2017年08月29日
(83)枝豆餅のシソの葉包み
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(83)】 枝豆餅の しその葉包み(しそっぱ餅)
和菓子はちょっと苦手なのですが、塩豆が入った大福は好き。
そして大宰府天満宮の梅ケ枝餅(受験シーズになると生協で冷凍が手に入る♪)も好き。
そして、いつも思うのは、柏餅の葉は食べられないのが残念・・・。
食べられる葉で包めば良いのに・・・。
と思っていたら、茨城では『しそっぱ餅』という郷土食があることを知りました(文献1)。
青じそ(大葉)の葉でお餅を包む!
これは美味しそう♪ そして葉っぱごと食べられるのも嬉しい
ということで、そこで夏のこの時期こそ美味しい
塩ゆで枝豆としその葉(大葉)
を使って、軽食にもなるおやつを作ってみました♪
【材料】 4個分 大葉、枝豆は、是非採れたての地元産で♪
・塩漬けの大葉(青じその葉) ※作り方は後述 2枚~4枚
・新鮮な大葉(青じその葉) 2枚~4枚
・塩ゆでした枝豆 適宜(多めの方が満足度は高いです)
さやから出しておきます。
・上新粉 60g
・白玉粉 60g
・水 90cc程度
・(お好みで)醤油 少々
【作り方】
1.塩漬け大葉は味を見て、塩味が強いようだったら軽く塩を洗い流してから。絞って水気を取っておく。
塩浸け普通の大葉も、洗ってからキッチンペーバーで水気を取っておく。
写真は1週間ほど塩漬けした大葉。
2. 上新粉、白玉粉を混ぜて、水を少しずつ加えながら、手で捏ねていく。
3. 2が耳たぶ程度の硬さになったら、枝豆を加え、均一になるように混ぜていく。
4. 3を食べる大きさに分けて丸めた後、平らに形作る。
5. 4をテフロン加工のフライパンに、油をひかないで、焼いていく。
強めの弱火で、片面ずつじっくり(5~6分位ずつ)、表面がパリッとして、こんがり焦げ目が付くまで焼いていく。
6. 焼きあがったら、1の2種類の大葉で包んで出来上がり。
写真右は、塩漬け大葉で包んだもの。写真左は新鮮な大葉で包んだもの。
塩漬けの大葉と、普通の大葉で味わいが違いますので、是非その違いも楽しんでください。
塩漬けの大葉で巻いたものは、噛むほどに塩味とシソの風味が口に広がり、お餅の風味を引き立てます。
新鮮な大葉で巻いたものは、一口噛むと、口いっぱいに広がるシソの香りが鮮烈です!
で、一番のおすすめは、新鮮な大葉と、塩漬け大葉のダブルで包んだもの!
大葉が豊富なこの季節ならではの贅沢
餅の中の枝豆も香ばしく、美味しい。
枝豆はゴロゴロたくさん入れた方が、私は好きです♪
塩漬け大葉を使わない時は、お好みで醤油 または砂糖を加えた醤油を、表面に塗っても美味しいです♪
夏のこの時期の手作りおやつ、是非、お試しください♪
【大葉(青じその葉)の塩漬けの作り方】
大葉を一枚ずつ洗い、ペーパータオルで水気を拭き取ってから、1枚ずつに塩ひとつまみずつ(まんべんなく)振りかけ、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存する(1週間程はもちます)。
********************************************************
【参考文献】
1. 『聞き書茨城の食事』 日本の食生活全集茨城編集委員会 編 農山漁村文化協会 出版
和菓子はちょっと苦手なのですが、塩豆が入った大福は好き。
そして大宰府天満宮の梅ケ枝餅(受験シーズになると生協で冷凍が手に入る♪)も好き。
そして、いつも思うのは、柏餅の葉は食べられないのが残念・・・。
食べられる葉で包めば良いのに・・・。
と思っていたら、茨城では『しそっぱ餅』という郷土食があることを知りました(文献1)。
青じそ(大葉)の葉でお餅を包む!
これは美味しそう♪ そして葉っぱごと食べられるのも嬉しい
ということで、そこで夏のこの時期こそ美味しい
塩ゆで枝豆としその葉(大葉)
を使って、軽食にもなるおやつを作ってみました♪
【材料】 4個分 大葉、枝豆は、是非採れたての地元産で♪
・塩漬けの大葉(青じその葉) ※作り方は後述 2枚~4枚
・新鮮な大葉(青じその葉) 2枚~4枚
・塩ゆでした枝豆 適宜(多めの方が満足度は高いです)
さやから出しておきます。
・上新粉 60g
・白玉粉 60g
・水 90cc程度
・(お好みで)醤油 少々
【作り方】
1.塩漬け大葉は味を見て、塩味が強いようだったら軽く塩を洗い流してから。絞って水気を取っておく。
塩浸け普通の大葉も、洗ってからキッチンペーバーで水気を取っておく。
写真は1週間ほど塩漬けした大葉。
2. 上新粉、白玉粉を混ぜて、水を少しずつ加えながら、手で捏ねていく。
3. 2が耳たぶ程度の硬さになったら、枝豆を加え、均一になるように混ぜていく。
4. 3を食べる大きさに分けて丸めた後、平らに形作る。
5. 4をテフロン加工のフライパンに、油をひかないで、焼いていく。
強めの弱火で、片面ずつじっくり(5~6分位ずつ)、表面がパリッとして、こんがり焦げ目が付くまで焼いていく。
6. 焼きあがったら、1の2種類の大葉で包んで出来上がり。
写真右は、塩漬け大葉で包んだもの。写真左は新鮮な大葉で包んだもの。
塩漬けの大葉と、普通の大葉で味わいが違いますので、是非その違いも楽しんでください。
塩漬けの大葉で巻いたものは、噛むほどに塩味とシソの風味が口に広がり、お餅の風味を引き立てます。
新鮮な大葉で巻いたものは、一口噛むと、口いっぱいに広がるシソの香りが鮮烈です!
で、一番のおすすめは、新鮮な大葉と、塩漬け大葉のダブルで包んだもの!
大葉が豊富なこの季節ならではの贅沢
餅の中の枝豆も香ばしく、美味しい。
枝豆はゴロゴロたくさん入れた方が、私は好きです♪
塩漬け大葉を使わない時は、お好みで醤油 または砂糖を加えた醤油を、表面に塗っても美味しいです♪
夏のこの時期の手作りおやつ、是非、お試しください♪
【大葉(青じその葉)の塩漬けの作り方】
大葉を一枚ずつ洗い、ペーパータオルで水気を拭き取ってから、1枚ずつに塩ひとつまみずつ(まんべんなく)振りかけ、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存する(1週間程はもちます)。
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【参考文献】
1. 『聞き書茨城の食事』 日本の食生活全集茨城編集委員会 編 農山漁村文化協会 出版
2017年08月23日
だいだらぼっちと、『太』平山と、『大』平山
だいだらぼっちと、『太』平山と、『大』平山
先日、常陽藝文の2017年8月号を読んでいたら、お隣の栃木県の芳賀富士を特集していました。
栃木の益子に行って、見晴らしの良いところにいくと、ちょこっと見える富士山型のきれいな山。
低いにも関わらず端正な形で目を引くので気になっていました。
あれが『芳賀富士』と呼ばれる山だと、今回の特集で山の名前が分かってスッキリ。
そして、その名前に納得。
上の写真とともに、益子の県立自然公園 益子の森 付近で撮ったと記憶。
本当に富士山のようにきれいな形!
でも火山ではないそうです。
さて、上記の常陽藝文を読み進めていたら、芳賀富士は別名『大平山(だいだらやま/だいだらさん)』とも呼ばれ、だいだらぼっち伝説も伝わるとの記載が!
かなり以前になりますが、茨城県下に伝わる『だいだらぼっち(※)』の話を、何回かに分けて書きました。
※『だいだらぼう』、『でーだらぼう』等とも呼ばれます。
当方のブログでは便宜的に『だいだらぼっち』で統一しています。
つくば近郊 だいだらぼっちの足跡を探して(1)
つくば近郊 だいだらぼっちの足跡を探して(2)
だいだらぼっちの足跡を探して(3) 利根町、結城市、八千代町
で、このシリーズの(3)で、結城に伝わる
『だいだらぼっちが、筑波山と太平山(※※)を天秤で量ろうとして、太平山を落として…』
という話を紹介しています。
※※こちらは『大』でなく、点がある『太』の方の『太平山』。
読み方は『おおひらやま』
その後、『民話 ゆうき』という本を古書で見つけ購入しました。
読んでみると、上の記事で以前に紹介した話とちょっと違うバージョンで、
太平山を落としたら、そのかけらが近くの錦着山になった
という民話が掲載されていました。
なお、こちらの『太平山(おおひらやま)』は、明治初頭の頃、天狗党が籠ったことで名が知られている方の山です。
ちなみに、太平山、錦着山については
→ 栃木市観光協会ホームページ『太平山・錦着山』
結城の健田神社跡付近から太平山方面を望む。
現在は建物で分かりにくくて残念ですが、昔はよく見えたのでしょうね
栃木の方にもっと行けば、太平山はよく見えるのですが、写真を撮っていないのですみません
つまり栃木県の南東部には、
●栃木市にある 太平山(おおひらさん)
●益子町と茂木市の境付近にある 大平山(だいだらやま/だいだらさん) =芳賀富士
という、とても似た(漢字の)名前の二つの山があって、それぞれ『だいだらぼっち』伝説が伝わっているんですね!
全国にある『太平』『大平』と呼ばれる場所(山も含む)は、 『だいだらぼっち』伝説が伝わる場所も多く、それは『だいだいら』とも読めるために、だいだらぼっち伝説と結びつけられた(または結びつけられるために地名が付いた)のでは・・・
という説を聞いたことがあります。
いずれにせよ、茨城県西部~栃木県南東部では、
・筑波山を落とす(筑波山は二つに割れている理由)
・太平山を落とす(破片で出来た別の山も含む)
・富士山のてっぺんを落とす(これはユニーク)
・筑波山に尻もちを搗く(筑波山は二つに割れている理由)
・筑波山に座って鬼怒川で足を洗う
・足あとをつける(これは全国一般的)
を組み合わせた、壮大な民話が昔から語られているようで、愉快です。
そしてこのエリアは、地理的にも民俗風習的にも近く、そのためか似ている民話が伝わっているようで、なかなか興味深いなぁと思っています♪
ちなみに、結城の健田神社跡付近から見た、筑波山系とその北側の山並み。
右端の大きな山が筑波山。
芳賀富士はちょっと見えなさそうかな・・・。
でも、この辺りから見る筑波山は、『結城筑波』と呼ばれ、大変美しく見えます。
だからこそ、結城では、栃木市にある太平山(おおひらさん)と筑波山を比べる民話が語られているんでしょうね♪
********************************************************************************
【参考文献】
『民話 ゆうき』 結城市教育委員会
『常陽藝文 2017年8月号(第411号)』 常陽藝文センター
『新版 日本の民話39 栃木の民話 第二集』 日向野徳久著 未來社
先日、常陽藝文の2017年8月号を読んでいたら、お隣の栃木県の芳賀富士を特集していました。
栃木の益子に行って、見晴らしの良いところにいくと、ちょこっと見える富士山型のきれいな山。
低いにも関わらず端正な形で目を引くので気になっていました。
あれが『芳賀富士』と呼ばれる山だと、今回の特集で山の名前が分かってスッキリ。
そして、その名前に納得。
上の写真とともに、益子の県立自然公園 益子の森 付近で撮ったと記憶。
本当に富士山のようにきれいな形!
でも火山ではないそうです。
さて、上記の常陽藝文を読み進めていたら、芳賀富士は別名『大平山(だいだらやま/だいだらさん)』とも呼ばれ、だいだらぼっち伝説も伝わるとの記載が!
かなり以前になりますが、茨城県下に伝わる『だいだらぼっち(※)』の話を、何回かに分けて書きました。
※『だいだらぼう』、『でーだらぼう』等とも呼ばれます。
当方のブログでは便宜的に『だいだらぼっち』で統一しています。
つくば近郊 だいだらぼっちの足跡を探して(1)
つくば近郊 だいだらぼっちの足跡を探して(2)
だいだらぼっちの足跡を探して(3) 利根町、結城市、八千代町
で、このシリーズの(3)で、結城に伝わる
『だいだらぼっちが、筑波山と太平山(※※)を天秤で量ろうとして、太平山を落として…』
という話を紹介しています。
※※こちらは『大』でなく、点がある『太』の方の『太平山』。
読み方は『おおひらやま』
その後、『民話 ゆうき』という本を古書で見つけ購入しました。
読んでみると、上の記事で以前に紹介した話とちょっと違うバージョンで、
太平山を落としたら、そのかけらが近くの錦着山になった
という民話が掲載されていました。
なお、こちらの『太平山(おおひらやま)』は、明治初頭の頃、天狗党が籠ったことで名が知られている方の山です。
ちなみに、太平山、錦着山については
→ 栃木市観光協会ホームページ『太平山・錦着山』
結城の健田神社跡付近から太平山方面を望む。
現在は建物で分かりにくくて残念ですが、昔はよく見えたのでしょうね
栃木の方にもっと行けば、太平山はよく見えるのですが、写真を撮っていないのですみません
つまり栃木県の南東部には、
●栃木市にある 太平山(おおひらさん)
●益子町と茂木市の境付近にある 大平山(だいだらやま/だいだらさん) =芳賀富士
という、とても似た(漢字の)名前の二つの山があって、それぞれ『だいだらぼっち』伝説が伝わっているんですね!
全国にある『太平』『大平』と呼ばれる場所(山も含む)は、 『だいだらぼっち』伝説が伝わる場所も多く、それは『だいだいら』とも読めるために、だいだらぼっち伝説と結びつけられた(または結びつけられるために地名が付いた)のでは・・・
という説を聞いたことがあります。
いずれにせよ、茨城県西部~栃木県南東部では、
・筑波山を落とす(筑波山は二つに割れている理由)
・太平山を落とす(破片で出来た別の山も含む)
・富士山のてっぺんを落とす(これはユニーク)
・筑波山に尻もちを搗く(筑波山は二つに割れている理由)
・筑波山に座って鬼怒川で足を洗う
・足あとをつける(これは全国一般的)
を組み合わせた、壮大な民話が昔から語られているようで、愉快です。
そしてこのエリアは、地理的にも民俗風習的にも近く、そのためか似ている民話が伝わっているようで、なかなか興味深いなぁと思っています♪
ちなみに、結城の健田神社跡付近から見た、筑波山系とその北側の山並み。
右端の大きな山が筑波山。
芳賀富士はちょっと見えなさそうかな・・・。
でも、この辺りから見る筑波山は、『結城筑波』と呼ばれ、大変美しく見えます。
だからこそ、結城では、栃木市にある太平山(おおひらさん)と筑波山を比べる民話が語られているんでしょうね♪
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【参考文献】
『民話 ゆうき』 結城市教育委員会
『常陽藝文 2017年8月号(第411号)』 常陽藝文センター
『新版 日本の民話39 栃木の民話 第二集』 日向野徳久著 未來社
2017年08月18日
(82)薬味たっぷり 土用しじみの冷や汁ごはん
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(82)】薬味たっぷり 土用しじみの冷や汁ごはん
暑くて食欲がない時でも、薬味の香りが素晴らしく、ひんやり美味しい、冷たい汁めしは、嬉しいですね。
6月から8月が旬の、涸沼の土用しじみを使って、
ひんやり冷たくて美味しい、汁めしを作りました(^o^)
【材料】 量は適宜。 材料はすべて茨城産でまかなえますね♪
・ごはん お米は茨城のコシヒカリ!
・しじみ 涸沼産(今回は冷凍しじみを使用)
・味噌
・きゅうり
・しょうが
・青しそ
・みょうが
・(あれば)すりごま
・(お好みで)七味唐辛子
※筑波山名物 ふくれみかん入り七味(七色)唐辛子が、超おすすめです!
【作り方】
( しじみ下ごしらえで、一度泥抜きをした方が良いですが、今回は冷凍ものを使いましたので、冷凍庫から出して、水でさっと洗ったものを使いました)
1. しじみは、刻んだしょうがを入れた水から煮て、火が通って口を開けるまで煮ます。
2. しじみの口が開いたら、火を止めて、味噌を溶き入れます。
再度加熱して沸騰する前に火を止めて、しじみと汁を分けます。
3. 汁は、荒熱を取れるまで冷ました後、冷蔵庫で冷やします。
しじみの方も、同じく冷蔵庫で冷やします。
4. きゅうりは薄くスライス。青しそ、みょうがも千切りにする。
きゅうりは軽く塩もみした後、水洗いして しんなりさせる。
5. ご飯は、食べる文の量を冷水で洗ってから、ざるに上げて水切りする。
6. 丼に5のご飯を入れ、4のきゅうり、青しそ、みょうがをトッピング。
3のしじみも、各自で箸で身を取って、身をご飯にトッピング。
7. 3の冷やした味噌汁を6にかけて、出来上がり。
あれば、すりごまも入れると美味しいです。
またお好みで七味唐辛子を入れても♪
しじみのだしの利いた冷たいお味噌汁が、食欲のない暑い日でも、五臓六腑に染み渡ります
きゅうりや薬味のシャキシャキした歯ごたえも嬉しい。
そして香りが良い!
貝の冷たい汁は、あさりやはまぐりでももちろん、とても美味しい
(大きい貝の方が身は取り出しやすいです^^)
あさりやはまぐりを使った場合、貝汁は塩味で、
しじみの場合は、味噌汁が合うと思います。
暑くて食欲がない時も、だしの利いた冷たい味噌汁とご飯、そしていろんな薬味で、食欲が出ますので、お勧めです!
簡単でおいしいので、是非お試しください(^^)v
また、旬の土用しじみを使った料理は、
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば (37) 】 涸沼の土用シジミとゴーヤの味噌炒め
も良かったら、お試しください
【おまけ】
食べ終わった後の、しじみの貝殻を使って、
→ 『今年も、涸沼のシジミの貝殻で、ストラップ作り』
和風の可愛いシジミの貝殻のストラップです。
こちらも作ってみてくださいね
暑くて食欲がない時でも、薬味の香りが素晴らしく、ひんやり美味しい、冷たい汁めしは、嬉しいですね。
6月から8月が旬の、涸沼の土用しじみを使って、
ひんやり冷たくて美味しい、汁めしを作りました(^o^)
【材料】 量は適宜。 材料はすべて茨城産でまかなえますね♪
・ごはん お米は茨城のコシヒカリ!
・しじみ 涸沼産(今回は冷凍しじみを使用)
・味噌
・きゅうり
・しょうが
・青しそ
・みょうが
・(あれば)すりごま
・(お好みで)七味唐辛子
※筑波山名物 ふくれみかん入り七味(七色)唐辛子が、超おすすめです!
【作り方】
( しじみ下ごしらえで、一度泥抜きをした方が良いですが、今回は冷凍ものを使いましたので、冷凍庫から出して、水でさっと洗ったものを使いました)
1. しじみは、刻んだしょうがを入れた水から煮て、火が通って口を開けるまで煮ます。
2. しじみの口が開いたら、火を止めて、味噌を溶き入れます。
再度加熱して沸騰する前に火を止めて、しじみと汁を分けます。
3. 汁は、荒熱を取れるまで冷ました後、冷蔵庫で冷やします。
しじみの方も、同じく冷蔵庫で冷やします。
4. きゅうりは薄くスライス。青しそ、みょうがも千切りにする。
きゅうりは軽く塩もみした後、水洗いして しんなりさせる。
5. ご飯は、食べる文の量を冷水で洗ってから、ざるに上げて水切りする。
6. 丼に5のご飯を入れ、4のきゅうり、青しそ、みょうがをトッピング。
3のしじみも、各自で箸で身を取って、身をご飯にトッピング。
7. 3の冷やした味噌汁を6にかけて、出来上がり。
あれば、すりごまも入れると美味しいです。
またお好みで七味唐辛子を入れても♪
しじみのだしの利いた冷たいお味噌汁が、食欲のない暑い日でも、五臓六腑に染み渡ります
きゅうりや薬味のシャキシャキした歯ごたえも嬉しい。
そして香りが良い!
貝の冷たい汁は、あさりやはまぐりでももちろん、とても美味しい
(大きい貝の方が身は取り出しやすいです^^)
あさりやはまぐりを使った場合、貝汁は塩味で、
しじみの場合は、味噌汁が合うと思います。
暑くて食欲がない時も、だしの利いた冷たい味噌汁とご飯、そしていろんな薬味で、食欲が出ますので、お勧めです!
簡単でおいしいので、是非お試しください(^^)v
また、旬の土用しじみを使った料理は、
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば (37) 】 涸沼の土用シジミとゴーヤの味噌炒め
も良かったら、お試しください
【おまけ】
食べ終わった後の、しじみの貝殻を使って、
→ 『今年も、涸沼のシジミの貝殻で、ストラップ作り』
和風の可愛いシジミの貝殻のストラップです。
こちらも作ってみてくださいね
2017年08月14日
(81)ごいし豆とポークの煮込み メキシコ風
【家庭で堪能!おいしい 茨城&つくば(81)】 ごいし豆とポークの煮込み メキシコ風
もうずいぶん以前ですが、メキシコのエルモシージョという所に、ホームステイ交流(註1)で行ったことがあります。
その時に食べた、肉の煮込み(パンシータやポソレ)がとても美味しく、
それを思い出しながら、ときどき家で作ります。
その時食べた肉は牛のモツ(ハチノス)でしたが、どんなお肉でも良いかと思います。家庭料理ですから(^^)
また、その時は白くて巨大な粒のトウモロコシ(日本のトウモロコシのように甘くない)が、豆のように使われていました。
メキシコ料理は辛いというのが一般的ですよね。
でも私がホームステイしたお宅もそのお友達のお宅も、料理は辛くありませんでした。
その代わり、唐辛子を後から入れて辛さを調節していました。
日本人の私がいるのでそうしているのかと尋ねたら、
『唐辛子の量は家庭によるよ。辛いのは体にも頭にも悪いから、うちは辛くしない』
と笑いながら話していたのを思い出します。
やはりお宅によって味はいろいろなのですね。
ということで、私のプチソウルフードでもある、メキシコの煮込み料理を家で作る時は、唐辛子はトッピングにしています。
前置きが長くなりました。
行方に行った時に、道の駅たまつくり で購入したお豆 『ごいし豆』。
『ごいし豆』って初めて知りました。
白インゲン豆みたいですが、それよりかなり扁平で、確かに白い碁石みたいです。
これを使って、メキシコ風お豆とポークの煮込みを作ってみました。
【材料】 量は適宜♪
・ごいし豆 行方産
・豚肉 お好きな部位で(今回は脂身が少ない もも肉使用) 茨城県産
・玉ねぎ 今回はつくば産
※煮込み用とトッピング用の2種を用意
(煮込み用は食べやすい大きさにカット、トッピング用はみじん切りで)
・トマト 今回はつくば市産
今回はミニトマトを使いましたが、なんでもOKです。
・ニンニク 今回は青森県産(茨城県産が手に入ったらそちらでも)
・コリアンダー(パクチー) 今回は土浦産
・唐辛子 今回は青唐辛子を使用 今回は牛久産
・レモン 県内産や国内産が手に入るとベスト。今回は輸入品を使用。
・(あれば)ローレルの葉 これも時々 県内産が出回りますね♪
・塩、黒コショウ 味を見ながら適宜
・重曹 ほんのちょっと(豆を柔らかく煮るために加えます)
※なお、煮る時は、保温調理器を使うと、家計にも地球にも優しく、加熱中は放置できるので、時間も有効活用出来ます(^^)
【作り方】 鍋は保温調理器を使用しています。
1. ごいし豆は水に7~8時間ほど浸けておき、その後、その水のままで数分煮てアクを取った後、一度お湯を捨てる。
2. 1のごいし豆を再度、水に塩と重曹を加えて、柔らかくなるまで煮る。
沸騰したら数分そのままにし、その後火を止めて、鍋を保温器に入れて置く。
この時は、1日2回火を入れて保温器に入れるという作業を、2日間ほど繰り返しました。
実際は弱火で2時間程度で柔らかくなりそうな印象です。
写真は柔らかく煮えた ごいし豆。
美しい
3. 豆が煮えたら、別の容器に煮汁ごと移す。
※豆の煮汁は、豆がかぶる位の量を豆と一緒に残し、残りは豚肉の煮込みに使う。
自分で煮たお豆の煮汁がまた、とても美味しいのです♪
4.鍋に3の煮汁に、一口大にカットした豚肉、玉ねぎ、刻んだニンニク、(あればローレルも)を加え、煮込む。
※これも保温調理器を使うと楽です。この場合は途中2回火を入れて半日程度。
5. 4で肉に火が通ったら、カットしたトマトを加え、塩コショウで味を調える。
トマトが煮えたら出来上がり。
(唐辛子も一緒に煮込んでも良いですが、後からトッピングで調節すると好みの辛さに出来ます)
※なお、一度冷ましてから、食べるときに再度温め直すと、味が馴染んでよりお勧めです。
6.トッピングは、刻んだ玉ねぎ、コリアンダー(パクチー)、唐辛子(写真は青唐辛子)。
食べる時に、それらを好みの量入れて、更にレモンを絞って、頂きます。
特にスープストックみたいなものは使っていませんが、豆の煮汁や、豚肉、玉ねぎ、トマトなどの素材から旨みが出て、さっぱりしながらも、しみじみ良い味がして幸せを感じます。
さらに、トッピングで加える唐辛子はもちろん、生玉ねぎみじん切り、コリアンダーやレモン果汁で、ぐっとエスニック度が加わります。
だから、是非、これらのトッピングはお試しください!
最近は冷凍のトルティーヤもスーパーで売られるようになりました。
トルティーアも添えて。
日本ではトルティーヤは、小麦粉でできた『トルティーヤ アリナ』がポピュラーですが、メキシコでは、トウモロコシ粉でできた、トルティーヤ マイース』もよく食べられていました。 トルティーア マイースも冷凍で扱ってくれないかなぁと思います♪
滋味豊かなメキシコの家庭料理。
豆は、下ごしらえが大変でしたら、キドニービーンズ等の水煮の缶詰を使っても美味しいです。
是非お試しください
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註1: ヒッポファミリークラブの家族交流プログラムで行きました。
同クラブについては→ ヒッポファミリークラブ 公式サイト
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【参考文献】
・『メキシコ料理 胸騒ぎ 腕さばき』 佐伯アリシア喜久子 著 PMC出版
※自分の味の記憶とすり合わせながら、こちらの本のレシピ、味付けをいつも参考にして、
メキシコでのホームステイの思い出の料理を自宅で再現しています。
もうずいぶん以前ですが、メキシコのエルモシージョという所に、ホームステイ交流(註1)で行ったことがあります。
その時に食べた、肉の煮込み(パンシータやポソレ)がとても美味しく、
それを思い出しながら、ときどき家で作ります。
その時食べた肉は牛のモツ(ハチノス)でしたが、どんなお肉でも良いかと思います。家庭料理ですから(^^)
また、その時は白くて巨大な粒のトウモロコシ(日本のトウモロコシのように甘くない)が、豆のように使われていました。
メキシコ料理は辛いというのが一般的ですよね。
でも私がホームステイしたお宅もそのお友達のお宅も、料理は辛くありませんでした。
その代わり、唐辛子を後から入れて辛さを調節していました。
日本人の私がいるのでそうしているのかと尋ねたら、
『唐辛子の量は家庭によるよ。辛いのは体にも頭にも悪いから、うちは辛くしない』
と笑いながら話していたのを思い出します。
やはりお宅によって味はいろいろなのですね。
ということで、私のプチソウルフードでもある、メキシコの煮込み料理を家で作る時は、唐辛子はトッピングにしています。
前置きが長くなりました。
行方に行った時に、道の駅たまつくり で購入したお豆 『ごいし豆』。
『ごいし豆』って初めて知りました。
白インゲン豆みたいですが、それよりかなり扁平で、確かに白い碁石みたいです。
これを使って、メキシコ風お豆とポークの煮込みを作ってみました。
【材料】 量は適宜♪
・ごいし豆 行方産
・豚肉 お好きな部位で(今回は脂身が少ない もも肉使用) 茨城県産
・玉ねぎ 今回はつくば産
※煮込み用とトッピング用の2種を用意
(煮込み用は食べやすい大きさにカット、トッピング用はみじん切りで)
・トマト 今回はつくば市産
今回はミニトマトを使いましたが、なんでもOKです。
・ニンニク 今回は青森県産(茨城県産が手に入ったらそちらでも)
・コリアンダー(パクチー) 今回は土浦産
・唐辛子 今回は青唐辛子を使用 今回は牛久産
・レモン 県内産や国内産が手に入るとベスト。今回は輸入品を使用。
・(あれば)ローレルの葉 これも時々 県内産が出回りますね♪
・塩、黒コショウ 味を見ながら適宜
・重曹 ほんのちょっと(豆を柔らかく煮るために加えます)
※なお、煮る時は、保温調理器を使うと、家計にも地球にも優しく、加熱中は放置できるので、時間も有効活用出来ます(^^)
【作り方】 鍋は保温調理器を使用しています。
1. ごいし豆は水に7~8時間ほど浸けておき、その後、その水のままで数分煮てアクを取った後、一度お湯を捨てる。
2. 1のごいし豆を再度、水に塩と重曹を加えて、柔らかくなるまで煮る。
沸騰したら数分そのままにし、その後火を止めて、鍋を保温器に入れて置く。
この時は、1日2回火を入れて保温器に入れるという作業を、2日間ほど繰り返しました。
実際は弱火で2時間程度で柔らかくなりそうな印象です。
写真は柔らかく煮えた ごいし豆。
美しい
3. 豆が煮えたら、別の容器に煮汁ごと移す。
※豆の煮汁は、豆がかぶる位の量を豆と一緒に残し、残りは豚肉の煮込みに使う。
自分で煮たお豆の煮汁がまた、とても美味しいのです♪
4.鍋に3の煮汁に、一口大にカットした豚肉、玉ねぎ、刻んだニンニク、(あればローレルも)を加え、煮込む。
※これも保温調理器を使うと楽です。この場合は途中2回火を入れて半日程度。
5. 4で肉に火が通ったら、カットしたトマトを加え、塩コショウで味を調える。
トマトが煮えたら出来上がり。
(唐辛子も一緒に煮込んでも良いですが、後からトッピングで調節すると好みの辛さに出来ます)
※なお、一度冷ましてから、食べるときに再度温め直すと、味が馴染んでよりお勧めです。
6.トッピングは、刻んだ玉ねぎ、コリアンダー(パクチー)、唐辛子(写真は青唐辛子)。
食べる時に、それらを好みの量入れて、更にレモンを絞って、頂きます。
特にスープストックみたいなものは使っていませんが、豆の煮汁や、豚肉、玉ねぎ、トマトなどの素材から旨みが出て、さっぱりしながらも、しみじみ良い味がして幸せを感じます。
さらに、トッピングで加える唐辛子はもちろん、生玉ねぎみじん切り、コリアンダーやレモン果汁で、ぐっとエスニック度が加わります。
だから、是非、これらのトッピングはお試しください!
最近は冷凍のトルティーヤもスーパーで売られるようになりました。
トルティーアも添えて。
日本ではトルティーヤは、小麦粉でできた『トルティーヤ アリナ』がポピュラーですが、メキシコでは、トウモロコシ粉でできた、トルティーヤ マイース』もよく食べられていました。 トルティーア マイースも冷凍で扱ってくれないかなぁと思います♪
滋味豊かなメキシコの家庭料理。
豆は、下ごしらえが大変でしたら、キドニービーンズ等の水煮の缶詰を使っても美味しいです。
是非お試しください
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註1: ヒッポファミリークラブの家族交流プログラムで行きました。
同クラブについては→ ヒッポファミリークラブ 公式サイト
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【参考文献】
・『メキシコ料理 胸騒ぎ 腕さばき』 佐伯アリシア喜久子 著 PMC出版
※自分の味の記憶とすり合わせながら、こちらの本のレシピ、味付けをいつも参考にして、
メキシコでのホームステイの思い出の料理を自宅で再現しています。
2017年08月06日
坂東ぷちトリップ~(3)弓田(ゆだ)のポックリ不動尊
坂東ぷちトリップ~(3)弓田(ゆだ)のポックリ不動尊
今までのお話
→ 坂東ぷちトリップ~(1)逆井城跡公園
→ 坂東ぷちトリップ~(2)天然温泉!さしま健康交流センター遊楽里で日帰り湯
さて、前回報告した日帰り温泉の遊楽里からつくばへの帰り道、
『ぽっくりと願いが適う』
という、弓田(ゆだ)のぽっくり不動尊こと、慈光寺に行きました。
こちらの不動尊については、以前書いた記事
→ お参りに行きたい、酉年にちなむ神社仏閣~その2 仏閣編(茨城)
でも触れていますが、今回、初めてのお参りです\(^o^)/。
北関東三十六不動尊霊場の三十五番札所でもある、弓田の不動尊。
坂東市ホームページの『弓田の不動尊』
http://www.city.bando.lg.jp/sp/page/page000389.html
によると、奈良時代に創建され、平安中期には平将門にも崇敬されたという古刹。
そして、すぐ近くの弓田香取神社も含め、この一帯が古く律令時代や続く奈良時代から、軍事基地だったと考えられるとのこと。
平将門もここを鬼門除けの本尊として深く信仰したそうです。
境内の周りや参道には、寄進された、たくさんの幟がはためいています。
その奥にあるのが、不動尊が安置されている不動堂。
訪れた日は、アガパンサスの爽やかな青い花が綺麗でした。
不動堂。
入口の上方にある絵(絵馬?)が印象的です。
『弓田のぽっくり不動尊』の謂れが書かれた看板。
看板の説明を要約すると、
天正四年(筆者註:1576年)、兵戦で、諸堂宇が殆どが炎上したが、この不動尊と阿弥陀堂だけは戦火を免れて、
→ 『不動尊を信心すれば、その念願が阿弥陀如来にまで届き、殊に臨終の際はポックリと眠るように大往生できる』と信仰が広まり、
→ 現在では、『自ら速やかに運を開き、厄を払い、福を致す等、何事もポックリと心願成就する不動尊』として篤く信仰されている
とのこと!
何事も願いが「ぽっくり」と成就して、晩年はぽっくり極楽往生って、最高の人生ではありませんか!!
ということで、しっかりお参りしてきました(^^)v
ご詠歌。
慈光院の本堂。
不動院に向かって右側にあります。
境内の石仏群。
木々の向こうに鐘楼。
文献1及び2によると、天正四年の戦火の際、『千古の秘仏不動明王像はいちょうの大木によって戦火を避けられた』という故事が伝わっているそうです。
この写真で向かって左側の木はイチョウの木(だったと記憶)。
この木の祖先(まだ若そうなので多分何代目かの木?)が、不動明王像を守ったのでしょうか
こじんまりしながらも、明るい雰囲気のお寺さんでした。
酉年の今年、念願の弓田の不動尊にお参りできたのがとても嬉しいです!
お参りの後、つくばへの帰路につきました。
中世の城跡、日帰り湯、古刹など、見どころたくさんの坂東へのプチドライブを堪能しました(^o^)
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【参考文献】
1. 『北関東三十六不動尊霊場ガイドブック こころをみつめる巡礼の旅』 北関東三十六不動尊霊場会 発行
2. 『茨城242社寺ご利益ガイド』 今瀬文也 著 茨城新聞社
今までのお話
→ 坂東ぷちトリップ~(1)逆井城跡公園
→ 坂東ぷちトリップ~(2)天然温泉!さしま健康交流センター遊楽里で日帰り湯
さて、前回報告した日帰り温泉の遊楽里からつくばへの帰り道、
『ぽっくりと願いが適う』
という、弓田(ゆだ)のぽっくり不動尊こと、慈光寺に行きました。
こちらの不動尊については、以前書いた記事
→ お参りに行きたい、酉年にちなむ神社仏閣~その2 仏閣編(茨城)
でも触れていますが、今回、初めてのお参りです\(^o^)/。
北関東三十六不動尊霊場の三十五番札所でもある、弓田の不動尊。
坂東市ホームページの『弓田の不動尊』
http://www.city.bando.lg.jp/sp/page/page000389.html
によると、奈良時代に創建され、平安中期には平将門にも崇敬されたという古刹。
そして、すぐ近くの弓田香取神社も含め、この一帯が古く律令時代や続く奈良時代から、軍事基地だったと考えられるとのこと。
平将門もここを鬼門除けの本尊として深く信仰したそうです。
境内の周りや参道には、寄進された、たくさんの幟がはためいています。
その奥にあるのが、不動尊が安置されている不動堂。
訪れた日は、アガパンサスの爽やかな青い花が綺麗でした。
不動堂。
入口の上方にある絵(絵馬?)が印象的です。
『弓田のぽっくり不動尊』の謂れが書かれた看板。
看板の説明を要約すると、
天正四年(筆者註:1576年)、兵戦で、諸堂宇が殆どが炎上したが、この不動尊と阿弥陀堂だけは戦火を免れて、
→ 『不動尊を信心すれば、その念願が阿弥陀如来にまで届き、殊に臨終の際はポックリと眠るように大往生できる』と信仰が広まり、
→ 現在では、『自ら速やかに運を開き、厄を払い、福を致す等、何事もポックリと心願成就する不動尊』として篤く信仰されている
とのこと!
何事も願いが「ぽっくり」と成就して、晩年はぽっくり極楽往生って、最高の人生ではありませんか!!
ということで、しっかりお参りしてきました(^^)v
ご詠歌。
慈光院の本堂。
不動院に向かって右側にあります。
境内の石仏群。
木々の向こうに鐘楼。
文献1及び2によると、天正四年の戦火の際、『千古の秘仏不動明王像はいちょうの大木によって戦火を避けられた』という故事が伝わっているそうです。
この写真で向かって左側の木はイチョウの木(だったと記憶)。
この木の祖先(まだ若そうなので多分何代目かの木?)が、不動明王像を守ったのでしょうか
こじんまりしながらも、明るい雰囲気のお寺さんでした。
酉年の今年、念願の弓田の不動尊にお参りできたのがとても嬉しいです!
お参りの後、つくばへの帰路につきました。
中世の城跡、日帰り湯、古刹など、見どころたくさんの坂東へのプチドライブを堪能しました(^o^)
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【参考文献】
1. 『北関東三十六不動尊霊場ガイドブック こころをみつめる巡礼の旅』 北関東三十六不動尊霊場会 発行
2. 『茨城242社寺ご利益ガイド』 今瀬文也 著 茨城新聞社