったワンコの伝説のご紹介でした。
背後に史実や歴史ロマンが感じられて、常陸大宮をまた訪ねたくなりました。
行ったらまた報告したいと思います♪

現代でも警察犬、介護犬、救助犬などの高度な専門職(職ですよね)の犬がいますキラキラが、昔も、化け物(悪者)退治の他にも、手紙を運んだり、代わりに神社仏閣にお参りにいったりと、現代とは違いう活躍の場が犬にはあったのですね(^o^)グッド

2018年戌年もそろそろ年の瀬。
働き者のワンコ達に思いをはせて年を締めくくるのもいかがでしょう笑


【おまけ】


今回紹介した伝説では遠く相模国(現在の神奈川県)の鎌倉の地名が出てきます。
実際、旧美和村の辺りは他にも鎌倉や三浦半島方面との関係が伝わる場所が他にもあり、『三浦杉』の巨木がある吉田八幡神社や、『三浦大介像』が伝わる三浦神社などがある土地です。

三浦神社
(写真は2010年撮影)





吉田八幡神社の三浦杉については、かなり以前に記事に書きましたので、良かったら。
 → 常陸大宮 美和地区(旧美和村) 吉田八幡神社の「三浦杉」を訪ねて

写真は吉田八幡神社の『三浦杉』(2010年撮影)



どうして常陸大宮の旧美和村の地域に、遠く離れた鎌倉や三浦関係の伝説が伝わるのか…についても、歴史の流れや当時の土地の所領のことなども含め、美和村史(文献1)に詳しいです。



********************************************************************
【参考文献】

1.『美和村史』 美和村史編さん委員会 編集 美和村 発行

2.『日本の伝説37 茨城の伝説』 今瀬文也・武田静澄 共著 角川書店

3.『茨城の伝説』 茨城民俗学会 編 日本標準 

4.『犬の伊勢参り』仁科邦男著 平凡社新書







  

常陸大宮に伝わる 頑張った犬の伝説2つ(前編)


いよいよ12月に入りましたが、今年2018年戌年にちなんで、茨城の犬にまつわる伝説の紹介とちなむ場所を訪ねるシリーズ。

同シリーズ
 → 石岡駅の忠犬タロー像
 → 筑波山麓の『しっぺい太郎』伝説(前編)
 → 筑波山麓の『しっぺい太郎』伝説(後編) ~ 『しっぺい太郎』の姿を訪ねて

また、板橋不動尊(つくばみらい市)の安産子育てのご利益の由来で有名な、白犬伝説については、以前書いた記事、
  → 春の布施街道(千葉・柏(布施)~茨城・つくば(谷田部))を行く(2)
をご覧ください(^^)


前回(筑波山麓の『しっぺい太郎』伝説(後編) ~ 『しっぺい太郎』の姿を訪ねて
)紹介した筑波山麓に伝わる犬の伝説から、頑張ったワンコ達の姿が浮かんできます。
昔から人と一緒に働いて健気なワンコ(うちのワンコは家で寝てばかりですが(^m^;))。

さて、茨城県北、常陸大宮市の地区にも、けなげに頑張ったワンコにまつわる伝説2つが伝わります。

昔話や伝説のゆかりの地を実際に訪ねての報告がモットーなのですが、2018年戌年も年の瀬になりつつあり、ゆかりの地への訪問も近いうちに行くのは難しい汗

なので、まずはお話だけでも紹介しますちょき


(1)常陸大宮市(山方地区). 犬吠峠-常陸大宮市西野内

千葉県の『犬吠埼(いぬぼうさき)』は有名ですが、茨城には
犬吠峠

があります。

犬吠峠』の読み方は『いぬぼえとうげ』(文献1 他)。

この犬吠峠にまつわる伝説です。


写真は、常陸大宮市 旧山方町の『森林浴の道(籠岩)』途中の展望台からの眺め(2002年10月撮影)。
方角的に犬吠峠方向ではないかと。
15年ほど前の写真ですが、多分、この絶景は変わっていません(^^)






【おおまかなあらすじ】

火事を嘆いた、もしくは火事を知らせるために、犬が七日七晩吠え続けて、とうとう石になった。

その石は今もあって、その一帯は『犬吠峠(いぬぼえとうげ)』と呼ばれる。


バージョンがいくつかあるようで、

お寺『常安寺』が火事で焼け落ちたのを悲しみ、七日七晩吠え続けて火難を四方に知らせた。
犬は食事もとらず座った形のまま犬になった。

(文献1、2、3、4、5、6)
※文献1及び6 によると、実際、常安寺は文久元年(1861年)に全焼しています。
 文献6では、『文久元年(一八六一)十一月、時の住職天外禅師の時にかかわる伝説です』とのこと。


近くの城(『御城』)の落城を知らせるために吠え続けた犬が、石になった。
(文献4)
※『御城』は『山方城』の別名とのことで、応永十五年(1408年)、美濃山方出身の山方能登守盛利が築城し、その後、佐竹義治の五男の政義の居城となり、この地における佐竹氏の重要な城となったとのこと(文献7)

また、次のは上の2つと全く違うあらすじの話で、

前九年の役の時に、源頼義とその子の義家がこの地を通り、金砂山で敵分と戦った時に、この峠に山犬(狼)の群れが現れて、義家ら源氏方の軍勢に向かって吠え続けた。義家らはこの山犬の大群のために容易に進軍出来なかったことから、『犬吠峠』となった。
(文献4)


ちなみに、①は江戸時代末期、②は室町時代、そして、③は平安時代後期。
時代的にはずいぶん幅がありますね。


上の①、②にある、『石になった犬』のその石は、実際、犬吠峠にあるそうです。

文献1には、『犬吠峠にある犬の化身といわれる巨石』のキャプションとともに、その写真が掲載されています。

またネットを調べると、実際に行かれた方の話がいくつか読むことが出来ます。
が、この伝説の石のある場所は、道なき道を行くようで、実際に見に行くのは大変そうです汗

でも伝説の石が今も残っているのは喜ばしい!笑


文献4、5、6によると、この地域では犬の遠吠えが聞こえてくると、『峠のお犬様が鳴いているから、火事に気をつけろ』と言い合ったそう。
火事を用心する生活の知恵にも結びついているのでしょうグッド


ちなみに、伝説のバージョン②に出てくる『御城』。
現在は『御城展望台』として、資料館も兼ねて建物が復元、整備されています。
今度是非行ってみたいです(ここは簡単に行けそうですし♪)ちょき

豆電球 詳細→ 常陸大宮市ホームページ 御城展望台
http://www.city.hitachiomiya.lg.jp/page/page002908.html

この辺りは中世、激しい戦乱のあった場所とのこと。
そのことを、この伝説と現存する『犬の石』、そして『犬吠峠』という地名が伝えているのかなぁと思います。

県北はやっぱり佐竹氏関係の伝説が、今も息づいていますねキラキラ

後編に続きます♪
 → 常陸大宮に伝わる 頑張った犬の伝説2つ(後編)


【おまけ】

犬吠峠がある常陸大宮市西野内地区は、『西ノ内和紙』でも有名な地区です。
西ノ内和紙については、かなり以前の記事ですが、当ブログでも書いてますので、良かったら(^^)
 → 茨城 こんなもの見つけた (2) 「西ノ内和紙」製の陣取りゲーム



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【参考文献】

1.『山方町誌 上巻』 茨城県那珂郡山方町文化財保存研究会編

2.『日本の伝説37 茨城の伝説』 今瀬文也・武田静澄 共著 角川書店

3.『茨城の伝説』 茨城民俗学会編 日本標準

4.『茨城県の民話と伝説 上 ふるさとの自然と動物』 藤田稔 著 有峰書店

5.『山方町いまむかし』 仲田安夫 著 筑波書林

6.『語りつぎたい 奥久慈の秘話(親から子へ 子から孫へ)』 堀江文男 著 茨城出版企画センター

7.『図説 茨城の城郭』 茨城城郭研究会編 国書刊行会




  

プロフィール
かるだ もん
かるだ もん
徒然なるままに、興味のあることを気ままに書いています。好きなことばは「中途半端も、たくさん集まればいっぱい!」(ドラマのセリフ)

地元つくばや茨城の話題を中心に、茨城の食材を使った家庭料理、民俗学もどき、国際交流、旅の話題など、趣味の記事を掲載中。

特に自分の勉強も兼ねて、
★民話・伝説紹介と、それにちなむ土地めぐり
★茨城を中心に、全国の郷土料理と食材(世界の料理も含む)の話題
の話題が多いです。

・ヒッポファミリークラブ(多言語自然習得活動と国際交流)
・観光ボランティア
・郷土食研究会うまかっぺ!茨城

別館: 夢うつつ湯治日記 https://note.com/carfamom/

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